韓国ドラマ 散歩ガイド~散る花と咲く花がいつもここにある~

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奇皇后 -ふたつの愛 涙の誓い- 第21話 再起への誓い

2017-10-10 07:00:00 | 奇皇后 -ふたつの愛 涙の誓い- あらすじ

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※このドラマは実在した奇皇后の物語ですが 架空の人物や事件が扱われ
史実とは異なる創作の部分があります

 

 第21話 再起への誓い 

 

(計画変更だ…!)

 

将軍パン・ジンは 次期丞相の座を餌に ヨンチョル一族を討とうとしている

表向きは 丞相側に立ち タンギセらを守る立場のワン・ユとペガン

 

ワン・ユの計画では ここでパン・ジンに加勢し

ヨンチョル一族を皆殺しにするはずであった!

しかし スンニャンが放った白い布の矢が 皆を凍りつかせた

そしてペガンが 計画変更を決断する…!!!

 

『逆賊パン・ジンめ!!!』

 

戦いながら ワン・ユとペガンは 互いに目くばせする

この計画を知る者は ひとり残らず息の根を止めねばならない!

パン・ジンは ペガンの手により斬り捨てられた!!!

 

この戦いで ワン・ユとペガンの忠誠心を見抜くと言っていたヨンチョル

ヨム・ビョンスが 皇后殿へ向かい 2人の“働き”を報告する

凱旋の将軍らを 大明殿で迎えねばと 丞相は吐血しながらも歩き出す

 

※大明殿:元の皇居の主殿

 

この動きを察知した皇帝タファンは 今こそ好機だと

大明殿へ刺客を向かわせるのだった…!

 

黒装束の軍団が 大明殿の丞相を狙う!

丞相の後ろで 怯え切って震えるタナシルリとソ尚宮

これを守れるのは 伝令として来ていたヨム・ビョンスしかいない!!!

 

皇帝タファンは 丞相の最期を見届けようと

余裕の表情で 大明殿へ向かう

そこへ スンニャンが現れ 計画は失敗したと告げる…!

ワン・ユとペガンを従え すぐにもタンギセが 大軍を率いて凱旋すると!!!

 

『陛下! すぐにも暗殺を中止すべきです!!!』

 

コルタの叫びに 顔面蒼白になるタファン

何と愚かな…!と スンニャンは タファンの無謀な策に呆れる

 

大明殿に駆けつけたタファンは いかにも丞相の身を按じてみせた

そしてコルタは 黒装束を身にまとう 自らの部下を殺さねばならなかった!

 

その直後!

 

大明殿に駆けつけたタンギセは 血の惨状を見て愕然とする…!

丞相ヨンチョルは 玉と石を見分けようとしたが

結局は 誰もが疑わしく 誰ひとりとして裏切る者はいなかった

かえって疑心を拭えず 新たな不安となっていくのだった

 

将軍パン・ジンとチュ・グクチョンは殺されたが

2人に私兵を提供した貴族たちが捕えられた

貴族たちは 怯えながら 皇帝と皇太后を見つめている

しかし 2人が黒幕だと答える者はいない

皇太后は 落ち着きを装いながら 必死に動揺を隠す!

 

丞相ヨンチョルは この者らに極刑の命令を!と タファンを促す

命ずるたびに 1人 また1人と処刑されていく

すると 最後のひとりとなった貴族が…

『黒幕は皇太后様です!!!』と絶叫した!

 

しかも 自分が直接命じられたのではなく パン将軍から聞いたと…!

もはや死人に口なし! 言ったかどうか 事実は確認できないのである

 

皇太后は 直ちに捕らえられ 裁きの場に引き摺り出された

そして 皇帝タファンを見つめ 事前に申し合わせた通りに!と念ずる

逆賊として捕えられた者が 皇太后の名を出した場合

決して庇ってはならぬと 強く言い聞かせていたのである

 

直接 皇太后と会って交渉した者は 皆死んでいる

確たる証拠がなければ 殺されることはない

むしろ 自分に黒幕の疑いがかかることで 皇帝への疑いは晴れるだろうと…

 

タファンは 自分の愚かな策を 心から後悔する

 

ヨンチョルは 皇太后を廃位して寺へ送れという

断じて無実だと叫びながら 心では 早くご命令を!と念ずる皇太后

ためらえばためらうほど 今度はタファンが疑われてしまうのだ

 

自分の側についてくれた将軍らを殺し コルタの部下を殺し

そして 協力を惜しまなかった貴族らを殺した

このうえ 皇太后を廃さねばならないのか…!

