トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

トルコのフルート奏者がグローバル音楽賞で銀賞を獲得

2017年12月19日 | 文化
12月20日 トルコのフルート奏者で作曲家のブラク・べシルが、彼のアルバム「情熱」のソロ演奏で、グローバル音楽賞(GMA)の「傑出した業績」に認定されました。

Hurriyet

「GMA賞を受けて、とても喜んでいます。私は私のアルバムを聴いてくれる人々からよい反応を得てきました」と、べシルさんはアナドル通信に語りました。現在、ロスアンジェルスをベースにして活動しているべシルさんは、若い音楽家たちはつねに自分の音楽を追及するべきだと言いました。「若い音楽家たちはさらなる一歩を夢見てください」と彼は付言し、自分はこれから映画のサウンドトラックに取り組むと言いました。

べシルさんが受賞したアルバム「情熱」には、彼自身の作曲した曲とともに、タンゴとオペラがミックスされた曲も入っています。「情熱」はトルコとアナトリアのメロディを、べシルがジム・ウォーカーとコラボした曲です。ジム・ウォーカーはハリウッドのサウンドトラック700曲も演奏した、アメリカのフルート奏者です。

また、トルコのシンガーソングライターのエミネ・サルさんも、「私自身」の作詞でブロンズ賞を受賞しました。「私自身」はアメリカの歌手ニッキーのために書かれた詩です。


“高級タクシー”がイスタンブルでウーバーと競う

ウーバーと競って、乗客により快適なサービスを提供するという新しいタクシーが、12月19日、イスタンブルで営業を開始しました。

 Hurriyet

「アタテュルク国際空港タクシー運転手組合」に属する最初の“高級タクシー”が、イスタンブルの街頭にお目見えしました。9人乗り、ミニバーつきの新しいタクシーの料金は、通常のタクシーの2倍。アタテュルク国際空港タクシー運転手組合は、無免許タクシーに対抗るために、高級運輸サービスを提供し始めたと説明しています。

「私たちの目的はウーバーと無免許タクシーと戦うことです。私たちはまた、タクシー運転手が不当に高額な料金を請求するのを防ぎたいと思っています」と、新しい高級タクシーの運転手の1人、ラミ・アスさんがアナドル通信に語りました。

今年末までには、200台の電動タクシーも、イスタンブルの街路を走るようになると、イスタンブル・タクシー運転手会議所(ITEO)のヤフヤ・ウーウル会頭は言っています。


エルドアン暗殺を企んだDHKP-C戦闘員がアテネで逮捕された

エルドアン大統領のギリシャ訪問時にロケット弾で大統領暗殺を企てていた9人のトルコ市民が逮捕されたと、12月4日、ギリシャのメディアを報じました。

 Hurriyet

テロ容疑でギリシャ裁判所に逮捕された容疑者たちは、非合法の極左集団“トルコ革命人民の自由党”(DHKP-C)に関わっていました。グループは、エルドアン大統領がアテネ市内を通るとき、大統領の車列の両側からロケット弾を撃ちこむ計画を立てていたと、ギリシャの週刊紙「ト・ヴィマ」が12月17日、報じました。他のグループは大統領車を後ろから攻撃する計画だったようです。

ギリシャ警察は3つのアジトを手入れした結果、テロ計画の証拠をつかみました。9人のDHKP-Cの容疑者は、11月28日から、このアジトに住んでいました。ロケットや手づくり手榴弾、火炎瓶などのテロ攻撃は結果的にくじかれましたが、ギリシャ当局は、アテネ近くのパルニタ山のそばに、大きなプラスチックの容器に入れて埋められたと思われる武器や弾薬の捜索をつづけています。

ギリシャの対テロ隊が、11月28日、アテネ中心部のアパートを手入れし、DHKP-C関連容疑で9人を拘束したと、警察は、エルドアン大統領がアテネを訪問する数日前に発表しました。11月29日に拘束された9人(女1人、男8人)は、爆発物貯蔵とDHKP-C関連で、ギリシャで告発されました。

