トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

イスタンブルが新しい高級タクシーを導入

2023年01月14日 | 国内
1月15日 イスタンブルでミニバスを改装した高級タクシーが導入されました。イスタンブル市の運輸調整センター(UKOME)の決定によって導入された高級タクシーは、車いす用のスロープや屋根のライトなど、新機能を備えています。

 Hurriyet

UKOMEは11月22日、ミニバスを高級タクシーに改装することを決めました。これらの車には乗客にもドライバーにも安全と心地よさを提供する機能が詰まっています。満車か、空車か、予約か、回送中かは、屋根のライトが示します。屋根のライトはタクシ―のメーターと連結しているので、タクシー運転手は客の距離によって客を選ぶことはできません。

また、この車には、ドライバーのための緊急ボタンがあって、このボタンを押せば、屋根のライトにSOSの文字が現われます。このサインを見た警官が車を止め、事件に介入します。UKOMEのセンターは、車内のカメラによって車内を検査することもできます。タクシー内には乗客と運転手の間に、安全のための仕切りがあります。

料金はクレジットでも、デビットカードでも、交通カードでも支払えます。車内は車いすが入るサイズに設計され、車いすのためのスロープも用意されています。運転手は服装に注意し、ショーツやスリッパーでの乗務は許されません。また、これら新車のドライバーは15日間の訓練を受けます。訓練を終えていない者は乗務できません。


「トルコはシリアでいつでも作戦開始できる」カルン大統領顧問

ロシアの仲介によって、トルコとシリアは接近してきましたが、テロ組織PKKのシリア分派であるYPGに対し、トルコはいつでも地上作戦を始められると、エルドアン大統領の最高顧問イブラヒム・カルン氏が、1月14日、言いました。

 Hurriyet

「わが国が受ける脅威の程度によって、地上作戦はいつでも可能だ」と、エルドアン大統領の外交政策顧問カルン氏は記者団に語りました。「わが国はウクライナの休戦を推進する用意がある。ロシアもウクライナも、“戦争に勝つ”軍事的手段を持っていない」

いま戦っている両国が、数か月中に、「最も重要な平和条約に到達するとは思えない」と、カルン氏は認めました。しかし、戦闘の残酷な被害がつづいているから、両国はまもなく考えなおし、戦闘地帯の一部で、部分的な休戦を受け入れるかもしれないと、彼は言いました。

「トルコは部分的な休戦と、段階的な対立緩和を喜んで後押しする」とカルン氏は記者団に語りました。「基本的には、どちらかの側が、軍事的に戦いに勝つ状況にはない」と、カルン氏は付言しました。

ロシアは第一に、NATOからの安全保障を願っていると、カルン氏は言いました。「ロシアが望んでいることは、世界の主要なプレイヤーとして尊重されることと、裏庭のNATOを回避することである」


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高校生たちが太陽光発電による堆肥製造マシンを開発した

2023年01月14日 | 国内
1月14日 中央アナトリア・コンヤ県の高校生グループが、電力と太陽光発電による堆肥製造機を開発しました。廃棄物ゼロをめざし、環境汚染を防ぐために高校生らが開発したマシンは、全国の学校でも使用され始めています。

 Hurriyet

電力と太陽光発電による堆肥製造マシンは、野菜くずやフルーツの皮、卵の殻、紙カップ、木の葉、オガクズ、印刷されていない紙片などを混合して、農作物に使える土に変えます。

また、学校に設置された“pak-matik” と名づけられた、ゴミ収集と分別のマシンは、スマートカードにオンロードでき、学生たちが食堂で使うことができます。学生たちはいま、太陽光発電によるゴミ缶の設計に取り組んでいます。

「私たちの電力堆肥製造マシンは、教育省によって全国の330の専門学校に送られ、現在、使用されています」と、このプロジェクトに関与している教師セルチュク・タルハンさんは言いました。「学生たちは電力による堆肥製造マシンをつくった後、より環境に優しいマシンをつくろうと考えて、太陽光発電による堆肥製造マシンをつくりだしました」

「私たちは小さく、携帯しやすい、太陽光発電によるマシンも設計しました」と、タルハンさんは言いました。「“pak-matik” マシンを完成させたのは、2022年の11月で、このマシンは学生たちに財政的支援をもたらしました」


スエーデンがPKKのデモを「うんざり」と非難した

スエーデンのウルフ・クリステション首相が、1月13日、ストックホルムの中心で行われたテロ組織PKKによるデモを「うんざりさせられる」と言い、スエーデンのNATO加盟に対する破壊的行為だと非難しました。デモ隊の支持者たちはエルドアン大統領を模した人形を逆さ吊りにしていました。

Hurriyet

PKKの支持者たちは、1月11日、首都ストックホルムの歴史的市庁舎の前に集まり、エルドアン大統領に似せた人形を逆さに吊るし、彼らと提携するソシアルメディアにビデオ映像を流しました。このデモは、当然、NATOのメンバーであるトルコの怒りと反発を買いました。

トルコは、スエーデンがトルコの要求に応じない限り、NATO加盟を承認しないとしています。トルコのムスタファ・シェントップ国会議長は、来週火曜日に予定されていたスエーデンのアンドレアス・ノーレン国会議長の訪土をキャンセルしました。

スエーデンがNATOに加盟するためには、トルコの国会議員の承認が必要です。トルコ外務省はストックホルムのデモに関して、駐トルコ・スエーデン大使を召喚しました。クリステション首相もエルドアン大統領の人形に関するこの事件を非難しています。

クリステション首相は、欧州委員会のウルスラ・フォン・デア・ライエン委員長との会談後、「人々はエルドアン大統領の人形を死刑にするような嫌らしいやりかたで、スエーデンのNATO加盟への意向を示そうとした」と、記者団に語りました。「この事件は、どう考えても最悪だ」

「これはスエーデンのNATO加盟に対する破壊的行為だと言いたい」とクリステション首相は言いました。「このような行為はスエーデンの安全保障のためにも危険だ」

首相は、トルコとスエーデンの国会議長の会談が、後日、行われることを望むと言いました。


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