トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

熱波は自然災害と認識するよう、専門家が勧告

2024年07月21日 | 国内
7月21日 トルコは現在、厳しい熱波に襲われていますが、この暑さは、寒さ同様、自然災害と考えるべきだと、専門家たちは言っています。

 Hurriyet

都市の気温は38~39度に達しました。しかし、ペルシア湾やアフリカから来る高湿度と熱波の影響で、体感温度は50度に達します。

イスタンブルでは、とくに西部が猛暑で、日陰がなく、コンクリートの建物が多い環境が不快感を増しています。イスタンブルでは雨が予報され、息抜きができそうですが、湿度は高くなり、小康期間は短かそうです。

気象学者のミクダト・カドオール氏は、猛暑は大災害と認識すべきだと主張しています。「暑さは、寒さ同様、災害と考えるべきです」と、彼はヒュリエト紙に語り、暑さは「沈黙の災害」だと付言しました。

「世界には地震を主として、31の自然災害がありますが、トルコでは、干ばつは災害と考えられていません。従って、熱波も災害と考えられていないのです。しかし、熱波は沈黙の災害です。あまり知られていませんが、熱波でも死亡者は出ています」とカドオール氏は言っています。

精神医学者のアリフ・ヴェリムリ氏も、同紙のインタビューで同様のことを話しています。「近頃、攻撃的になり、幸せを感じず、動揺や不安を感じるようなら、注意してください」とヴェリムリ氏は言っています。極度の暑さは肉体的健康だけでなく、精神的状態にも影響を与えると、彼は暑さによるリスクを強調しました。

人体の通常の内部体温は36.4度です。暑さによって、虚脱感、頭痛、腹痛、めまい、不眠のような症状が起こることがあります。「鼓動が早くなって、1分に50~70になり、からだが酸素を要求して呼吸が激しくなります」これらがメンタルな健康に影響を与えることもあると、彼は付言しました。

ヴェリムリ氏は症状が出たら、深呼吸し、水をたくさん飲むこと。暑い盛りの時間帯には外出を避けるよう勧告しています。


エルドアン大統領はキプロスの2国家解決支持を再確認した

エルドアン大統領は、2国家解決が、分断された島キプロスを前進させる唯一の実行可能な方法だという自身のスタンスをくり返し語りました。

 Hurriyet

「キプロスの実質的な住民であるトルコ・キプロスの国民を少数民族と見る権利はだれにもありません」と、エルドアン大統領は7月20日、キプロスを発った機内で記者団に語りました。エルドアン大統領と多くの代表団は、トルコ軍作戦50周年を記念する式典に出席するため、キプロス島を訪れました。

1974年当時、アテネで権力を持っていた仮政府は、キプロス島をギリシアに併合しようとしてクーデターを起こしましたが、その5日後、トルコは作戦を開始しました。

「2国家制がキプロス問題の唯一の解決であることが、次第に明らかになっています」とエルドアン大統領は言いました。「われわれは北キプロス・トルコ共和国が承認され、2国家解決が実現するまで、断固として戦いつづけます」

2004年の国民投票で、ギリシア・キプロスの有権者が国連の平和計画を拒否したため、ギリシア・キプロス政権は国連に加盟し、トルコ・キプロス人は国連加盟による得点を受けられませんでした。北キプロスはトルコ政府によってのみ承認されています。

「キプロスの連邦制解決はあり得ないと、われわれは考えています」と、エルドアン大統領は、7月20日、ニコシアの軍事パレードの前に言いました。

「トルコ・キプロス側は、ギリシア側と平等の立場で、交渉の意志を持ち、座して話し合う用意があります。解決を望むなら、トルコ・キプロス人の権利を承認する必要があります」と大統領は言いました。


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政治指導者たちがキプロスで、1974年平和作戦記念日を祝した

2024年07月20日 | 国際
7月20日 トルコ与野党の要人代表たちが、7月20日、キプロスを訪れ、1974年軍事作戦の50周年を祝いました。

 Hurriyet

50周年を記念して、トルコ軍楽隊のコンサートや、スポーツ競技、会議、研究会、討論会など、さまざまな記念イベントが催されました。

1974年当時、アテネで権力を握っていたギリシアの仮政府が、キプロス全島をギリシアに併合しようというクーデターを起こしましたが、その5日後、トルコはこれに対し軍事作戦を開始しました。

