“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

宮城県議選の結果は日本の縮図

2011年11月15日 15時00分00秒 | 臼蔵の呟き
宮城県儀選挙が終了しました。TPP交渉参加、消費税率の引き上げ、震災復興に関する各党政策が審判を受けました。しかし、保守系候補、民主党候補などは所属政党を名乗らないなどの政党隠し選挙ともなりました。結果は、民主党にとって厳しい審判であったと思います。正々堂々と自党の政策を訴えることが出来ないような選挙、政党は長い目で見れば、将来性はないと思います。被災地が地理的に広く、大きかったこともあり、投票率は50%を切りました。残念なことでした。以下は河北新報の報道記事です。

<宮城県議選 県政与党、自公が過半数維持 民主2減>

 東日本大震災の影響で約7カ月延期された宮城県議選は13日、投票が行われ、即日開票の結果、無投票当選の9人を含む新県議59人が決まった。政党別の内訳は民主7、自民28、公明4、共産4、社民3、みんなの党2、無所属11。自民、公明など村井嘉浩知事の県政与党は過半数を維持し、民主は前回(2007年)から2減となった。
 震災後初の全県選挙で、県土復興の針路が最大の争点になった。政府の震災対応、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加など国政課題をめぐる論戦も交わされ、各政党の消長も焦点となった。投票率は41.69%で、過去最低だった前回50.45%を下回った。


 民主は過去最多の13人を擁立。現職2人を含む6人が落選した。33人を公認した自民は現職5人が落選し前回から2減となったが、最大勢力を維持した。
 公明は手堅い組織戦を展開し、仙台市内4選挙区に立てた現職4人がいずれもトップ当選。
共産は石巻・牡鹿で初の議席を獲得したほか、塩釜でも新人が当選。前回の2から4に伸ばした。
 社民は公認の2現職と元議員が当選。6人を擁立したみんなの党は宮城野と気仙沼・本吉で計2議席を獲得した。

 新旧別では立候補した現職55人のうち8人が落選。元議員は6人全員が議席を奪還。新人は29人が挑戦し、6人が当選。女性は8人が立候補し、5人が当選した。

 白石・刈田、多賀城・七ケ浜、柴田(定数各2)、岩沼、東松島、加美(各1)の6選挙区で計9人が無投票当選した。
 無投票の選挙区を除く当日の有権者は160万1821人。

原発反対集会、世論

2011年11月15日 11時00分00秒 | 臼蔵の呟き
九州地区で原発反対集会が10000人規模で開催された。九州電力の「やらせメール問題」もあり、九州、福岡市での関心が高くなっているのだと思います。報道によれば韓国の方も参加されているとのことです。原発事故、放射能汚染は国境を越えて被害をもたらす、事故は事故でも全く問題の質が違う問題であるということがよく分かります。玄海町、佐賀県知事、九州電力が談合すればこと足りる問題ではないと思います。


<脱原発:福岡で1万人集会 「玄海」再稼働反対など訴え>

 脱原発を訴える「さよなら原発!福岡1万人集会」が13日、福岡市内であった。九州・山口を中心に西日本各地から約1万5000人(主催者発表)が参加するなど「反原発」を掲げるイベントとしては九州で過去最大。デモ行進もあり、九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)の再稼働反対などを叫んだ。

 同市内の九電本店前にテントを張り、脱原発を訴えて座り込みを続ける青柳行信さん(65)=同市博多区=らが企画し、市民団体などに参加を呼びかけた。九州各地の大学教授や伊波洋一・前沖縄県宜野湾市長らも呼びかけ人となり、韓国の団体も含め約300団体が集まった。

 中央区城内の舞鶴公園でバンド演奏やシンポジウムなどの後、全原発の廃炉を求める集会宣言を採択。デモ行進は3コースに分かれ、横断幕やプラカードを掲げて「原発いらない」「電気は足りてる」などとシュプレヒコールを上げながら繁華街を練り歩いた。妊娠中ながら夫と参加した同市中央区の主婦は「生まれてくる子供のことを考えても、玄海原発などで事故が起きないか心配。節電するので原発は廃止してほしい」と話した。

<宮城・女川町議選:「脱原発」訴える無所属新人が初当選>

 東北電力女川原発を抱える宮城県女川町の町議選(定数12)が13日投開票され、「脱原発」を訴える無所属新人が初当選したほか、共産党現職2人が上位当選を果たした。
 同日投開票の県議選では同様に立地自治体である石巻市と女川町の選挙区で初めて共産党が議席を獲得、原発に反対する勢力が支持を集めた結果となった。
 女川町議選は13人が出馬。元町議で運転差し止め訴訟などに携わってきた阿部宗悦さん(85)の長女美紀子氏(59)が無所属で出馬し9位で初当選。女川原発の再稼働に反対している共産党現職2人もそれぞれ2、3位で当選した。
 県議選の「石巻・牡鹿区」(定数5)では共産党新人の三浦一敏氏(61)が3位で初当選した。


二枚舌ではなく詐欺師

2011年11月15日 06時00分08秒 | 蜂助の呟き
こんにちは。蜂助です。今日もTPPの話です。

アメリカホワイトハウスは「オバマ大統領は、すべての物品、サービスを貿易自由化交渉のテーブルに乗せるとの野田首相の発言を歓迎する」と発表しましたが、日本の外務省がすぐに「そのような発言を野田首相が今回の日米首脳会談で行った事実は無い」とすぐに発表しました。


どっちが本当でしょうか。いずれにしても、このことはTPPの本質を表しています。
1.野田首相がこの発言をしとしたら、本音を白状したまでです。いつもやる国外で本当のことをを言う、消費税増税発表と同じ手口です。日本国民に対する詐欺です。

2.野田首相がこの発言をしていなかったら、わたしがいつも言っているようにアメリカのワナです。野田首相は甘く見られていると言うか、試されていると言うか、はめられています。自分で好んでここに踏み込んだのですから自業自得です。アメリカは最初からこう言う国だということを知らないだけの話です。


宮城県議会議員選挙の結果は、震災対応の遅れに対する批判やTPP 交渉参加に対する不満の表れだと言うことを野田首相や民主党は気付かないのでようか。来週投票の福島県議会議員選挙でももっと顕著な結果が出ますよ。

宮城県選出の斎藤さん、元農水大臣の何とかさん、民主党なんか辞めて離党しなさいな。泥船ですよ。今ならまだ遅くないですよ。あなた達にできることと言ったら、衆院で民主党を過半数割れにするしかありませんよ。民主党に居ながら、「私はTPPに反対です」は通用しません。