12月4日、ギリシャ裁判所は9人のトルコ市民の逮捕を命じました。逮捕時、ギリシャ当局は、この逮捕と、12月7日8日のエルドアン大統領のギリシャ訪問との関連を否定しました。トルコ大統領のギリシャ訪問は65年ぶりのことです。

拘束された9人の1人、ハサン・ビベルは、2013年、トルコ海岸から近いギリシャ領のキオス島に武器弾薬を運んだ容疑で、ギリシャ警察のお尋ね者になっていました。2013年、DHKP-Cのメンバーであるビベルは、もう1人の容疑者と、アンカラのトルコ内務省と公正発展党(AKP)本部を攻撃したとされています。DHKP-Cは、1990年以来、一連のテロ攻撃と自爆テロを行ってきた極左グループです。


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「トルコは東エルサレムに大使館を開く」エルドアン大統領

2017年12月18日 | 国際
12月19日 13日、イスラム協力機構(OIC)が東エルサレムをパレスチナ国家の首都と認める決議をしましたが、エルドアン大統領は17日、トルコは東エルサレムに大使館を開きたいと思っていると発言しました。

 Hurriyet

「われわれはすでに、東エルサレムをパレスチナ国家の首都と宣言したが、現在エルサレムは占領されているため、大使館を開くことができない。可能なら、われわれは東エルサレムに大使館を開くだろう」と、エルドアン大統領は、カラマン県で開かれた公正発展党(AKP)の会合で言いました。

「アメリカのトランプ大統領は、エヴァンジェリスト(キリスト教の伝道者)とシオニストの側に立って、エルサレムをパレスチナの首都と宣言した。アメリカは大使館を移そうとしている。国連の決定に反して、そうした行動をとることは、“われわれはお前たちを認めない”という論理によって行動したことになる。それなら、われわれも、お前たちを認めないと言おう」とエルドアン大統領は言いました。

「私は12月13日、イスラム協力機構の臨時会議を開いたが、加盟57か国はすべて出席し、東エルサレムをパレスチナ国家の首都と認めた。私はフランシスコ教皇にも電話したが、教皇も同じ意見だった」とエルドアン大統領は言いました。

・・・シオニズム(シオン主義)とは「イスラエルの地(パレスチナ)に故郷を再建しようという運動、またはユダヤ教やイスラエル文化の復興運動を起こそうとするユダヤ人の運動」です。


トルコは開発援助で170か国を支援している

国家開発援助局によると、トルコは2010年から2016年、170か国に210億ドルに価する政府開発援助を提供してきました。

Hurriyet

トルコ協力・共同局(TIKA)によると、トルコの開発援助の62%はシリアに提供され、また、アフリカに9.54%、中央アジアのトルコ系共和国に5.44%、バルカン諸国に4.3%が提供されました。2010年から2016年、トルコは136億6000万ドルの政府開発援助を提供しています。その中には、昨年だけで58億5000万ドルになるシリア市民への援助も含まれています。

中央アジアでは、2010年から2016年、トルコは、キリギスタン(6億340万ドル)、カザフスタン(20億8100万ドル)、アゼルバイジャン〈1億5700万ドル)、テュルクメニスタン(7940万ドル)、ウズベキスタン(4740万ドル)、タジキスタン(2400万ドル)に援助を与えています。

この6年間、トルコはソマリア、アフガニスタン、エジプト、パレスチナ、チュニジア、イラクにも、約25億ドルの支援を行っています。2016年にトルコの相互開発援助の多くを受け取った国々は、シリア、ソマリア、パレスチナ、アフガニスタン、ボスニア=ヘルツェゴヴィナ、キリギスタン、マケドニア、カザフスタン、アゼルバイジャン、ニジェールです。

昨年、トルコは、地域開発局(2億3000万ドル)、国連(3500万ドル)、世界銀行〈1200万ドル)に基金を寄贈しています。トルコは2005年以来、東エルサレムと西岸で70以上のプロジェクトを行ったと、ハカン・チャヴシュオール副首相が先週、言いました。

