1/9 10時に予約して大島紬の織元を見学、機織り体験をしました。
新幹線鹿児島中央駅から徒歩15分くらい。歩いて行きました。
向こうがショップ、手前の民家の中が織り工房になっています。
奄美大島から移築した高床式倉庫。
街中なので藁ぶきからトタンの屋根になっています。
工房は三つくらいの畳の部屋を繋げ、織機は4つくらいあり、当日は二人の年配女性が作業していました。糸や道具が雑然と積み重ねてあり、いい雰囲気でした。
大島紬は少しの柄のずれも許されないので、修正しながら手でゆっくり織っていくのが結局は早道。そう思いました。一度布を織って染め、それを糸に戻して再び織る。ものすごい手間ですが、あの稠密な柄はその手間のたまもの。
廃れてほしくない技術です。
駅まで戻り、続いてバスで仙厳園・尚古集成館へ行きます。
17世紀にできた島津家の別邸、幕末の近代産業の遺構などがあります。
着きました。桜島と目の前は日豊本線。
邸内から桜島がよく見えます。
邸内に反射炉跡があります。
西洋式の製鉄方法を取り入れ、大砲を造っていたそうです。
正式の門はこちら。島津家の家紋あり。
暖かい。ツツジがもう咲いています。ハヤトミツバツツジという名前とのこと。
ショップには伝統工芸品の薩摩切子、薩摩焼を展示販売しています。
店内、撮影可です。
鹿児島の伝統工芸品です。
薩摩焼。
眠る猫とネズミ。
被せガラスのぼかしが特徴。
ひな人形。
器と桜島。
器と桜島。
グラスと桜島。
見晴らしよし。鹿児島的おおらかさ。
大名庭園屈指のスケールだそうで、中国、琉球の影響も受けているとか。
島津家別邸。室内、調度の見学は別料金なのでパス。
こんなところで節約して、もう来ることもないのに、でも節約してしまう悲しき性。
邸内で、大河ドラマのロケもあったようです。
この石段も。
余計なものが写り込まないので、いい場所と思いました。
それにしてもいいお天気です。冬服で暑いです。
食事処で昼ご飯にします。
通用門付近は古い蔵が並んでいます。
私が島津家の名前を知ったのは、昭和天皇の末娘になる人が島津家に嫁いだ小学生のころ。始祖は鎌倉時代初めにまで遡り、頼朝ご落胤説は今は否定されているそうですが、いずれにせよ旧家。
豚肉を甘辛いたれでいただきます。おいしかった。鹿児島の店の接客はどこも丁寧で、人も親切で気持ちよく旅行できました。
1/10の模型。幕末、実物を見ることなく、オランダの本を参考に造り上げたそうです。
尚古集成館。日本最初の洋式工場。1865年竣工。
説明版。
駅まで戻ります。
ずっと桜島が見えています。旅は桜島と共に。
続いて鹿児島市維新ふるさと館へ行きますが、長くなるので今回はここまで。
見ていただいてありがとうございました。