トルコ初の航空母艦「TCGアナドル」も式典に参加します。多くの船舶が海上パレードを行います。トルコ空軍のアクロバティック飛行チームもパーフォーマンスを見せるでしょう。

エルドアン大統領、ヌマン・クルトゥルムシュ国会議長ほか、閣僚、諸政党の代表、多くのMPも、キプロス島に集結します。最大野党・共和人民党(CHP)のオズギュル・オゼル党首も、代表団とともに出席します。

トルコ国会は、トルコ・キプロスを、平等の統治権を持つ、国際社会の一員である独立国として承認し、その正当な地位を主張しています。


ユルドゥス・パレスが6年間の修復を終え、再オープン

オスマン帝国の最後の宮殿、ユルドゥス・パレスが6年間の修復を終えて再オープンし、7月20日から一般公開されました。

 Hurriyet

エルドアン大統領はイスタンブル・ベシクタシュで行われた開場式で、「修復によって往年の輝きと美しさを取りもどし、国民が自由に使えるようになったユルドゥス・パレスの益々の繁栄を願います」と語りました。

最近、ユルドゥス・パレスの修復作業に関して記者会見が行われました。この宮殿はスルタン・セリム3世の治世に建てられ、スルタン・アブデュルハミト2世の治世に拡張され、国家の宮殿になりました。

国立宮殿局のヤシン・ユルドゥス局長は、歴史的・文化的遺産の再オープンの重要性を語りました。「この宮殿は、わが国に残るオスマン帝国の5つの大宮殿のひとつです。今後は国内外の来訪者が見学に訪れるでしょう」

宮殿の入場料について、ユルドゥス局長は、「国立宮殿局に属する場所は、オープンから一定期間、無料です。入場料は、現時点では決まっていません。しかし、市民のためのミュージアム・カードで便宜がはかられます。どなたでも来場歓迎です」と言っています。

ユルドゥス局長はまた、2022年以来、「国立宮殿科学委員会」主導で修復中のエディルネ宮殿も、近く一般公開されるだろうと話しました。


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暗殺未遂後、トランプ大統領にエルドアン大統領が電話した

2024年07月19日 | 国際
7月18日 エルドアン大統領は木曜、アメリカの前大統領で、大統領候補のドナルド・トランプ氏に電話し、暗殺未遂事件を非難し、早い快復を願いました。

 Hurriyet

大統領府広報の声明によると、電話ではトランプ大統領に対する暗殺未遂事件について話し合われたそうです。エルドアン大統領は暗殺未遂事件を再度非難し、事件へのショックを表明し、と早い快復を願いました。

エルドアン大統領は、トランプ氏の憎むべき攻撃後の勇気ある態度を賞賛し、予定を中断することなく継続することが、民主主義に力を与えると語りました。

エルドアン大統領は、攻撃後、トランプ氏が団結を呼びかけて、緊張を和らげたことを賞賛し、来たるべき選挙で共和党の大統領候補として指名されたことを祝しました、

エルドアン大統領は、11月に予定されているアメリカ大統領選挙は、トルコとアメリカの関係を利するものになるだろうという楽観的見解を述べました。


トルコはイスラエル議会のパレスチナ国家設立を拒否する決議を非難

トルコは、イスラエル国会が、木曜、パレスチナ国家の設立を拒否する決議を通過させたことを非難し、これはイスラエルが国際法を無視している証拠だとしました。

 Hurriyet

「パレスチナ国家の設立を拒否するイスラエル国会の決議が受諾されたことは、イスラエルが国際法と協定を無視している現われである」と、外相は語り、この決議を「無意味で無効 」と折り紙をつけました。

外務省によると、国際法は、1967年の国境内に、東エルサレムを首都とする、独立した、自治のパレスチナ国家の設立を要請しています。

外務省はまた、イスラエルのイタマル・ベン・グヴィル国家安全保障相のアルアクサ・モスクに対する挑発的な行動を非難しました。木曜朝、最右翼過激派の政治家が、アルアクサ・モスクに乱入しました。「イスラエルは、地域の緊張をさらに高める、このような行動は止めなければならない」とトルコ外務省は声明で言っています。

