本日
年金運用情報が株価コントロールに使われる違法性と中間決算日の為替と株の動向
9月30日は中間決算の外貨価値が決まる日でもあった。だからアベノミクスがうまく行っているように見せかけるには、輸出企業の決算が円安で売り上げが、見せ掛け上膨張する方向に、先週末27日から動いていたような気がする。
しかも毎回日銀の資金供給と併用して、年金を使った円安株高を演出する手段が今回も登場した。やはり公職選挙法違反の可能性が充分あるやり方で!運用決定者は公務員法にも反すると思う。
原発汚染水についての特別委員会と枝野がやった実質国有化
原発汚染水についての特別委員会が、30日が2回目だという。2年半かかってようやく真実の入り口にたどり着いた思いである。2年前も菅がやっていることがおかしいから、3月末予算を全議員に「否決すべきだ」といったし、「特別委員会を開いて菅や枝野や東電から爆発当時のいきさつを国会が問いただすべきだ」といってきた。
これを自民は「菅が海水を入れることを妨害したことがいけない」という議論にすりかえた。菅は自らの勝手な官邸主導の動きがわかることを恐れて、国会追求をやめ、政府の調査委員会にすることと消費税を条件に首相を辞任した。
30年後50年後まで被害を及ぼす放射能汚染話を、三党合意で政府調査会でお茶を濁すことがおかしい。だから直後から特別委員会開催を国会議員に働きかけた。そのとき官房長官から枝野が経済産業大臣に横滑りして、自分たちと対立する経済産業省や原子力保安院や安全委員会を菅枝野の都合のいい原子力規制委員会に変えた。
なるほど菅の辞任前や枝野が経産大臣になった直後に、「東電の国有化をすべき」と騒がれたことは確かだ。が、マスコミはこのとき枝野が「実質国有化だ」といって、東電の役員と経済産業省の3トップを更迭したことを忘れたか!枝野の目的は菅・枝野が東電から訴えられないためにトップを代えることだった!と思う。
今これを歪んだ形で蒸し返して、「東電を国有化して破たん処理していればこのようなことはなかった」と、又菅シンパマスコミが騒いでいる。そして枝野が東電を「実質国有化」する頃には、自公は追求する意欲をなくしていた。
民主党は藤井元大蔵大臣が野田佳彦を首相にして、がむしゃらに消費税を値上げし年金抜本改悪で当時の勝財務事務次官と組んで生き残りを図ろうとしていた。
野田佳彦の原発収束宣言は、最初から安倍と同じく原発再稼動のためだったー恒久法は違憲状態議員に決められない
だから特に野田佳彦は、菅と別のルートの指令を受けた、「墓場まで持っていく」ことがたくさんある、あやしい人物と思う。野田は菅や小泉や安倍と同じで、原発輸出のため再稼動を狙っていたと思う。
詳しく書かないが陰謀を防いだことがある。そんな人物の原子力収束宣言など信用できるはずがない。勝次官がそんな野田と組んで強引にやった消費税値上げ法を成果に、「消費税を上げた10年に一度の大物次官」になったり、「消費税を値上げしたから日銀総裁」になったのではこまる。
第一、2011年3月23日の最高裁判決で、違憲状態の国会が決められることは臨時的なことでしかない。「恒久的な消費税値上げ」は、衆議院議員全員が合憲になってからすべきである。昨年12月の解散総選挙の結果、現在の衆議院議員の合憲性については、最高裁大法廷で現在審議中である。もうすぐ「違憲で選挙やり直し」か「違憲」判決の出る可能性が高い。そのような状況の衆議院議員と、自らも衆議院議員なので違憲判断される可能性が高い安倍首相に、どうして今消費税実施を決められるか!?