政府開発援助とは、開発途上国の経済発展と福祉を促進するために計画された政府の援助を意味します。1992年にトルコが設立したTIKAは、170か国以上で活動しています。トルコの政府開発援助は、2002年の8500万ドルから急増し、2016年にはほぼ65億ドルに達しました。


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OICサミットへのPKKのテロ攻撃を警察が阻止した

2017年12月15日 | 国内
12月17日 先週イスタンブルで行われたイスラム協力機構(OIC)サミットを標的に、PKK(クルド労働者党)が爆弾テロを計画していましたが、警察がみごとに阻止しました。

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12月13日、イスタンブルのバフチェリエヴレル地区で、警察が、60キロの爆発物を満載したミニバスを発見して、調査を開始し、少なくとも11人の容疑者を逮捕しました。国家情報局(MIT)ディヤルバクル支部から、PKK戦闘員間の動きが活発になったという通報があったということです。

当局は、ディヤルバクルのPKK戦闘員と接触のある人物がイスタンブルでミニバスを買ったことを確認、情報部隊が監視を始めました。MITのディヤルバクル支部は、12月13日にイスタンブルで行われるOICサミットをPKKが自爆攻撃をする計画をたてていることを知りました。イスタンブルの対テロ警察と情報警察は容疑者の身元を調べ、ミニバスを監視カメラなどの機器を使って追いつづけました。

PKKの戦闘員らがバフチェリエヴレリの駐車場で、ミニバスに60キロの爆弾を積んでサミット会場に向かおうとしたとき、作戦は開始されました。ミニバスのそばで容疑者らが現れるのを20時間も待っていた治安部隊は、その場で2人を拘束しました。PKK戦闘員ハムザ.D.は、サミット会場で自爆する計画だったことがわかりました。

警察は、事件後、ディヤルバクルとマルディンで手入れを行い、15日、11人目の容疑者を拘束しました。ミニバスの爆発物は、魚を運ぶのに使うケースの中の消火器に隠されていました。爆弾はRDX,PTN,HMXタイプの混合で、威力を増すためにクギや鉄の玉が混入されていました。

ミニバスで見つかった爆弾のメカニズムは、2016年ベシクタシュのサッカー・スタジアム近くで起こった、46人が犠牲になった事件のものと同じだとわかりました。当局は爆発物の出どころを調べ、北イラクから持ち込まれたことがわかりした。


マルディンで“ゴミ収集ロバさん”の引退式

東南部マルディン県で、“退職した”ゴミ収集ロバ3頭の引退式が行われました。

 Hurriyet

マルディンのアルトゥクルで、町のために働いている43頭のロバの中の3頭が、8年間の“勤務”を終えて退職しました。引退式では、ロバのクラにリボンが結ばれ、彼らの引退を祝して、伝統通りリボンがカットされました。引退祝いのギフトとして、おいしい野菜やフルーツも贈られました。

「40頭のロバが23地区の清掃のために働いています。私たちはロバが大好きです。3頭のロバは5,6歳の時から、ここで働いてきました。ここで8年から11年、働いた後、ロバたちはアニマル・シェルターに送られ、死ぬまで獣医の世話を受けて暮らします」と、市の職員カドリ・トプパルルさんは言いました。マドリンには車の入れない狭い小路が多いので、ロバたちが収集されたゴミを運んでいるのです。


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トラブゾンのアヤソフィアは、モスクに改装後、観光客激減

2017年12月14日 | 観光
12月16日 黒海岸のトラブゾンのアヤソフィアは、2013年、博物館からモスクに改装されましたが、それ以来、外国人ツーリストが激減してしまったそうです。

 Hurriyet
トラブゾンのアヤソフィアのフレスコ画


トラブゾン県は内外のツーリストを増やすために、これまで木製のシャッターで蔽われていたフレスコ画とモザイクを見せることにしました。トラブゾン文化観光局のアリ・アイワズオール局長は、フレスコ画とモザイクをガラスで蔽うことにすると言っています。

トラブゾンのアヤソフィア・モスクは、もとは13世紀に教会として建てられましたが、オスマン帝国がトラブゾンを征服した1461年にモスクに改装されました。その後、何百年もモスクとして使われてきましたが、1964年、文化観光省に移譲され、修復後、博物館として再オープンされました。