68対9の票決で通過したクネセト(イスラエル国会)の決議は、「イスラエルの地の中心に、パレスチナ国家を設立することは、イスラエル国家と市民に危険を科すことになり、イスラエルとパレスチナの紛争を永続させ、この地域を不安定にする」と言っています。

この投票は、ネタニヤフ首相が、日曜、ジョー・バイデン大統領に会うためにワシントンへ飛び、国会でスピーチするときに、行われました。クネセトはパレスチナ国家の承認を拒否する政府の決議に賛成票を投じました。

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イズミルの森林火災で3人死亡

2024年07月16日 | 国内
7月17日 15日、消防士たちがイズミル県チェシュメ地区で森林火災を消火中、3人の遺体を発見しました。

 Hurriyet

15日の昼間、発生した火事の原因は、当局もまだわかっていませんが、消火チームは何時間も炎と戦いました。火は風のため、急速にひろがり、近くの数軒の家は用心のため、避難を促されました。

火が燃えひろがった地域に取り残された女性1人と子供2人は、憲兵隊によって安全に救助されました。地元メディアは、鎮火活動は功を奏したと報じました。

急速にひろがった火が収まってきたとき、住民たちが3人が行方不明だと言い、捜索を求めました。火が出てすぐ、炎が迫ってくるのを知った2家族は、2グループに分かれて逃げました。ひとつのグループは救助されましたが、その後、男性1人、女性1人、子供1人の遺体が発見されました。

西部マニサ県とチャナッカレ県でも、消火チームが1日中、森林火災の消火に努めました。


全国的手入れで70人余のFETO容疑者が捕まった

治安部隊が、全国81県中の27県で行った大作戦で、テロリスト組織FETO と関係あると思われる74人を逮捕したと、アリ・イエルリカヤ内相が発表しました。

 Hurriyet

今回の広範な手入れは、テロリスト組織FETOが組織した未遂クーデターの8周年に合わせて、7月15日に行われました。未遂クーデターによって251人がなくなり、2200人が負傷しました。

警察は、容疑者たちが暗号化したメッセージ・アプリを使って、重要な国家機関内に、秘密の組織を設立しようとしていることを発見したと、イエルリカヤ内相は語りました。「捕まった容疑者の一部は禁固判決を受け、逮捕状が出ていました」

家宅捜査では、相当量の現金と、大量のデジタル資料が押収されました。内相は、FETOのメンバーと、その協力者に対する作戦は、確固たる決意をもってつづけていくというメッセージを発表しました。

イエルリカヤ内相は、7月15日の記念日の前に、FETOとの戦いについて地元メディアの取材に応じ、捜索の結果として、捕まった44,000人余の人々はさまざまな職務についていたことを明らかにしました。

FETOのメンバーをターゲットにした作戦は、1年間で6025回行われ、9738人が拘束されたと、内相は言いました。また、FETOの活動の大きな部分は外国で行われていると、内相は付言しました。


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トルコはエーゲ海で71人の不法移民を救助した

2024年07月15日 | 国際
7月16日 トルコの沿岸警備隊は、ギリシア海軍によってトルコ領海に押し返された71人の不法移民を救助しました。

 hURRIYET

沿岸警備隊が日曜に出した声明によると、警備隊は、トルコ・ムーラ県の沖合に、不法移民が乗った小舟が漂っているという情報を受けて現場へ赴きました。警備隊は5隻の小舟に乗った、11人の子供を含む不法移民を救助しました。

不法移民たちはダッチャの港に連行され、手続きを終えた後、県の移民局に引き渡されました。


トルコは2016年未遂クーデター8周年を記念した

7月15日(月)、トルコは、2016年の未遂クーデター8周年を記念して、亡くなった人々を悼み、国家統合を祝しました。

 Hurriyet

2016年10月以来、トルコ国民は、毎年、7月15日を「民主主義と国家統合の日」として記念して、全国でイベントを催し、亡くなった人々を悼み、反乱者たちを弾劾し、国民の勇気を想起してきました。