それに勝財務事務次官については、当時流されていたプロフィールについてのニュースが嘘っぽくて疑問だった。まず「勝海舟の子孫だ」という話が主計局長就任頃にながされて、事務次官就任時に嘘だと修正した。それで「勝次官が日本語よりドイツ語がうまくて、ドイツの事情に詳しい」報道も嘘かもしれないと思った。
だから「ドイツ語が日本語よりうまいぐらいなら、ドイツの知己も多いはず。87年のブラックマンデー以後、ドイツが不退転の決意でユーロ圏を作ろうとしていたと知らないのがおかしい。当時丹呉国際金融課長で勝外為課長だったと思うが、ドイツに詳しい勝課長が、どうして村山内閣と橋元内閣で、さきがけがやった、最悪の馬鹿政策、金融ビックバンに反対しなかったのか?」
「ユーロ発足で、ヨーロッパの貿易に使っていたドルが不要になるので、全世界で流通しているドルの1/3が余るといわれていた。金融ビックバン決定当時にはユーロ発足がEU各国の国民投票で確実になっていた。ドル大暴落が誰にも想像がついたはずである。榊原英資や丹呉が95年7月7日から1ドル79円を1ドル120円にするまで、公定歩合を0.5%に下げてドル買いをした馬鹿行為を、なぜ止めなかったのか?」と疑問を呈した。
そのうち、次の次官は主計の本流になって、勝は民間に天下りしたと思う。私の経験では大蔵財務次官は、道州制にするまで本流がやっぱり優秀でいいと思う。ちなみに黒田がやっているアベノミクスは、日本経済を18年潰し続けた金融ビックバンの馬鹿政策の再現でしかない!!!
耐震偽装問題を嘘方向に捻じ曲げた馬淵の提案は、1000億円無駄になる工事?
9月30日は原発の汚染水についての特別委員会であった。前回の特別委員会は「菅政権で、馬淵首相補佐官が提案した1000億円の防水壁を、なぜ東電が実行しなかったのか?」を民主党が追求するという報道だったが、「追求が尻すぼみ」だったそうである。
当然である。そもそも土建的方法で水漏れを防げるなら、放射能水漏れなどありえない!「タンク保存では限界がある」として作った貯水プールを、「防水シートから放射能水が漏れる」ので使用をあきらめた。わずかの漏れでもとてつもない高レベル放射能が検出される状況では、鉄とコンクリートを使うアバウトな土建的方法で作る囲いでは、放射能水を止めることが不可能だからであろう。
汚染水を一滴残らず保管できるほどの緻密さは、馬淵提案の波板鉄板とコンクリートでは不可能と思われたので、当時私は反対した。それが可能なら、河川の「内水被害」洪水などはありえないし、地下鉄の天井や壁からジャージャー水が漏れることを防げるはずである。
菅や枝野や前原らの言う「脱ダム」などほとんど無知なだけである。鳩菅さきがけ主導でやった脱ダム「新河川法」(98年制定)後、台風や梅雨の大雨で、日本中が大洪水に見舞われている。前原国交大臣がやったダムストップについては、果たして内水被害を理解していたか?ダム地震防災や利水ー水道水確保を考えていたか?そもそも疑問である。
耐震偽装事件をインチキ学者の都合のいい方向に捻じ曲げて、東日本大震災で沿岸の学校が全滅する原因を作った馬淵を持ち上げるマスコミがおかしい。巨額工事の新工法はまず、小型の実験モデルで試してからにすべきである。その点で今回の凍土方式は、小型の実験装置を作って検討するだけでもましである。
私は、マイナス190度の液化窒素で水冷から空冷に変えるべきと思っていた。液化窒素は爆発当時ツイッターに打ってきた人がいたから知ったアイデアである。これを生かして私の原発の耐震欠陥についての知識で、200度の解けたウランが高濃度放射能を出して壊れている可能性がある原子炉を冷やす空冷を考えた。
2年前の4月、アメリカ軍が海水を真水に変えた後、原子炉の水缶を試して2日間水を入れ続けても満タンにならなかった。原子炉か配管又は双方に、大きな穴が開いているとしか思えないので、水循環することが不可能だと思った。だから特別委員会で「アレバと契約したセシウム除去の水循環システムをどうして契約したのか?」「なぜチェルノブイリを参考にしなかったのかを追求してほしい」と言ってきたのであった。
特別委員会開催を一番理解してくれた西岡参議院議長は、2011年秋の臨時国会には出席しなかった。突然ヘルペスでお亡くなりになったが、健在なら特別委員会が開催されていたと思う。いろいろ力になってくれて、実行力のある方だった。長崎に行ってきて、提案したいことがたくさんあった。又の機会に書きたいと思う。
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