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地震の被災者たちの犠牲祭は愛する者の墓参り

2023年06月30日 | 国内
7月2日 楽しい犠牲祭の休暇とはうらはらに、2月の地震で愛する者を失った人々は、悲しみを胸に墓参りに出かけました。

 Hurriyet

地震で大きな被害を受けたハタイ県でも、今年の犠牲祭は悲しみとともに祝われました。地震被災者たちはコンテナ村で、モスクとして使われているテントで、犠牲祭の祈りを捧げました。わずかに残ったモスクに礼拝に行く人々もいました。

犠牲祭の朝の礼拝は、地震で愛する者を失った人々のために行われました。オーデコロンやキャンディ、ロクムが、モスクを去る人々に配られました。地震の犠牲者が埋葬されているナルルジャ墓地にも、数人の家族たちが墓参りに来ていました。

被災者たちは祈り、すすり泣きながら、愛する者の墓を花で飾っていました。愛する者たちの墓に「ハムベレス」または「ムルト」と呼ばれる苗木を植えている人たちもいました。これは苦しみを和らげると信じられている、この地方の古いしきたりです。

地震被災地ガジアンテプ県ヌルダーウ地区には、コンテナ村に住みつづけている被災者たちも多くいます。人々は墓参りに行って、悲しい犠牲祭休暇を過ごしていました。

地震で家が倒壊したドゥルナ・エレンレルさんは、今年の犠牲祭は悲しい祝日だと言いました。「去年の犠牲祭とはまったく変わってしまいました。親族たちはみな、よそへ行ってしまいました。ここにはだれも残っていません」


高給払っても、羊飼いのなりてがいない

地方メディアによると、トルコ全国の家畜飼育場が直面している最大の問題は、高給を払っても、羊飼いが見つからないことだそうです。

 Hurriyet

羊飼いが見つからないことが、全国の家畜飼育場で最大の問題になっています。家畜のオーナーたちは、トルコ人の羊飼いはもちろん、外国人の羊飼いも見つからないと言い、トルコの家畜飼育はもう終わりかもと懸念しています。

羊飼い募集の広告はオンラインにもたくさん出ています。「バトマン遊牧協会」のメフメト・エミン・チェリキ会長は、地方の高地の羊飼いの月給は40,000リラだが、それでも羊飼いを見つけるのはむずかしいと言いました。

「羊飼いには2種類あります。高原で働く羊飼いと家畜飼育場で働く羊飼いです。高原で働く羊飼いには月給40,000リラ支払われますが、それでも応募者がいません。飼育場で働く場合は、初任給20,000リラです。羊飼いという仕事が正しく理解されていないのでしょう」

カイセリ県にあるファームのために羊飼いを探しているアリ・ユジェさんは、アゴ宿つきでも、羊飼いになりたいという人は見つからないと言っています。

「アンカラ羊・山羊飼育場協会」のハサン・クルンチ会長は、羊飼い問題はここ5年来つづいていると言いました。「この問題は牛や鶏の分野でも起こっています。この状況では、もう国内で羊飼いを見つけることはできません。私たちはもっと高価な肉を買わざるを得なくなりますね」


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