シンプルに生きる
著者 ドミニック・ローホー 訳 原秋子 (31万部突破!)
ものを過剰に所有することをやめてみましょう。
すると、ものに対して使っていた時間が減り、自分自身にかける時間が増やせます。
からだをケアし、心のなかの整理をすると、自分のもっている可能性を再発見することができ、意欲が湧いてきます。
シンプルにすること。それは、暮らし全体の風通しを良くするということです。
1.ものと上手につきあう方法
大好きなものだけに囲まれて暮らす
自分が本当に好きなものはなにか。自分の生活スタイルに合っているものはなにか。
これがわかっていないひとたちが大勢います。
ものとは、いわば、わたしたちの感動を入れる器です。使い勝手が良いだけでなく、喜びを与えてくれるものでなければなりません。
「身のまわりに置いておくのは、大好きなものだけにする」と、今から心に決めてください。
つまらないものや過去のものに、自分の世界を占領されないように。少しだけ、でも飛び切り良いものだけに囲まれて生活することを心がけましょう。
2.住まい
自分を取り戻すための大切な場所
家は「自分自身」を守るためにあります。物質的なこだわりから開放されてはじめて、わたしたちはからだも精神も自由に開花させることができるのです。
インテリアをシンプルにすると、部屋がより多目的に順応できるようになります。
ものと家具はすべて、シンプルに、軽く、が基本。
インテリアは、目を楽しませてくれるだけでなく、常に居心地の良いものでなくてはなりません。
住まいは休息の場、インスピレーションを得る場、癒しの場であるべきです。
シンプル主義を実践した住まいは、エネルギー、バイタリティー、バランス感覚、そして喜びを注入してくれるところであり、わたしたちのからだと精神の大きな後ろ盾になってくれます。
3.ファッション
自分らしいスタイルを磨く
年齢を重ねるごとに、自分のスタイルを洗練させていきましょう。シンプルであることは、すっきりとしたスタイルを形成する鍵であり、かつ、ひとのこころを引き付けます。
衣類は、ベージュ、グレー、白を基本として揃えると、合わせやすく無駄がありません。そしてオールマイティの黒はなんにでも合う色です。
まずは、手持ちの服のなかから、中途半端な服や、小さすぎたり古すぎたり、「すぎる」がつくものは処分しましょう。
色あせた服を着ると老けて見えてしまいます。
4、時間管理
絶え間なく消費している時間の質を高める
時間は、すべてのひとに平等に与えられています。充実した人生を送るためには、シンプルかつ上手な時間管理が必要不可欠です。
本来人間は、汽車の到着を二時間でも三時間でも、なにもしないで待ち続けることができるはずなのです。
それもひとりで、本を読むでもなく、退屈することもなく。
思索にふける習慣を身につけると、人生はより快適になります。一時一時を満喫するもっとも効果的な方法は、自分で自分の面倒をみること。
できる限り、なんでもひとに頼らず自分自身でやりましょう。
5.お金の管理
お金はエネルギー
お金はパワーであり、エネルギーです。わたしたちの人生を築いていくための力です。
価値のないものにお金を浪費すると、このエネルギーを失うことになるのです。
自分らしい、身の丈に合ったお金の使い方ができているだろうか?
ときどき、自分にこういう疑問を投げかけてみましょう。
月に二回、熱いコーヒーでも淹れて、静かな音楽をかけて家計簿をつける時間をもちましょう。
6.美容
あなたがあなたらしくいるために
美しさとは、落ち着きや自尊心、存在感、気品、生き生きとした印象など、さまざまなものの調和によってもたされるものです。
女性は、自分が魅力的だと感じているときがいちばん輝いて見えるもの。だからこそ自分を知り、自分を認めることが大切なのです。
ファッションやメイク、ライフスタイルなど、すべてを自分らしくプロデュースすることに挑戦してみましょう。
年齢を重ねることは、美しさへの鍵でもあります。年とともに、若さの表面的な魅力が内面の美へと変化していき、外に表れるようになります。
美しいということは、見た目の感じが良いことであり、年齢には関係ありません。
7、食事
過剰になりがちな食事をシンプルにリセット
現代、社会においては、工夫をしない限りは、たいてい食事の量も過多になりがちです。栄養過多の食事は、肥満の原因となるだけでなく、そもそも消化し、吸収するために、からだに絶え間ない負担をかけつづけてしまうものです。
食べる量を少なめにするということは、人生をシンプルにするための大切な方法のひとつです。
健康的な食べ方のポイントは、「空腹を感じたときのみ食べる」「ひと口ずつ味わって食べる」「空腹感がなくなってきたら食べるのをやめる」という三つだけです。
きれいに盛り付けられた料理を、すてきな空間のなかで食べる。そうすると、量が多くなくても充分満足できるはずです。
8.ひとづきあい
交友関係もシンプルに
自分にとってなんの支えともならないような、無益な交友関係は整理してしまいましょう。
恋愛においては相手の性の奴隷とならないように、知性のないひととは一線を引きましょう。