FETOとアメリカ在住のリーダーによる未遂クーデターの結果、250人が殺害されました。「あの夜、わが国民たちは祖国への愛と独立への情熱を胸に、クーデターの試みを阻止しました。人々は正義と誠意を力に、武器に立ち向かいました」と、ヌマン・クルトゥルムシュ国会議長は言いました。「われわれは民主主義を発展させ強化するために、あらゆる介入に対し、法のルールのもとに、わが共和国を守ります」

ハカン・フィダン外相は、国家組織内へのFETOの浸透を強調しました。「FETOは、情報機関のような、わが国の最も敏感な機関に浸透し、軍部内に拡大して、クーデターで国家を転覆させようと試みましたが、われわれは大統領のリーダーシップの下に戦い、彼らの試みを失敗に終わらせました」

7月15日以後、トルコはFETOに対して全力で戦い、トルコ国民の意図を侵害しようとする者は必ず罰せられることを示してきました。

2022年の公式数によると、FETOと関係のあった330,000人以上の人々が拘束され、約20,000人が禁固刑の判決を受けました。

現政権・公正発展党(AKP)の報道係オメル・チェリキ氏は、この日は、トルコの民主主義における極めて重要な日だと言いました。「7月15日の『民主主義と国家統合の日』は、わが国民が世界の民主主義の歴史を書きなおした日です」とチェリキ氏は投稿しています。


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オイル・レスラーたちは金メダルと栄光を求めて戦った

2024年07月15日 | 国内
7月15日 汗とオイルで全身つるつるになったレスラーたちは、金メダルと栄光をめざして激しく組み合い、オスマン時代からの伝統ある競技を戦いました。

 Hurriyet

毎年7月、大勢のレスラーたちがトルコ北西部のエディルネのクルクプナル競技大会に集まって戦います。この競技大会は国内外の注目を集め、ユネスコの文化遺産としても承認されています。

この過酷なコンテストの勝者には、トルコ・スポーツの不朽の名誉が与えられます。敗者たちは落胆しつつも、来年の勝利をめざして稽古に励みます。

「これは私たちのオリンピック競技なのです。私たちの祖先もここで戦いました」と、今年の競技者の1人、ムラト・カレンデルさんは、AFPに語りました。石を刻んだような腕と腹筋を持った27歳のカレンデルさんは、自分の車のそばでウオーミングアップしていました。彼は競技に出るために、6年間準備してきたそうです。

コンスタンティノープル陥落まで、オスマン帝国の首都だったエディルネでは、1357年以来、毎年、クルクプナル・オイル・レスリング大会が催されています。

トルコのオイル・レスリングには悲しい歴史があります。兄弟だった2人の兵士がレスリングを始め、互いに最後まで譲らず死に至ったことから、この大会が生まれたと言われています。


2016年の未遂クーデターを記念するイベントが全国で

7月15日、トルコは2016年の未遂クーデターを記念し、全国でイベントが行われました。

 Hurriyet

テロリスト・グループのリーダー、アメリカ在住のフェトフェラー・ギュレンによる未遂クーデターは、首都アンカラ、イスタンブルその他の重要な場所を目標にし、251人の命を奪い、2200人を負傷させました。

その後、トルコ国会は、この日を「民主主義と国家統合の日」として、記念日とすることを満場一致で可決しました。記念式典は国会でも行われ、未遂クーデターで爆破された場所にカーネーションが捧げられました。

また、イスタンブルとアンカラの歴史的場所は、この日を記念して照明されました。イスタンブルのウスキュダルとバージュラルの2つの記念碑では、未遂クーデターで亡くなった人々を讃える行事が行われ、クレリ軍事高校、ガラタ塔、ベシクタシュの海事博物館には、トルコ国旗が掲げられました。アンカラの共和国博物館でも、同様の記念行事が行われました。

イスタンブルのボスフォラス海峡の3つの橋と、チャナッカレ海峡の橋、コジャエリのディロヴァスとヤロヴァのアルトゥンノヴァを結ぶ橋には、「国民の勝利」というスローガンが記された旗が掲げられました。