2013年7月、裁判所の決定によって、アヤソフィアはトラブゾン地方財団に再移譲され、ふたたびムスリムの祈りの場として使われることになりました。モスクの周辺の商店主たちは、アヤソフィアがモスクになってから、訪れる外国人ツーリストが減ってしまったと不満を言っています。

商店主の1人ムハムメト・デメリさんは、「アヤソフィアは、われわれ地元民の声を聞かずにモスクに変えられてしまった」と言っています。「私はここで31年も店をやっていますが、以前は少なくとも50台のツアバスが外国人を連れてきていました。いまは国内ツーリストが来るだけです。アヤソフィアがモスクになったので、外国人ツーリストは来なくなったのです」

・・・イスタンブルのアヤソフィア博物館をモスクにしようと主張する人々がいます。そんなことしたら、莫大な収入源を失うことになるのに・・・。


トルコはアメリカが引くまでエルサレム危機に対抗しつづける

アメリカがエルサレムをイスラエルの首都と承認したのを撤回するまで、イスラム世界の抵抗はつづくと、12月14日、トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外相が言いました。この日、イスラム協力機構(OIC)は、東エルサレムをパレスチナの首都と宣言しました。

 Hurriyet
マルタのアベラ外相(左)とトルコのチャヴシュオール外相


「世界が否定している決定を認めることは不可能だ。この決定は実施されるべきではない。既成事実は通らない。この決定は変更されるべきだ。われわれはアメリカにこの決定を撤回させるために努力をつづける」と、チャヴシュオール外相は、訪土中のマルタのカルメロ・アベラ外相との記者会見で語りました。

12月6日、アメリカのトランプ大統領は、アメリカはエルサレムをイスラエルの首都と認めると発表し、アメリカ大使館をテルアビブからエルサレムに移すよう指示しました。これに対し、トルコ主催のOIC緊急サミットは、12月13日、東エルサレムをパレスチナの首都と宣言し、すべての国々にパレスチナを独立国として認めるよう要請しました。

「サミットの力強いメッセージが発表された。わが国はこれに従う」とチャヴシュオール外相は言いました。「ムスリムのみならず、キリスト教徒も、ユダヤ人の一部も、アメリカの決定を認めていない。OICの決定は、国連の決議と一致している」

「わが国は、できれば、もちろん、パレスチナの首都である東エルサレムに大使館を置く。われわれはこれを成功させなければならない。昨日、OICのサミットで火が灯された。われわれは東エルサレムを独立国パレスチナの首都と宣言した」とチャヴシュオール外相は言いました。


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「エルサレムをパレスチナの首都と認めよう」エ大統領

2017年12月13日 | 国際
12月15日 エルドアン大統領が12月13日、エルサレムをパレスチナの首都と認めようとOICサミットで訴えました。

 Hurriyet

「私は、国際法を尊重する国々に、エルサレムをパレスチナ国家の首都と認めるよう勧告する」と、エルドアン大統領が、イスタンブルで行われた「イスラム協力機構」(OIC)の臨時サミットでうったました。「まだパレスチナ国家を認めていない国々にとって、パレスチナを認め、中東の良識と公正を確保してバランスをとることが絶対必要だ」と、エルドアン大統領は言いました。


「イスラム協力機構」が国連にエルサレムのステータスを守るよう要請

「イスラム協力機構」(OIC)が、13日、イスタンブルで行われたサミットで、国連にエルサレムのステータスを守るよう要請し、イスラエルにエルサレムの占領を止めるよう要請したと、CNNトルコが報じました。

 Hurriyet

OICは13日、臨時サミットで、エルサレムをパレスチナの首都と認めることで合意しました。12月13日のOICの決議は、アメリカのトランプ大統領が最近、エルサレムをイスラエルの首都と認めたことに対抗し、1967年前の国境を維持しようというものです。

エルドアン大統領は国際社会にエルサレムをパレスチナの首都と認めるよう要請しています。


「1枚のカードで全国の交通機関に乗れるようになる」運輸相

「トルコ全国の市内交通機関を、1枚のカードで利用できるようになる」と、12月13日、アフメト・アルスラン運輸・海事・通信相が、新しい運輸プロジェクトについて語りました。