相手を批判して正そうとするよりも、そもそも批判したくなるような人とは、つきあうのをやめたほうが賢明です。
批判ばかりするひとは、自分に問題があるひとです。感情的にどう思っても、ひとの悪口は言わない、と心に誓いましょう。そして、けっして見栄を張らないことです。
わたしたちは「ノー」というのが苦手になりがち。でも必要なときに「ノー」と言えるようになることが、シンプルに生きていくためにはどうしても必要なことです。
9.自己管理
心の整理整頓
心に秩序をもたらすということは、ものを片付けるのと同じで、役に立たない考えを取り除き、より重要な事柄のために、心のなかのスペースを確保することです。
定期的に、心のなかから不安なものを取り除くように心がけてみましょう。
そうすることによって、悩んだり、ストレスをためてしまったりという行為から、自分を解放することができるようになります。
★独りになることは、自分が選択するものではありません。
孤独は、わたしたちの基本的な存在条件です。
わたしたちは深い意味ではみな「独り」だからです。
不安に感じるのは物理的な孤独ではなく、精神的な孤独です。もし見捨てられたら、という不安、周囲のひととコンタクトを取れなくなる不安です。
けれども、わたしたちは実は、孤独を通じてエネルギーを充電できるのです。
孤独を味わいましょう。孤独を試練ととらえずjに、特権と思うことです。
孤独の時間は種を蒔くために用意された時間。
蒔かれた種は、未知の世界に向けて芽を出し、開花します。
独りでも幸せに過ごせる方法はたくさんあります。たとえば、料理、ガーデニング、ボディケア、ハウスクリーニング、さまざまな想いに耽ることなど。
孤独を味わえるようになることで、むしろ、他人が存在する喜びが二倍に感じられるようにもなるでしょう。
そうすれば、周りのひとに、今まで以上に多くの喜びをお返しすることができます。
それだけ孤独は、人生を豊かにするものなのです。
著者 ドミニック・ローホー 訳 原秋子 (31万部突破!)
ものを過剰に所有することをやめてみましょう。
すると、ものに対して使っていた時間が減り、自分自身にかける時間が増やせます。
からだをケアし、心のなかの整理をすると、自分のもっている可能性を再発見することができ、意欲が湧いてきます。
シンプルにすること。それは、暮らし全体の風通しを良くするということです。
1.ものと上手につきあう方法
大好きなものだけに囲まれて暮らす
自分が本当に好きなものはなにか。自分の生活スタイルに合っているものはなにか。
これがわかっていないひとたちが大勢います。
ものとは、いわば、わたしたちの感動を入れる器です。使い勝手が良いだけでなく、喜びを与えてくれるものでなければなりません。
「身のまわりに置いておくのは、大好きなものだけにする」と、今から心に決めてください。
つまらないものや過去のものに、自分の世界を占領されないように。少しだけ、でも飛び切り良いものだけに囲まれて生活することを心がけましょう。
2.住まい
自分を取り戻すための大切な場所
家は「自分自身」を守るためにあります。物質的なこだわりから開放されてはじめて、わたしたちはからだも精神も自由に開花させることができるのです。
インテリアをシンプルにすると、部屋がより多目的に順応できるようになります。
ものと家具はすべて、シンプルに、軽く、が基本。
インテリアは、目を楽しませてくれるだけでなく、常に居心地の良いものでなくてはなりません。
住まいは休息の場、インスピレーションを得る場、癒しの場であるべきです。
シンプル主義を実践した住まいは、エネルギー、バイタリティー、バランス感覚、そして喜びを注入してくれるところであり、わたしたちのからだと精神の大きな後ろ盾になってくれます。
3.ファッション
自分らしいスタイルを磨く
年齢を重ねるごとに、自分のスタイルを洗練させていきましょう。シンプルであることは、すっきりとしたスタイルを形成する鍵であり、かつ、ひとのこころを引き付けます。
衣類は、ベージュ、グレー、白を基本として揃えると、合わせやすく無駄がありません。そしてオールマイティの黒はなんにでも合う色です。
まずは、手持ちの服のなかから、中途半端な服や、小さすぎたり古すぎたり、「すぎる」がつくものは処分しましょう。
色あせた服を着ると老けて見えてしまいます。
4、時間管理
絶え間なく消費している時間の質を高める
時間は、すべてのひとに平等に与えられています。充実した人生を送るためには、シンプルかつ上手な時間管理が必要不可欠です。
本来人間は、汽車の到着を二時間でも三時間でも、なにもしないで待ち続けることができるはずなのです。
それもひとりで、本を読むでもなく、退屈することもなく。
思索にふける習慣を身につけると、人生はより快適になります。一時一時を満喫するもっとも効果的な方法は、自分で自分の面倒をみること。
できる限り、なんでもひとに頼らず自分自身でやりましょう。
5.お金の管理
お金はエネルギー
お金はパワーであり、エネルギーです。わたしたちの人生を築いていくための力です。
価値のないものにお金を浪費すると、このエネルギーを失うことになるのです。
自分らしい、身の丈に合ったお金の使い方ができているだろうか?
