寒くて晴天。晩秋特有の空の下、土手にでた。返り来て
叔父からの葉書は伯母が6月に他界したという欠礼の書だった。淋しさは
今日の草木を見て季節の終わりを実感したことと
重なりいっそう募るばかりだ。
タンポポの終の綿毛に水霜が残る。
花らしい花がなく、野菊が目にとまる。
スズランは来年の準備をした。
母よりも叔母と親しや唐辛子 皓子
綿虫の見る日見ない日雪近し 皓子
寒くて晴天。晩秋特有の空の下、土手にでた。返り来て
叔父からの葉書は伯母が6月に他界したという欠礼の書だった。淋しさは
今日の草木を見て季節の終わりを実感したことと
重なりいっそう募るばかりだ。
タンポポの終の綿毛に水霜が残る。
花らしい花がなく、野菊が目にとまる。
スズランは来年の準備をした。
母よりも叔母と親しや唐辛子 皓子
綿虫の見る日見ない日雪近し 皓子