エルドアン大統領は国会の式典に出席する前に、イスタンブルのエディルネカプの殉教者の慰霊所を訪れました。夕刻には、アンカラのクズライ広場でスピーチを行います。


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エルドアン大統領がシリアの平和のための支援を要請

2024年07月14日 | 国際
7月14日 エルドアン大統領は、金曜、隣国シリアの平和のための取り組みの重要性を強調し、この重要な呼びかけに、すべての平和主義者たちが応じるよう勧告しました。

 Hurriyet

「われわれはシリアの平和を望んでいます。われわれはすべての平和主義者がこの歴史的呼びかけを支持することを期待しています」とエルドアン大統領は、今週、ワシントンDCで行われたNATO首脳サミットからの帰途、機内で記者団に語りました。

エルドアン大統領はシリアの平和のためのトルコの努力について語りました。「アメリカとイランは、この前向きな進展を歓迎し、人々の苦難を終わらせるよう支援すべきだ」

「シリアの穏当な平和は(近隣諸国の中でも)トルコが最も望んでいるところです」とエルドアン大統領は言い、「そのプロセスで最も重要な、なすべきことは、シリアとともに新しい時代をスタートさせることです」付言しました。

領土保全を尊重するシリアの平和は、トルコが最も関心を持つところだと、エルドアン大統領は強調しました。エルドアン大統領は今後の具体的な進展については楽観的で、これまでのところ、前向きに進んでいると言いました。

シリアのバシャル・アルアサド大統領との会談の可能性については、エルドアン大統領は、最近、実現をほのめかしましたが、「トルコのハカン・フィダン外相がシリアの外相とロードマップをつくっているところで、われわれはそれに従って対処する」と語りました。


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「トルコはNATOのイスラエルとの協力に反対する」エルドアン大統領

2024年07月12日 | 国際
7月13日 エルドアン大統領は「トルコはNATOのイスラエル政府との協力に反対しつづける。イスラエルはNATOの中心的価値観に反する」と言いました。

 Hurriyet

「パレスチナに包括的かつ継続的な平和が樹立されるまで、トルコはイスラエルとNATOの協力を承認しない」と、エルドアン大統領は、アメリカで行われたNATOサミットでの記者会見で語りました。

サミットでのエルドアン大統領の重要な議題のひとつは、現行のガザ戦争でした。「わが国の同盟国の基本的価値を踏みにじるイスラエル政権が、NATOのパートナーでありつづけることは不可能ではない」と大統領は言いました。「ネタニヤフ政権は、無謀な拡張主義政策によって、自国の市民だけでなく、地域全体を危険に曝している」

エルドアン大統領は「イスラエルへの継続的な軍事支援は容認できない。世界の良心が反対を唱えている」と批判し、2国家解決をくり返し要請しました。

「停戦を確実にし、ガザへ支援物資を届けるために、ネタニヤフ政権にさらに圧力をかけるよう、同盟国の皆さんに要請します。ガザの人々は9か月間、飢えに苦しんできました」と大統領は言いました。


全国で4400人の逃亡犯罪者が捕まった

さまざまな犯罪で手配されていた4,400人余の逃亡者が、この5日間、全国で行われた作戦で捕まったと、アリ・イエルリカヤ内相が、7月12日、発表しました。

 Hurriyet

イエルリカヤ内相はXでこのニュースを報じ、作戦は全国81県で行われたと強調しました。捕まった4,436人の犯罪者はのうち、19人は5年から10年、11人は10年以上逃亡していたと、内相は言っています。逃亡者は街頭での捜査や、住居や職場の手入れ、身元検査で捕まったそうです。

4,400余人のうち、718人は麻薬所持等、691人は窃盗、434人は密輸と組織犯罪、385人は詐欺、159人は横領、116人は性的犯罪、85人はテロ、79人は殺人罪で手配されていました。

『私たちは逃亡犯罪者が街をうろつくのを決して許さないことを、愛する国民の皆さんは知って欲しい。私たちは私たち家族の平和を乱す者を許しません」と内相はX に投稿しています。

作戦は警察、憲兵隊、沿岸警備隊の協力で行われました。イエルリカヤ内相は、市や地区の行政官たちに感謝し、手入れの映像をシェアしました。今回の作戦は、種々の犯罪で手配されている逃亡者を捕らえる一連の作戦の第19回作戦になります。


