7月14日のTBSニュース23で栗原市のダムに断層がある可能性を報じていた。我が意を得たりである。地震翌日は日曜日だったが、気象庁に「震源地は栗原ではないか?」と山体崩壊の映像について知らせ、最初の地震規模と深さを会見で訂正してM7.2の深さ8キロにしたことに疑問を呈したからである。
地震直後、NHKが独自に流した上空からの映像にはびっくりした。山がなくなっていた。その手前にダムが見えた時から、今回の地震の原因は「ダムの水が漏れて、ダム湖の上流の山を浸食して崩壊させたことが原因ではないか?」と思ってきた。84年の御岳の地震ではダムとの関連が、64年の新潟地震で信濃川の河川改修と地震の関連を指摘する声もあったので、ダムとクレーターのような山体崩壊の映像から、これが地震の原因ではないかと直感した。ニュース23の報道は、私の疑問が根拠のないことではない証拠と思う。
四川地震でも山体崩壊と自然ダムの被害が報じられたが、今回の地震では山体崩壊と土石流が火山灰の地質でおきたらしい。NHKと国交省の映像を報じた民放のいずれも、地震規模と比べて道路や建物被害の範囲が狭く、建物被害が極端に少ない。電話に出た気象庁の人は「各地の地震計から決まる数値なのでおかしいはずはない」といったが、阪神大震災のマグネチュードは、2000年の鳥取西部地震で死者や建物被害が阪神大震災と比較にならないほど少なかったので、5年後にM7.3にした。地震計の設置場所で数字に狂いが生じることは2000年にも報じられている。昨日も千葉の地震で震度2の揺れに対して震度5の警報が出て、地下鉄がストップした。地震計のデータが間違っていることがけっこうあり得ることの証明である。
気象庁は震源地や規模を推定するシステムについて今年の発明賞をもらったが、「地震がどうして起きるか?」の理論が間違っていれば、データと結んで算定される震源地やマグネチュード算出そのものが怪しくなる。95年阪神大震災20キロよりはるかに浅く、04年中越地震や昨年の中越沖地震のマグネチュード6.8と比べて規模は大きいのはどうみてもおかしい。中越地震では新幹線が転倒し、水力発電所や高圧線や変電所も壊れた。03年と05年の宮城や岩手の地震では、女川や福島原子力発所被害や新幹線やパンタグラフの被害もあった。今回は火力発電所に被害があったと報じられたことや、仙台でバスに乗っていたら橋が揺れたという話以外は、昨年の中越沖地震の原子力発電所被害や電車脱線、清掃工場の壊れなどに相当する大きな被害がない。中越地震の時と同じ山体崩壊による善光寺地震タイプの山間部の自然ダムが多数発生し、非常に狭い範囲の高架橋の壊れや道路の陥没や建物の全壊戸数の少なさが特徴である。
しかも、「地震は縦揺れが先で横揺れが後に起きるので、縦揺れをキャッチして緊急地震速報を出せば破壊力のある横揺れの被害を防げる」という緊急地震情報の論拠である地震の性質が、震源地近くの人々のテレビでの証言で否定されているから驚きである。体験者の証言では「横揺れが先に来て後で縦揺れが来た」らしい!震源地近くでは、水の震動が先で、地盤の揺れが後だったのではないか?
つまり「ダムの水が浸透して、山体崩壊が先で、その震動で狭い範囲で大きな衝撃が起きたのではないか?」と本日再度気象庁に電話した。
地震直後、NHKが独自に流した上空からの映像にはびっくりした。山がなくなっていた。その手前にダムが見えた時から、今回の地震の原因は「ダムの水が漏れて、ダム湖の上流の山を浸食して崩壊させたことが原因ではないか?」と思ってきた。84年の御岳の地震ではダムとの関連が、64年の新潟地震で信濃川の河川改修と地震の関連を指摘する声もあったので、ダムとクレーターのような山体崩壊の映像から、これが地震の原因ではないかと直感した。ニュース23の報道は、私の疑問が根拠のないことではない証拠と思う。
四川地震でも山体崩壊と自然ダムの被害が報じられたが、今回の地震では山体崩壊と土石流が火山灰の地質でおきたらしい。NHKと国交省の映像を報じた民放のいずれも、地震規模と比べて道路や建物被害の範囲が狭く、建物被害が極端に少ない。電話に出た気象庁の人は「各地の地震計から決まる数値なのでおかしいはずはない」といったが、阪神大震災のマグネチュードは、2000年の鳥取西部地震で死者や建物被害が阪神大震災と比較にならないほど少なかったので、5年後にM7.3にした。地震計の設置場所で数字に狂いが生じることは2000年にも報じられている。昨日も千葉の地震で震度2の揺れに対して震度5の警報が出て、地下鉄がストップした。地震計のデータが間違っていることがけっこうあり得ることの証明である。
気象庁は震源地や規模を推定するシステムについて今年の発明賞をもらったが、「地震がどうして起きるか?」の理論が間違っていれば、データと結んで算定される震源地やマグネチュード算出そのものが怪しくなる。95年阪神大震災20キロよりはるかに浅く、04年中越地震や昨年の中越沖地震のマグネチュード6.8と比べて規模は大きいのはどうみてもおかしい。中越地震では新幹線が転倒し、水力発電所や高圧線や変電所も壊れた。03年と05年の宮城や岩手の地震では、女川や福島原子力発所被害や新幹線やパンタグラフの被害もあった。今回は火力発電所に被害があったと報じられたことや、仙台でバスに乗っていたら橋が揺れたという話以外は、昨年の中越沖地震の原子力発電所被害や電車脱線、清掃工場の壊れなどに相当する大きな被害がない。中越地震の時と同じ山体崩壊による善光寺地震タイプの山間部の自然ダムが多数発生し、非常に狭い範囲の高架橋の壊れや道路の陥没や建物の全壊戸数の少なさが特徴である。
しかも、「地震は縦揺れが先で横揺れが後に起きるので、縦揺れをキャッチして緊急地震速報を出せば破壊力のある横揺れの被害を防げる」という緊急地震情報の論拠である地震の性質が、震源地近くの人々のテレビでの証言で否定されているから驚きである。体験者の証言では「横揺れが先に来て後で縦揺れが来た」らしい!震源地近くでは、水の震動が先で、地盤の揺れが後だったのではないか?
つまり「ダムの水が浸透して、山体崩壊が先で、その震動で狭い範囲で大きな衝撃が起きたのではないか?」と本日再度気象庁に電話した。