トルコのトピックス

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2000年昔の石棺がイスタンブルの建設現場で出土した

2023年01月10日 | 国内
1月11日 イスタンブルの都市改革プロジェクトで、取り壊されたアパートの基礎発掘作業中、ローマ時代のものと思われる石棺が出土しました。

 Hurriyet

ビュユクチェクメジェ地区で、取り壊された建物の基礎を掘り出しているとき、石棺は発見されました。石棺には人体の一部と思われる骨があり、墓石には彫刻が施されていました。

イスタンブル考古学博物館の考古学者2人と人類学者1人が、石棺が出てきた建設現場の調査を行いました。3時間の調査の後、墓で見つかった人骨が取り出されました。専門家チームは、墓は約2000年昔のローマ時代のものと判定しました。調査終了後、石棺はクレーンで取り出され、イスタンブル考古学博物館に運ばれました。

この都が建設されて以来、都は次々と変わる文明に支配され、さまざまな文化の中心でありました。史上、最も強力だった3つの帝国、ローマ帝国、ビザンティン帝国、オスマン帝国が、この都を首都としました。その結果、この都には、数種の文化の寺院、建物、教会、宮殿、浴場などが数多く残っています。

オスマン・スルタン・メフメトⅡ世の征服後、この都はオスマン帝国の新しい首都となりましたが、先住民は宗教と社会的権利の自由が認められました。トルコのアートは、先住民の宗教的建物とともに、この都を美しく彩りました。いまも、モスクのドームやミナレットがこの都市のスカイラインを描いています。


約2000人の不法移民が逮捕された

1月1日から5日の間に,
約2000人の不法移民が捕まり、1000人以上が、強制送還させられたと、移民管理局が発表しました。

 Hurriyet

1月1日から5日までの間に、1983人の不法移民が捕まり、1028人の不法移民が強制送還され、1889人の不法移民が入国を阻まれました。20588人の外国人の強制送還の手続きがつづいていると、同局はツイートしました。

トルコは新しい生活を求めてヨーロッパに渡ろうとする移民たちの重要な中継地点のひとつになっています。2016年以来、強制送還された不法移民の数は、427,000人を超えています。強制送還の成功率は、ヨーロッパでは約11%ですが、トルコでは70%に達しています。

昨年は総計66,534人のアフガン市民が、自国に送還されましたが、そのために234機のチャーター便と22,101機の通常便が使われました。

2022年には、国境ゲートの安全保障対策のおかげで、274,311人の不法移民がトルコへの入国を阻止されました。


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黒海で見つかった天然ガスは家庭の消費量の33年分に匹敵する

2023年01月10日 | 国内
1月10日 黒海で見つかった天然ガスは、トルコの家庭の消費量の33年分に相当すると、ファティフ・ドンメズ・エネルギー・天然資源相が言いました。

 Hurriyet

黒海のガス田の天然ガス生産は、4年間で最高レベルに達し、トルコの天然ガス輸入量は大幅に減少するだろうと、エネルギー相は付言しました。

「生産が最高レベルに達したら、このガス田からの天然ガス産出量は約150億立方メートルから200億立方メートルと予想されます。わが国の昨年のガス消費量は500億立方メートルでしたから、天然ガスの輸入量を30%減少させられます」と、ドンメズ・エネルギー相は、フィルヨス天然ガス生産施設を訪れ、民放ハベルテュルクのインタビューで語りました。

エネルギー相によると、黒海の天然ガス総保有量は7,100億立方メートルで、これはトルコの家庭の33年間の消費量にじゅうぶん匹敵するということです。黒海の天然ガスは、3月には家庭に提供されるだろうと、エネルギー相は言いました。

「プロジェクトの第1段階では、ガス田にガス井10基をオープンし、2年半で国内配管網に送ることを目標にしています。ガス井の数は第2段階で40基まで増やされるでしょう。第1段階で、毎年、約35億から40億立方メートルの天然ガスが生産され、住宅で必要する調理ガスとして消費されるでしょう。4年後には、黒海で産出されるガスが暖房に使われるでしょう」と、ドンメズ・エネルギー相は言っています。


「NATO加盟のためのトルコの要請には応じられない」スエーデン

トルコはスエーデンとフィンランドのNATO加盟を拒否してきましたが、トルコの一部要請は受け入れられないと、スエーデン首相が、1月8日、言いました。

 Hurriyet
NATO加盟に関して、トルコの要請を拒否するスエーデンのクリステルソン首相


「トルコは、われわれがすると言ったことをしたことを確認した。しかし、トルコは、われわれができないこと、われわれがしたくないことをするように要求している」と、スエーデンのウルフ・クリステルソン首相は、NATOのイエンス・ストルテンベルグ事務走行も出席している安全保障会議で言いました。

「われわれは、トルコが、いつかはわからないが、決断するだろうと信じている」と彼は言い、これはトルコ国内の政策と、スエーデンの誠意をを示す能力にかかっていると付言しました。

スエーデンとフィンランドは、2月のロシアのウクライナ侵攻に対応して、アメリカ主導の防衛同盟NATOに加盟を申請しました。しかし、トルコは、両国がPKKとFETOを含むテロリズムに対処しない限り、両国の加盟は承認しないと言っています。

フィンランドのペッカ・ハーヴィスト外相は、フィンランドはスエーデンと同時にNATOに加盟するだろうと言い、「フィンランドはスエーデンが承認されるまで待てないほどNATO加盟を急いでいない」と、日曜の会議で記者団に語りました。

NATOのストルテンベルグ事務総長は、両国が今年中に加盟できることを期待していると言い、決定はトルコとハンガリーの国会にかかっているとしています。NATO加盟30国の中で、ハンガリーとトルコだけが、北欧2国に対してまだ承認していません。


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