“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

国会予算委員会での議論

2011年11月16日 15時00分00秒 | 臼蔵の呟き
国会予算委員会での議論
国会予算委員会での議論で野田首相が「日本の国家展望、スローガン」について民主党川上議員から質問を受けました。その回答が「分厚い中間層の育成」出来るような政治経済運営をしたいでした。これがスローガンかというような返答ですが、野田首相が言わんとすることは少し伝わります。この「分厚い中間層の育成」は民主党内閣の政策提案でできるのでしょうか?

分厚い中間層=1%富裕層ではなくて1億人の半分:5000万人と想定して考えて見ます。この中間層の所得水準、生活水準が改善、安定することで日本社会の豊かさ、安定性は大きく改善、前進をすると思います。(出来れば)

では、現在すすめている民主党内閣の政策でそのような「分厚い中間層」を作り出すことが出来るのでしょうか。そのことを分析する必要があると思います。

現在の民主党政権の主要政策は消費税率の5%→10%へ(生活苦が増す)。年金支給年齢を引き上げる。65歳以上でないと年金がもらえない(生活苦が増す)。TPP参加で一次産業の農業、漁業、林業従事者は仕事がなくなる(生活苦が増す)。金融機関保護政策は強化される。その結果、金利は上がらず、金融機関の損失補てんは継続される(庶民の金利は全くなく、税金からの金融機関救済資金は投入が継続される:庶民の生活は良くならない)。円高対策はほとんど機能せず、そのめどすらたっていない。その結果、中小企業の輸出製品は価格競争力を失っている。中小企業の没落はまさに中間層の減少を意味しています。1%の富裕層がますます肥え太り、99%国民はますます貧しく、失業予備軍となり、生活レベルの低下に見舞われることとなります(中小企業は没落する)。

<結論>
これらを見てくると野田民主党政権が言葉で言う「分厚い中間層の育成」は言葉の遊び、国民の目をくらます「ごまかしの宣伝スローガン」と言う事になります。


石巻大川小学校津波被害

2011年11月16日 10時19分20秒 | 臼蔵の呟き
石巻大川小学校(多くの小学生、教師が津波で死亡した。)を見ました。沢山の花、地蔵のような供養塔が立ち、祭壇が作られています。地形は、一級河川のすぐ横で、その河川の水面よりも旧学校が下になる地理的な環境です。
その意味では、このような地形に公的な施設、しかも小学校を立地させていた行政の判断間違いです。その上で、津波に対して日常訓練も必要であったとは思います。裏山は逃げ場所としては可能性がありましたが、大人でも駆け上がるのは難しい急傾斜地です。
せめて細い階段でもあれば相当の小学生も非難可能=死亡しないで済んだのではないかと思います。とにかく、大津波が来た場合の想定、準備が全く不十分だったといわざるを得ない行政の対応であったことは確かです。

いわてNOの車で教師と思われる方々がお参りと周辺の写真を取っていました。

自然災害はいつ来るかも分かりません。事前に如何に対応、準備されているかで災害規模、死者数を減らすことが出来ると思います。石巻地区以外の方も現地を見て教訓を汲み取る必要があると思います。

TPPのISD条項は危険

2011年11月16日 06時03分45秒 | 蜂助の呟き
こんにちは。蜂助です。今日もTPPの話です。

多国籍企業などが各国政府を訴える事ができる制度がISD条項です。以前にも書きましたが、TPPなどは参加国の国内法より優先すると言う信じられない制度です。例えば、アメリカの大豆生産団体が、日本のあるスーパーが「この大豆は遺伝子組み換えではありません」と書いているから俺のところの大豆が二億円売れなくなったなどというたぐいの話です。これを、アメリカが牛耳る国際組織が審理する。これは最初から、騙すための条項だと言っても過言ではない無いと思います。こんな危険なISD条項がTPPにはあるのですが、野田首相はこれも隠すでしょう。どじょうは隠れるのが上手ですが、隠すのも好きなようです。

野田首相は、二枚舌だと言うことが国民に知れわたりました。TPPは、すべての物品およびサービスを貿易自由化する多国間条約であることはアメリカはじめ交渉参加国では共通認識です。

野田首相は、TPPのこの本質の何を隠そうとしているのでしょうか。頭隠して尻隠さず。全くマヌケな話です。隠そうとしているのは、医療、保険、コメですね。もっとありますかね、カナダやメキシコが参加に興味を示しているのは「俺にも分け前をくれ」と言うことでしょうか。カナダは穀物、メキシコは労働力ですかね。

野田首相の「全品目対象」発言について、アメリカは訂正を拒否し、日本側も訂正を求めないと言う弱腰外交がしょっぱなから行われています。外交力が全くダメな日本は、アメリカの食い物ですね。

やはりTPPは国内で粉砕するしか無いようです。