 Hurriyet

「トルコ・カード」はトルコの郵便局(PTT)で買えます。このカードを持てば、これ1枚で、全国の市内交通機関を利用できます。「“トルコ・カード”はクレジット・カードと同じように使えます。運輸省はイスタンブルを手始めに、全国のすべての都市の合意を取りつける計画です。このカードはバスから地下鉄まで、すべての交通機関で使えます」と、アルスラン運輸相はHurriyet紙に語り、カードは2018年に、4600の郵便局で手に入れられるようになると付言しました。

「現在のカードのように、他の県に旅行するとき、べつのカードを買う必要はなくなります」と運輸相は言いました。「これは世界でも珍しい事例です」


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三菱電機がトルコに新しい工場をオープンした

2017年12月12日 | 国内
12月14日 12日、三菱電機が、三菱電機エアコン・システム工業トルコ共同出資会社の新しい工場をオープンすると発表しました。

Hurriyet

同社は声明を出し、エーゲ海地方マニサに新設した工場は、トルコとヨーロッパでの、エアコンと冷蔵庫のビジネス拡大の力になるだろうと言っています。トルコとヨーロッパでは、ルーム・エアコンの需要の増加が期待されます。同社は2021年3月までに、室内・屋外ユニット50万セットの年間生産を目標にしています。

同社はまた、2021年までに、少なくとも400人の職を生み出すことも目標にしています。ヨーロッパでは三菱電機のエアコンと冷蔵庫ビジネスが着実に拡大しており、トルコ国内でも経済成長と人口増加によって需要の増加が期待されると、同社は言っています。

「新しい工場は、地方分散を加速し、柔軟な供給チェーンを確保するのに、重要な役割を演じると期待されている。変動する需要に応じられ、トルコとヨーロッパの地方市場の特殊性や環境上の必要に合わせられる供給チェーンが必要」と声明書は言っています。


干ばつによって、ダムからセルジュク時代のイン(宿屋)が現れた

 816年昔のセルジュク時代のイン(宿屋)の廃墟が、アルトゥナパ・ダムの水中から出てきました。このダムはコンヤ県に飲料水を提供しています。

 Hurriyet

アルトゥナパ・ダムは降雨量が減ったため、水位が下がり、長く忘れられていたセルジュクのインが出現しました。アルトゥナパ・ダムは1950年代に、メラム川に建設されましたが、操業が始まると、セルジュクのインは水中に没しました。そのインが干ばつのため、昨年、現れたのです。

ネジメッティン・エルバカン大学・美術史科のアフメト・チャイジュ教授は、アルトゥナパ・インはセルジュク時代の最古の建造物のひとつであり、何百年も使用されてきた建物だと言いました。

「インは、最初は安全を守るために建てられたのでしょう。その後、客を迎え、商人宿として使われたのでしょう。ぜひ修復しなければなりません」とチャイジュ教授は言っています。


2200万台の車がトルコの道路を走っている

トルコ統計局のデータによると、トルコで登録された車の数が、10月、2200万台を超えたそうです。

 Hurriyet

10月、新旧モデルの車11万743台が登録されました。同月、乗用車が全車両の54%を占め、小型トラックが16.4%を占めました。全体で、乗用車は全車両の58.8%を占め、小型トラックが17.3%、単車が12.6%、トラクターが7.2%、トラック、ミニバス、バスが4.1%でした。

10月、車両の登録数は、前月以来、28%も増加しています。


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トルコはネタニヤフのエルドアンに対する発言を批判

2017年12月12日 | 国際
12月13日 トルコ大統領府のイブラヒム・カルン報道官が、12月10日、イスラエルのベンジャミン・ネタニヤフ首相のエルドアン大統領に対する発言を批判しました。エルドアン大統領はエルサレムに対するアメリカの決定に強く反発しています。