そうまでして 皇帝の座を守らねばならないのかと 半泣きになるタファン

 

ワン・ユもペガンも 無念の思いを心に刻んでいる

2人もまた 皇太后と対面し 必ず再起をと誓い合っていた

 

全ての装飾品が外され 皇太后としての服も脱がされる

ひとり取り残されるパク・オジンを 心から按ずる皇太后

大きくせり出したお腹には まもなく生まれくる命がある

皇太后の存在がなくなれば オジンへの攻撃は強まるばかりとなろう

しかし 必ずや無事に出産し 次の世につなげると誓うオジンであった

 

そこへ 皇后タナシルリが現れ

廃位となっても まだ威勢をはる女狐だと言い放つ

皇太后は 余裕の表情で 子がないことに皮肉を言い 堂々と去って行く

 

最後まで鼻持ちならぬ皇太后だったが これからは後宮を自由に出来る

それに免じて 皇太后など放っておけばいいのだと進言するソ尚宮だった

 

皇太后は 髪を下ろし尼僧となる

しかし このまま寺に埋もれて果てるつもりはない

いつの日にか 必ずや丞相に 殺さなかったことを後悔させてやると…!

 

将軍ペガンは 今回の褒美に 遼陽行省の長官に任命される

10の行省のうち 最も大都に近い場所である

 

※行省:

モンゴル王朝である元が 中国地方統治の最高単位として設置した行政機関

 

ワン・ユもまた 望みの物をと言われるが 復位することだと答える

しかし ヨンチョルの態度は これまでとまったく違う

復位を条件に交渉したにもかかわらず そんな夢は捨てろというのだ

 

『そなたのような者が 高麗(コリョ)王になってはいけない

ここで栄華を極めればいいのだ…!』

『高麗(コリョ)の父王が危篤です まずは帰国を』

『無論 それは許そう』

 

ペガンは 行省の長官で終わるつもりはない

ワン・ユもまた 復位を諦めるつもりはない

互いに今は 力を蓄える時だと話す

 

宮廷に 皇太后の存在がなくなり ペガンもまた離れることになった

皇帝タファンを守れる人間は 誰ひとりいなくなってしまう

ペガンが按ずるとおり 丞相ヨンチョルは タファンに対し

これまでにない厳しさで監視を強めた

 

また 皇后が いまだ懐妊できないのは すべて皇帝の責任だとし

もっと足繁く皇后殿へ行くようにと きつく命ずるのであった

 

心細さに スンニャンを呼べと命ずるタファンだが

スンニャンは ワン・ユと共に高麗(コリョ)へ戻ったというコルタ

とうとう独りぼっちになってしまったと… さめざめ涙を流すタファンだった

 

元の国境では

スンニャンが ワン・ユに別れを告げていた

父王が危篤だという知らせは 単なる口実であり

ワン・ユは 高麗(コリョ)で起きた問題を解決すべく帰国するのだ

是非とも一緒に… と願うワン・ユ

しかし パク・ブルファとパン・シヌと共に

ここで血書の行方を捜し続けるというスンニャン

タンギセが 先に血書を見つければ 復位も復讐も出来なくなる

スンニャンは ついて行きたい気持ちを抑え 涙を堪えワン・ユを見送る

 

丞相ヨンチョルは 親衛隊を ヨム・ビョンスに任せ

徐々に私兵と入れ替え 数を増やして強固にしろと命じた

いよいよ飾り物の皇帝だけとなった宮廷で 事実上の実権を握る…!

 

スンニャンたちは 高麗(コリョ)村の村長マクセンを訪ね

チョクホという宦官を知らないかと聞く

丸坊主で槍の使い手だという宦官を捜せば 血書の行方が分かると…!

 

ブルファとシヌを相手に まるで関心がないかのようにとぼけるマクセン

その間 スンニャンは 砦を調べ歩き 赤い虎の彫り物がある槍を見つける!

“赤虎”… すなわち“チョクホ”…!

 

同じ時 親衛隊長ヨム・ビョンスもまた

高麗(コリョ)村の村長マクセンが怪しいと睨んでいた

確たる証拠はなく マクセンは丸坊主でも 槍の使い手でもない

しかし どこか怪しいのだと タンギセに報告する

 

その夜

 

高麗(コリョ)村に 怪しい賊が侵入し 村長マクセンが槍で応戦する!

昼の とぼけた態度からは想像もつかないほどの殺気である

賊の正体はパク・ブルファ!!!

マクセンの背後から スンニャンが現れ カツラを剥ぎ取った!!!

続いて現れたパン・シヌが つけ髭をむしり取る!!!