ときどき、自分にこういう疑問を投げかけてみましょう。
月に二回、熱いコーヒーでも淹れて、静かな音楽をかけて家計簿をつける時間をもちましょう。
6.美容
あなたがあなたらしくいるために
美しさとは、落ち着きや自尊心、存在感、気品、生き生きとした印象など、さまざまなものの調和によってもたされるものです。
女性は、自分が魅力的だと感じているときがいちばん輝いて見えるもの。だからこそ自分を知り、自分を認めることが大切なのです。
ファッションやメイク、ライフスタイルなど、すべてを自分らしくプロデュースすることに挑戦してみましょう。
年齢を重ねることは、美しさへの鍵でもあります。年とともに、若さの表面的な魅力が内面の美へと変化していき、外に表れるようになります。
美しいということは、見た目の感じが良いことであり、年齢には関係ありません。
7、食事
過剰になりがちな食事をシンプルにリセット
現代、社会においては、工夫をしない限りは、たいてい食事の量も過多になりがちです。栄養過多の食事は、肥満の原因となるだけでなく、そもそも消化し、吸収するために、からだに絶え間ない負担をかけつづけてしまうものです。
食べる量を少なめにするということは、人生をシンプルにするための大切な方法のひとつです。
健康的な食べ方のポイントは、「空腹を感じたときのみ食べる」「ひと口ずつ味わって食べる」「空腹感がなくなってきたら食べるのをやめる」という三つだけです。
きれいに盛り付けられた料理を、すてきな空間のなかで食べる。そうすると、量が多くなくても充分満足できるはずです。
8.ひとづきあい
交友関係もシンプルに
自分にとってなんの支えともならないような、無益な交友関係は整理してしまいましょう。
恋愛においては相手の性の奴隷とならないように、知性のないひととは一線を引きましょう。
相手を批判して正そうとするよりも、そもそも批判したくなるような人とは、つきあうのをやめたほうが賢明です。
批判ばかりするひとは、自分に問題があるひとです。感情的にどう思っても、ひとの悪口は言わない、と心に誓いましょう。そして、けっして見栄を張らないことです。
わたしたちは「ノー」というのが苦手になりがち。でも必要なときに「ノー」と言えるようになることが、シンプルに生きていくためにはどうしても必要なことです。
9.自己管理
心の整理整頓
心に秩序をもたらすということは、ものを片付けるのと同じで、役に立たない考えを取り除き、より重要な事柄のために、心のなかのスペースを確保することです。
定期的に、心のなかから不安なものを取り除くように心がけてみましょう。
そうすることによって、悩んだり、ストレスをためてしまったりという行為から、自分を解放することができるようになります。
★独りになることは、自分が選択するものではありません。
孤独は、わたしたちの基本的な存在条件です。
わたしたちは深い意味ではみな「独り」だからです。
不安に感じるのは物理的な孤独ではなく、精神的な孤独です。もし見捨てられたら、という不安、周囲のひととコンタクトを取れなくなる不安です。
けれども、わたしたちは実は、孤独を通じてエネルギーを充電できるのです。
孤独を味わいましょう。孤独を試練ととらえずjに、特権と思うことです。
孤独の時間は種を蒔くために用意された時間。
蒔かれた種は、未知の世界に向けて芽を出し、開花します。
独りでも幸せに過ごせる方法はたくさんあります。たとえば、料理、ガーデニング、ボディケア、ハウスクリーニング、さまざまな想いに耽ることなど。
孤独を味わえるようになることで、むしろ、他人が存在する喜びが二倍に感じられるようにもなるでしょう。
そうすれば、周りのひとに、今まで以上に多くの喜びをお返しすることができます。
それだけ孤独は、人生を豊かにするものなのです。