 Hurriyet

カルン報道官は声明で、イスラエルはトルコとその大統領を攻撃するより、パレスチナ領の占拠を止めるべきだと言いました。「既成事実をつくることによって、われわれの祈りの場であるエルサレムが、占拠している国の首都になると思っているとしたら時間の無駄だ」とカルン報道官は言いました。

エルドアン大統領がイスラエルを“子供たちを殺す国”と言ったのに対して、ネタニヤフ大統領は反撃に出ました。エルドアン大統領は12月10日、子供たちを殺す国家の道徳心に、エルサレムをまかせるわけにはいかないと言いました。これに対し、ネタニヤフ大統領はすぐに応じました。

「自国内のクルドの村人たちを爆撃し、ジャーナリストを投獄し、国際的制裁を受けているイランを助け、ガザでテロリストを助け、無辜の人々を殺しているリーダーから、道徳について教えられたくない。彼はわれわれに説教できる人物ではない」と、ネタニヤフ大統領は言いました。

これに対しカルン報道官は、国際法を無視し、何百年もパレスチナの領土だった土地を占領し、組織的に国連の決議に違反しているイスラエルは、まず自分の責任をとらなければならないと言いました。「イスラエルは何千人もの無辜のパレスチナ人を殺し、パレスチナの土地を野外牢獄に変え、人々に罪の意識を押しつけている」

「世界の他の国々と同様、トルコ共和国も、権利と法とパレスチナの抑圧されている人々を支持しつづける」とカルン報道官は言いました。


歩行者を守るための“立体横断歩道”がアイドゥンに出現

 南部アイドゥン県で、不注意なドライバーから歩行者を守るために、道路に“立体横断歩道”が描かれました。

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横断歩道が描かれたのは、アイドゥン県エフェレル地区のヒュリエット大通りです。同県では、これが有効だったら、県内各地で実行するそうです。ドライバーは“立体横断歩道”による視覚的錯覚によって、スピードを落とすだろうと、アイドゥンのオズレム・チェルチオール市長は言っています。

「歩行者の安全は、私たちにとって非常に重要です。多くのドライバーたちが横断歩道で減速せず、歩行者を危険な目にあわせています」とチェルチオール市長は言いました。彼女は最大野党・共和人民党(CHP)の党員です。この歩道は、ドライバーに歩行者の安全について自覚を促すのが目的だと、市長は言っています。

「この歩道によって、ドライバーたちは歩行者の横断に、より注意するようになるでしょう。“立体横断歩道”は子供たちの安全を優先して、まず学校の近くに描きます」と、チェルチオール市長は言いました。トルコ全国で、毎年、約7500人が道路上の事故でなくなっています。


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トルコはイスラエルの“不当な圧力”を非難

2017年12月11日 | 国際
12月12日 アメリカ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と正式に認めたことに対するパレスチナ人の抗議に、イスラエルが“不当な力”を行使していると、トルコは非難しています。

Hurriyet

トルコ外務省は、抗議活動中に負傷した人々懸念して声明を出しました。「われわれはパレスチナ人4人の命が失われ、何百人もが負傷したことを深く悲しみ、懸念している。これはアメリカの決定に抗議するパレスチナ人に対するイスラエル軍の介入の結果である。イスラエルの行為は国際法に反する。われわれはイスラエルの不当な暴力の行使に強く抗議する」と声明文は言っています。

12月6日、アメリカのトランプ大統領は、アメリカはエルサレムをイスラエルの首都と認め、アメリカ大使館をテルアビブからエルサレムに移すと言いました。

ワシントンのエルサレム政策の劇的な変化によって、パレスチナ自治領、トルコ、エジプト、ヨルダン、チュニジア、アルジェリア、イラクその他、ムスリムの多い国々で抗議デモが起こっています。


あの“塩ふりシェフ”がビヨンセのホームパーティで“調理”した

世界的な有名人となった“塩ふりシェフ”ことヌスレト・ギョクチェさんが、あのビヨンセとジェイ・Z夫妻の家のパーティに招かれ、“調理”の技を披露しました。

 Hurriyet

焼肉店「ヌスル・エト」チェーンの共同経営者でシェフのギョクチェさんが肉を切り、塩を振る技は、2017年初め、ソシアルメディアの現象になりました。

最近、マイアミに支店をオープンしたギョクチェさんは、R&Bのスター、ビヨンセとラッパーのジェイ・Z夫妻のホームパーティに招かれました。ギョクチェさんは塩ふりパーフォマンスで20万ドル稼いだといわれています。

