資本主義が社会主義に勝ったとされて、アメリカ一国行動主義に行き着きました。そのアメリカ経済はフリードマンの新自由主義経済に毒され、身動きの取れない醜い経済主義に陥っています。
アメリカはイラク戦争、アフガン戦争、テロとの闘いと称してイスラム圏を敵視し、全く相手にもならない弱小国を圧倒的な軍事力で威嚇、攻撃し、その政権を崩壊させました。アメリカはその身勝手さ、傲慢さゆえに、多くの国、政権から嫌われ政治的な孤立感を深めています。ブッシュ政権からオバマ政権への政権移動もその現われでした。
しかし、オバマ政権は過去のアメリカ型政治、経済を払拭できず、引きずりながら政治経済運営を行っています。ブッシュ政権より「少しまし」ではあってもアメリカ型政治、経済の悪弊を反省し、改善する事は出来ません。アメリカにとっても世界にとっても不幸なことです。
民主党政権は、未熟さゆえに外交交渉(経済・貿易、軍事課題)、政権運営、経済運営を「どうしたらよいか分からず」です。その結果として、前原、野田の選択はアメリカの言い分を丸呑み(思考停止=自己保身)する姿勢に立つことでした。野田政権はTPP,消費税率10%への引き上げ、自衛隊の軍備強化(武器購入でアメリカに恩恵があり、米軍駐留経費の負担でアメリカ軍事費の軽減寄与)、展開方針変更(NHKで報道された中国を仮想敵とした展開)、武器輸出の検討、原発の稼動、原発輸出など「毒食わば、皿まで」を実践し始めたわけです。野田、前原、玄葉、仙石の悪の枢軸路線です。
もう1つ面白い記事を紹介します。資本主義が勝利した。その資本主義の中心に位置する経済エリート、富裕層の醜さと身勝手さが世界各国で批判をされています。アメリカで、イギリス等です。ギリシャでもEU各国からの財政支援を受けていますが、このような有様です。これが資本主義の勝利の意味でなのでしょうか?
<ギリシャの富裕層「税金ほとんど払っていない」>
政治的混乱の続くギリシャで6日、財政再建に向けた新政権の発足が確実となったことで、ギリシャの財政破綻は当面回避される見通しとなった。しかし、財政再建の決め手となる税制には不備が目立ち、脱税の悪習にも改善の兆しは見られない。国に見切りを付け、青年層を中心に多くの人々が出国している。
アテネ中心部の企業団体幹部の自宅居間の床は、ピカピカに磨かれた大理石が敷き詰められ、棚には40種類の高級酒がずらりと並んでいた。裕福な家庭はプール付きの家や高級車などを持ち、優雅な生活を楽しんでいる。「しかも、税金はほとんど払っていない」と専門家たちは指摘する。
独ウェルト紙によると、財務省の脱税摘発部署が、高級住宅地で有名なアテネ近郊のエカリ地区で、高所得を示すものとして自宅プールの有無を申告するよう求めたところ、324件の申告があった。航空写真で確認したところ50倍以上の約1万7000のプールが確認できた。
国家が補足できない脱税、汚職などの闇経済は、ギリシャの国内総生産(GDP)の3割以上を占めるといわれる。脱税が横行する背景について、「課税関連法規が無数にあり、手続きが複雑な上、数年ごとに改定される。このため合法的に脱税できる抜け道が多い。徴税作業も専ら手作業に頼るため作業が追いつかない」と構造的な問題を指摘する。
アメリカはイラク戦争、アフガン戦争、テロとの闘いと称してイスラム圏を敵視し、全く相手にもならない弱小国を圧倒的な軍事力で威嚇、攻撃し、その政権を崩壊させました。アメリカはその身勝手さ、傲慢さゆえに、多くの国、政権から嫌われ政治的な孤立感を深めています。ブッシュ政権からオバマ政権への政権移動もその現われでした。
しかし、オバマ政権は過去のアメリカ型政治、経済を払拭できず、引きずりながら政治経済運営を行っています。ブッシュ政権より「少しまし」ではあってもアメリカ型政治、経済の悪弊を反省し、改善する事は出来ません。アメリカにとっても世界にとっても不幸なことです。
民主党政権は、未熟さゆえに外交交渉(経済・貿易、軍事課題)、政権運営、経済運営を「どうしたらよいか分からず」です。その結果として、前原、野田の選択はアメリカの言い分を丸呑み(思考停止=自己保身)する姿勢に立つことでした。野田政権はTPP,消費税率10%への引き上げ、自衛隊の軍備強化(武器購入でアメリカに恩恵があり、米軍駐留経費の負担でアメリカ軍事費の軽減寄与)、展開方針変更(NHKで報道された中国を仮想敵とした展開)、武器輸出の検討、原発の稼動、原発輸出など「毒食わば、皿まで」を実践し始めたわけです。野田、前原、玄葉、仙石の悪の枢軸路線です。
もう1つ面白い記事を紹介します。資本主義が勝利した。その資本主義の中心に位置する経済エリート、富裕層の醜さと身勝手さが世界各国で批判をされています。アメリカで、イギリス等です。ギリシャでもEU各国からの財政支援を受けていますが、このような有様です。これが資本主義の勝利の意味でなのでしょうか?
<ギリシャの富裕層「税金ほとんど払っていない」>
政治的混乱の続くギリシャで6日、財政再建に向けた新政権の発足が確実となったことで、ギリシャの財政破綻は当面回避される見通しとなった。しかし、財政再建の決め手となる税制には不備が目立ち、脱税の悪習にも改善の兆しは見られない。国に見切りを付け、青年層を中心に多くの人々が出国している。
アテネ中心部の企業団体幹部の自宅居間の床は、ピカピカに磨かれた大理石が敷き詰められ、棚には40種類の高級酒がずらりと並んでいた。裕福な家庭はプール付きの家や高級車などを持ち、優雅な生活を楽しんでいる。「しかも、税金はほとんど払っていない」と専門家たちは指摘する。
独ウェルト紙によると、財務省の脱税摘発部署が、高級住宅地で有名なアテネ近郊のエカリ地区で、高所得を示すものとして自宅プールの有無を申告するよう求めたところ、324件の申告があった。航空写真で確認したところ50倍以上の約1万7000のプールが確認できた。
国家が補足できない脱税、汚職などの闇経済は、ギリシャの国内総生産(GDP)の3割以上を占めるといわれる。脱税が横行する背景について、「課税関連法規が無数にあり、手続きが複雑な上、数年ごとに改定される。このため合法的に脱税できる抜け道が多い。徴税作業も専ら手作業に頼るため作業が追いつかない」と構造的な問題を指摘する。