さっと

東北・秋田県南での田舎くらし

歴史探訪から・・・・今・現在!

2014-08-21 18:23:00 | くらし
いろんなお勉強・・いきさつを経て・・・昭和60年9月の秋田県広報のWeb掲載に行きついたのです。

◆伝統工芸 川連漆器   陰に無名の工人たち     高橋 克衛

> 川連漆器は、昭和五十一年十二月十五日付けで通商産業大臣から、伝統的工芸品として指定した旨の通知を受けた。その通知書には、その製造される地域は、稲川町であること、漆は天然漆でなければならないこと、木地に使う木は、ホウノキ、トチ、ケヤキ、ブナ、又はこれらと同等の材質を有する用材とすることなど、厳しく決められている。
> 実際は、右に挙げられている四種類の原木の外はほとんど使われていないので問題はないが、大事なのはその工程である。工程について、通知書の指定は実に厳しい。
> まず、木地造りについては、お椀などのいわゆる挽(ひ)き物では、ろくろ台、ろくろかんなを使って形を作ることとされ、この場合「煮沸」及び「薫製乾燥」をすることとある。また、角物(お膳や重箱など)では、挽き曲げ、留付、ほぞ組みの技法を用い、曲げ物では、ころを使って曲げ加工をする。

> 下地付けは次のいずれかによる。
> (一)「蒔地下地」にあっては、生漆及び炭紛を用いる「掛地」をした後、生漆を用いる「地塗り」をすること。
> (二)「渋下地」にあっては「地炭付け」「柿研ぎ」及び生漆を用いる「地塗り」をすること。
> (三)「漆本下地」にあっては「のり漆」を用いる「布着せ」、「さび」を用いる布目摺り」「地の紛付け」「切紛付け」「さび付け」及び生漆を用いる「地塗り」をすること。

> 塗りは次のいずれかによること。
> (一)「花塗り」にあっては、精製漆を用いる下塗、中塗り及び上塗りをすること。この場合において塗りには「漆刷毛」を用いること。
> (二)ろいろ塗りにあっては「素黒目漆」を用いる「下塗り」及び「中塗り」をし、「ろいろ漆」を用いる上塗りをした後、ろいろ仕上げをすること、加飾をする場合には「沈金かんな」を用いる沈金、またはまき絵によるとある。
> 指定書にあることを、長い間受け継いできた川連漆器の多くの工人たちの中には、伝統工芸士としてすでに二十人の人たちが認定され、優れた製品の作成と後継者の養成に生涯をかけている。しかし、この人たちは、その製品に自分の名を記すことはほとんどない。伝統工芸川連漆器の一つ一つは、前記のように長期にわたる数多くの人々の分業による所産だからである。
(たかはし かつえ・稲川町公民館長)

昭和60年なんてこの間の事…それなのに、この記事元の公民館長さんは、すんごく前に無くなった方・・と、思い・・・ハタ・・と、そこで、ようやく、その矛盾に気がついたという私なのです。
昭和60年=1985年なのだから、今から25年(四半世紀)前の記事なんですねぇ。
「所産」とか、読めなかったから、もう、内容自体はどうでもよいけれど・・その結論=うわぁ、昭和が「すんご~く、遠くなった」モノだということ。
そうそう、その「いきさつ」なんですが、この公民館長さんかその配偶者だったかのご先祖様が、秋田県で女性議員として活躍していた方だとは聞いてはいたのですが、それが誰あろう・・衆議院の議員さん=せんせい・だったらしく・・・と、いうことは、県議などではなく「国会議員、なの~ぉ?」と、今更あわてて、詳しく調べていたという・・私としては手落ちのような・手遅れな次第でして、そして、そこからの枝分かれ的な地元記事が、この内容なのです。
うちの親も、この「伝統工芸士」の指定を受けておりましたので「見てるだけ」・・ではなく「活字だけ」ではありますが、ここに掲載してみました。


追記・・・今日セブンイレブンが、地域にできまして、今日(21日)は、オープンの日なのだそうです。
昨年だったかにローソンができましたので、売れ行きがイイと次々と進出してくるらしいのです。
確かに、うちがヨロズヤだった昔の、細かい(上手な言い方がわからない><)お店がほとんどなくなっちゃったから、いつでも行ける営業時間で、何でもあるコンビニが入り込む余地=必要性が沢山ある・・という、地域性なのですが・ね。
NANACOカードを「作るか・どうか」迷っているうちに、明日になってしまいました。

それと・・・ブログ仲間から教えていただいた「プリントスクリーンのキー活用」という手法で(三回くらいの処理・手間はかかりましたが)経費をかけないで・・しかも、カメラ撮影によらないで、きれいな画像でのっけることができた、このブログの閲覧状態一覧表がこれなのです。
Photo
「0」の日が、多々ありまして・・自分自身でも「開いていない日がある。」という事実を、見事に突きつけられました。
惨敗

コメント
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