今年初め、オスカー受賞者の俳優レオナルド・ディカプリオが、ドバイの彼の店を訪れたことが、ソシアルメディアで話題になりました。ギョクチェさんは彼の公式インスタグラムにそのときの寫眞を投稿し、「ディカプリオさんは私に“君はほんもののオスカー・パーフォーマーだ”と言ってくれた」と書いています。


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「ルーミはアナトリアの平和の建設者」コンヤ県知事

2017年12月10日 | 国内
12月11日 スーフィーの神秘家でイスラム学者のメヴラーナ・ジャラルッディン・アルルーミは、アナトリアの何百年もつづいた平和と安寧の“建設者”の1人だったと、コンヤ県知事が、言いました。

 Hurriyet

「歴史を通じて、アナトリアが平和であり、文明の揺籃であったのは、メヴラーナのような精神的建設者が大きな役割を果たしたからこそです」と、知事は、13世紀の哲学者メヴラーナを記念する式典の初日に言いました。

没後744周年に、メヴラーナが埋葬されたコンヤで、「セビ・アルス」すなわち「信者たちの再開」として知られる記念式典が行われました。今年の式典は「兄弟愛の時」というテーマを中心に、12月7日から17日まで行われます。イベントはシャムス・タブリジの墓参りと「兄弟愛の行進」で始まり、「メヴラーナ旋回デルヴィシュ(修行僧)ホール」での「セマ」の式と伝統的な集団礼拝へとつづきます。

「私たちの中にある差異こそが私たちの豊かさだと思います。その差異を超えて、私たちは全世界に“いまこそ兄弟愛の時だ”と呼びかけるのです」と知事は言いました。イベントの一部として、第4回国際メヴラーナ・シンポジウムが、12月8日、コンヤのセルチュク大学で行われました。

公正発展党(AKP)のエムルラー・ウシュレル議員は、「ムスリム世界におけるメヴラーナと兄弟愛」と題したシンポジウムで、メヴラーナのステータスは模範であると力説しました。「メヴラーナのような人物は、私たちの行くべき道を示し、私たちが直面している問題解決の力となってくれる」とウシュレル議員は言っています。

10日間の式典中には、国際的なシンポジウムや展覧会、研究会、オーディション、会合、メヴラーナの映画上映など1300のプログラムが開催されます。セビス・アルス式典中には、音楽とともにルールにのっとって行われる“旋回”もあります。また、デルヴィシュの衣装も展示され、見ることができます。

ルーミと信徒との再会の夜を記念する祝典の最後の日には、トルコ内外からアーティストや科学者、ルーミを愛する人々が出席するでしょう。
 

エルドアン大統領とマクロン大統領がエルサレム危機で協力を合意

エルドアン大統領とフランスのマクロン大統領が、12月9日、エルサレム危機に関して、緊密に協力することで合意したと、大統領府の情報源が言いました。

 Hurriyet

両大統領は電話で、エルサレムをイスラエルの首都と認めるアメリカの動きに対する懸念を語り合いました。エルドアン大統領はエルサレムのステータスを守ることは全人類の義務だと言ったと、情報源は(メディアへの話が制約されているため)匿名で言いました。

エルドアン大統領はEU諸国の立場の重要性を語り、誤った行動は、イスラエルを含む中東に悪い影響を及ぼすかもしれないと言いました。両大統領は決定を再考するようアメリカを説得する努力をつづけることで合意しました。

12月6日、トランプ大統領は、アメリカはエルサレムをイスラエルの首都と認めると発表し、アメリカ大使館をテルアビブからエルサレムに移すと言いました。エルドアン大統領は、また、カザフスタン、アゼルバイジャン、レバノンの各大統領とも、エルサレムについて話したと、情報源は言っています。独立したパレスチナ国家が、1967年の国境を維持し、東エルサレムを首都とすることによってのみ、中東の平和と安定は確保されると、エルドアン大統領は言いました。

