“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

「損失の社会化」「利益の私物化」を許すな!

2011年11月14日 15時00分00秒 | 臼蔵の呟き
『アメリカ金融機関は、「損失の社会化」「利益の私物化」によりウォール街は儲けた。ゆがんだ経済だ。これは資本主義ではない。』ウォール街の集会で演説した一説です。集会参加者を激励したスティグリッツ演説(経済学者)です。


「損失の社会化」=大手金融機関が損失を出した場合、「大きくてつぶすことが出来ない」との理屈で「巨額の税金を投入して金融機関を救済する」ことがアメリカ、日本など多くの国で行われました。(08年リーマンショックの時)

「利益の私物化」=デリバティブでの巨額の利益をあげ、金融機関の経営者は高額年俸(社会的な常識を超えた巨額)を手にしている。その金融取引で巨額の損失を出したとき金融機関経営者は政治家、政府に泣きつき、税金による救済を要請する。実際に救済されている。


政治は、誰のためにあるのか?現実の進行を見ると企業経営者、一部経済エリートの救済、利益確保のために政治は対応している。しかし、99%の国民、労働者のためには何もしない。失業は長期化し、大学生、高校生の就職先はなく、職に就けない。アメリカ、日本で共通して起きている現実です。

これと同じ論理がTPP交渉参加でも野田、前原、玄葉、仙石が使っています。大手輸出企業が輸出できなければ雇用も守れない、日本はだめになる。したがって、関税0にして自由貿易協定TPPに参加しなければならない。
反面、一次産業(農業、漁業、林業、畜産)は日本経済にしめる構成比は限りなく少ない。したがって、その程度の犠牲は仕方がない。一次産業が衰退、一次産業に働く国民が失業しようとそんなことは仕方がない。これが、民主党内閣がとっている態度、姿勢です。アメリカオバマ政権が批判されているのも、民主党政権が批判されているのも1%富裕層のための政治、政権であるという点です。99%の国民、苦しみ働く人々は民主党政権、政治の対象にはなっていません。


TPP交渉参加表明と日本の軽い存在

2011年11月14日 11時00分00秒 | 臼蔵の呟き
以下が野田氏とアメリカオバマ大統領の会談に関する報道です。アメリカ大統領には「本当のこと」話した。アメリカ政府は正直に内容を発表した。びっくりした野田氏は、そのアメリカ政府発表を否定した。この混乱と卑屈さが民主党政権、野田、前原、玄葉の実態です。早くも「ぼろ」が出ています。13日のAPECでのTPP協議に日本は『入れてもらえなかった?』とのことです。本当に日本は馬鹿にされています。野田氏の存在などは彼らから見ればその程度の存在でしかないと言うことです。


米が発表の野田首相発言、日本政府は否定

12日の日米首脳会談について、米ホワイトハウスが文書で発表した概要によると、野田首相は環太平洋経済連携協定(TPP)交渉について、すべての物品やサービスが対象となる考えを示した。

 米側の発表によると、会談で首相は「TPP交渉への参加を視野に、各国との交渉を始めることを決めた」とオバマ大統領に伝えた。大統領は「両国の貿易障壁を除去することは、日米の関係を深める歴史的な機会になる」と歓迎する意向を明らかにした。

 その上で、大統領は「すべてのTPP参加国は、協定の高い水準を満たす準備をする必要がある」と広い分野での貿易自由化を日本に求めた。首相は「貿易自由化交渉のテーブルにはすべての物品、サービスを載せる」と応じた。

 大統領は首相に、日本のTPP交渉参加に向け、米議会との交渉開始をカーク通商代表に指示すると明言した。同時に、米国内の農業、サービス業、製造業の関係団体との交渉を始める方針も示した。

 これに関連し、日本政府は12日、「今回の日米首脳会談で、野田首相が『すべての物品およびサービスを貿易自由化交渉のテーブルに載せる』という発言を行ったという事実はない」とのコメントを発表した。

(野田氏、政権広報部が言っていること)
 日本側が米側に説明を求めたところ、「日本側がこれまで表明した基本方針や対外説明を踏まえ、米側で解釈したものであり、発言は行われなかった」と確認されたとしている。

生物多様性

2011年11月14日 06時49分44秒 | 蜂助の呟き
こんにちは。蜂助です。

当然のことながら宮城県議会議員選挙では民主党が議席を減らしました。この流れは全国区どこでも同じでしょう。民主党が望んでやっているのですから。

今までどうしても書けなかったがあります。それは、生物多様性のことです。

最初に結論を書きます。人命が一番大切ですが、いきものや植物のいのちも大切です。

里山や森林、山々では自然環境を守ることに反対する人は居ないでしょう。

津波の被害にあった地域の中には水鳥がたくさんいたり自然環境を守る人達が注目していた干潟などがたくさんありました。このような場所は防潮堤が無いところがたくさんありました。東日本大震災からの復興計画で「干潟を守ろう」などという声は出しにくくなっています。

私もずっと前からどう考えたら良いか悩んでいたのです。しかし今は、こう考えるようになりました。人命だけで無く、動物や植物、その他の生き物だって被災したのです。人間の都合だけで復旧や復興を考えてはいけないのではないでしょうか。

加えてTPPなどで自然環境をダメにしてはならないとあらためて思っています。

多くの人達から批判を浴びるかもしれませんが、将来のためにも生物多様性の重要性を主張しようと思っています。