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ボドゥルムで大森林火災。18時間後に鎮火された

2024年07月12日 | 国内
7月12日 南部ムーラ県ボドゥルム地区で、7月8日午後、大規模な山火事が発生し、100ヘクタールの森林が灰燼と帰しましたが、消防士たちの18時間の消火活動の後、鎮火されました。

 Hurriyet

ムーラ県のイドリス・アクブユク知事は、この火災を「2024年の最も深刻な火災のひとつ」と言いました。午後2時頃、プナルベレンとクムキョイの間で炎が発生し、火災になりました。

消防隊と森林管理局がただちに対応し、400人余の職員が炎と戦いました。10機のヘリコプターと8機の飛行機が消火活動に使われました。夜になると、トルコ軍も消火活動に参加し、夜間活動可能なヘリ2機も使用されました。

「さいわい、火災の発生が夜でなかったから、空からの消火活動ができました。ほぼ100ヘクタールの森林が焼失しました」と、ムーラのアフメト・アラス市長は言いました。

消火活動は夜もつづき、火災の拡大を阻止しました。夜が明けると、空からの支援が再開し、火事は最終的に沈下されました。炎は収まりましたが、地域の冷却活動はまだつづいています。


エルドアン大統領がNATO=ロシア紛争に警告

エルドアン大統領が、NATOサミットで、NATOとロシアの直接紛争に対して警告しました。

 Hurriyet
NATOサミットに出席したエルドアン大統領(中央)


NATOは、サミットで、ウクライナの領土をロシアの占領から守るために、ウクライナへの政治的、経済的、軍事的支援をつづけることを再確認しました。

「NATOとロシアとの直接的紛争の可能性が懸念されます。この状況の進展はなんとしても避けなければなりません」とエルドアン大統領はアナドル通信に語りました。

エルドアン大統領はNATO首脳サミットに出席するため、ワシントンDCを訪れています。サミットでは、2022年に始まったロシア=ウクライナ戦争の結果、ヨーロッパの安全保障のため、NATOの戦争抑止策と防衛力が再構成されました。

エルドアン大統領はまた、テロとの戦いにおける、NATOへのトルコの期待を語りました。トルコのNATOへの主たる期待は、トルコと同様の反テロ対策をとることだと言い、「わが国の周辺に、テロ国家を設けられると思っている人々がいるかもしれないが、それは決して実現できない夢だ」と付言しました。

エルドアン大統領は、YPG/PKKが、シリアとイラクの北部に彼らの領土を設けようととしていることに言及し、トルコの主たる願いは、シリアからテロリストを一掃し、シリアがシリア人による豊かな国家になることだと、くり返し言いました。


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102人のアスリートがトルコからパリ五輪へ

2024年07月12日 | 国内
7月11日 トルコを代表する102人の選手が、2024年夏のオリンピックで、金メダルをめざして全力で戦います。オリンピックは7月26日から8月11日まで、パリで開催されます。

 Hurriyet

2024年オリンピックのカウントダウンが始まり、参加選手の名前や種目が発表されました。男子48人、女子54人、総計102人のアスリートがトルコを代表して戦います。女子選手が男子選手より多いのは、2012年のロンドン・オリンピック以来、2度目です。

アスリートたちは、射撃、陸上競技、バドミントン、サイクリング、ボクシング、体操競技、フェンシング、レスリング、ウエートリフティング、柔道、ボート、卓球、近代5種、アーチェリー、テコンドー、バレーボール、水泳、セーリングで戦います。

陸上で出場する選手が最も多く、女子6人、男子10人の計16人。バドミントン、サイクリング、ボート、卓球、ウエートリフティングは各1名です。

「ネットのスルタン」として知られる女子バレーボール・チームもオリンピックに出場します。トルコ・バレーボール連盟が13人のラインナップを発表しました。

2020年の東京オリンピックで、トルコはアーチェリーとボクシングで初めて金メダルを獲得しました。1960年のローマ・オリンピックはトルコ・レスリングの最高のオリンピックで、トルコは7個の金メダルをゲットしました。

トルコはオリンピック史上で、レスリング、ウエートリフティング、アーチェリー、ボクシング、柔道、テコンドーで、41個の金メダルを獲得しています。


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