エルドアン大統領は、12月13日にイスタンブルで行われるイスラム協力機構(OIC)の臨時サミットに触れ、ムスリムとユダヤ人とキリスト教徒の聖都であるエルサレムに対するイスラム世界の団結を示す重要なフォーラムとなるだろうと言いました。

アゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領も声明を出し、アメリカの決定は“誤りであり、国際法に反する”と言っています。


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リゾート地ボドゥルムが7月の地震で26センチ沈下した

2017年12月09日 | 国内
12月10日 エーゲ海のリゾート地ボドゥルムが、7月に起こったマグニチュード6.6の地震で、26センチ海中に沈んだことが、科学者グループが行なった調査で明らかになりました。

 Hurriyet

ハベルテュルク紙の12月8日の報道によれば、この地方には、地震の横揺れと縦揺れを観測し、限界点を判定するために、20のGPS観測所が設置されています。観測所は7月21日、マグニチュード6.6の地震を観測しました。

7大学の11人の科学者の研究チームが、この地震の影響と揺れを判定しました。ドグズ・エイリュル大学の地震研究センター長ハサン・ソズビリル教授は、チームは20センチ以上の沈下を判定したと言いました。20センチの沈下には通常、50年かかりますが、今回の地震によって、たった11秒でこの沈下が起こったそうです。

「ボドゥルムのカラ島の南海岸とギリシャのコス島の沖合のエリアで、長さ65キロ、幅25キロの地帯の海底が裂けたことがわかりました。ひとつのブロックが離れて動きました。通常50年かかる沈下が、地震によって11秒で起こったのです。私たちは、この地域は26センチ沈んだと判定しました」とソズビリル教授は言いました。

「3つの断層部分に屈折が起こりました。25キロメートルの西断層に13センチの沈下が、16キロメートルの中央断層に26センチの沈下が、18キロメートルの東断層に5センチの沈下が計算されました。このため、地方GPS観測所を設置し、ムーラ、アイドゥン、デニズリ、マニサ、イズミル、バルケシル周辺をつねに観測している必要があります」と教授は付言しました。


トルコ政府はエルサレムの決定に関してトランプ大統領を非難

トルコは、エルサレムをイスラエルの首都と認めるアメリカ・トランプ大統領の決定を非難し、この決定は中東の緊張をさらにエスカレートさせると懸念しています。

 Hurriyet
「エルサレムはムスリムの聖都です」ボズダー副首相


「トランプ大統領の決定は平和への話合いを終わらせた。この決定によって、アメリカ政府は、あらゆる種類の危機と混乱と紛争の種をまいた」と、ベキル・ボズダー副首相は、12月8日、公式ツイッターに投稿しました。ボズダー副首相のこのコメントは、トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認めると正式に宣言し、アメリカ大使館をテルアビブからエルサレムに移すよう命じたのを受けたものです。

トランプ大統領のこの決定に、トルコを含む全世界から反対の声が上がっています。ボズダー副首相はエルサレムはムスリムの聖都だと言い、西岸の衝突に武力で応じるイスラエルを非難しました。「われわれはアルアクサ・モスクと西岸で起こっていることで、イスラエルを非難する。この状況をもたらしたトランプ大統領の政府を非難する」と副首相は言いました。

エルドアン大統領がプーチン大統領と法王に接触
エルドアン大統領は2月7日、ワシントンの決定に対するトルコの懸念を、ロシアのプーチン大統領に電話で語りました。大統領府情報源によると、大統領はプーチン大統領に「アメリカ政府の最近の動きは、中東の平和と安定に悪影響を及ぼす」と語ったそうです。

エルドアン大統領はまた、12月7日、フランシスコ法王とも話し、「自由な、独立したパレスチナ国家が東エルサレムを首都とし、国境を1967年以前にもどすことが、中東の平和と安定のために必要」だと、力説しました。法王は6日、エルサレムは“現状”を尊重するべきだと発言しています。


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