 

いよいよ正体がバレた村長は なぜ丞相ではなく スンニャンたちが

血書を捜すのかと 腹を決めて話し合いに応じる態度を示す

 

『ヨンチョルを倒したいのです!』

 

チョクホは 先の皇帝が絶命する直前に 密命を受けていた

殺された皇帝の遺体が ヨンチョルの配下によって運び出され

チョクホは その隙に血書を手にし 身を隠す…!

 

血書には それが本物であることを示す “蝶の絵” が書かれていたという

それは 皇帝と皇太子だけが知る 証拠の印であった

 

皇帝の指先に 血のりがついていることに気づいたヨンチョルは

死の間際 皇帝が血書をしたためたと知り 宦官と女官を皆殺しにする!

チョクホは 仲間が殺される光景に心を痛めながらも 逃げるしかなかった

その際 床下に血書を置き 後に仲間に取りに行かせたが

血書は跡形もなく消えていたのだという

 

誰に取りに行かせたのか…?

それを聞こうとしたその時 外に ヨム・ビョンスの声が響く

なぜ今 ビョンスが現れるのか! スンニャンたちは慌てて隠れ

チョクホは カツラと髭をつけ 村長の姿で出迎える

 

訪ねて来たのは ビョンスだけではなかった

タンギセが 瞬く間に村長の正体を暴いてしまう…!

しかし タンギセたちも やはり血書は見つけられず

チョクホを連行して立ち去った

 

惨い拷問を受けるチョクホだが どう聞かれようと答えようがない

チョクホ自身も 血書の行方が分からないのだが

丞相ヨンチョルに その言い訳は通用しなかった

 

スンニャンは 何としてもチョクホを救い出すと言うが

この宮中から罪人を逃がすことは 限りなく不可能に近い

しかし チョクホが 当時逃げたという “秘密の抜け道” が分かれば…

 

スンニャンとパン・シヌ そしてパク・ブルファは

親衛隊の交代時間と巡回経路を詳しく調べ 隙が出来る時間を探る

 

後宮では

 

産み月まで4月となり 日々 お腹がせり出してくるパク・オジン

それを見るだけで苛立ち どうにも怒りがおさまらない皇后タナシルリ

そういうタナシルリは 最近胸やけがひどく 吐き気も込み上げる

ソ尚宮は もしや懐妊では?! と言い出し 喜びに沸き立つ!

 

月のものが途絶え 本来は苦手な辛いものを欲するなど

明らかに懐妊を示す症状ばかりなのだ

 

ハラハラと涙を流すタナシルリ

皇帝に愛されてもいない自分が 懐妊できるとは思ってもいなかった

いかに丞相の娘だとしても 愛もなく子もいない日々は拷問のようだった

 

チャン・スニョンから この報告を受けた皇太后は

決してあり得ぬことだと声を荒げる!

 

皇后に贈った口紅と香炉

単体では無害だが 2つを同時に使えば 避妊の効果が得られるのだ

こうして宮中を追われてしまったが 皇太后が仕掛けた避妊の策は

誰にも見破られるはずがなかったのだ

 

その夜

 

スンニャンたちは “秘密の抜け道” を使ってチョクホを救出しようとする!

しかし 逃げる途中で発見され シヌとブルファが盾になり

スンニャンは チョクホと共に “秘密の抜け道” を目指す…!

 

さらに追い詰められたスンニャンは タンギセによって深手を負う

チョクホともはぐれ ひとり逃げる途中

スンニャンは 皇帝タファンの行列に出くわした…!

 

黒装束の覆面を剥ぎ取り 賊の正体がスンニャンだと知り驚くタファン!

ワン・ユと共に 高麗(コリョ)へ行ったとばかり思っていたスンニャン

しかし今は 事情を聞いている暇はない

一刻も早くスンニャンを匿わねば おそらく命はないだろう

 

コルタに促され スンニャンを浴室に連れて行くタファン

傷から滴る血痕を追い 大明殿まで来たタンギセは 浴室へ向かう!

 

浴室では 真っ赤な花びらを散りばめた浴槽で

皇帝タファンが ひとり湯浴みをしている

その水底には スンニャンが潜んでいるのだが

花びらが水面を覆い その姿は タンギセからは見えない

 

なぜ皇帝の湯浴みの場に踏み込むのだ!

たとえ丞相でも ここまで非礼なことはしない!

 

不自然な真夜中の湯浴みに疑問を抱きながらも

タンギセは 引き下がるしかなかった

長く湯に潜り 溺れかかったスンニャンは 気を失っている

 

タファンは 再び我が手に戻ったスンニャンを二度と離すまいと

しっかりと抱きしめるのだった

 

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