Nonsection Radical

撮影と本の空間

出揃ったところで

2016年03月27日 | Weblog
どうして少し昔の本を集めて読んでいるのかというと、”事実”確認のためなんですな。
そういえば、あの件ってどういう事だったんだろう?ってふと思い出す事があるんだけど、まあ多くの人がWikiなんかで調べておしまいとなるんだろうけど、それって事実の確認としては不十分じゃないですか。
で、調べ始めると役に立つのは本しかないんだよね実質。
ネットでの情報の多くは、本を元にしているものが多いし、それなら”元ネタ”に当たる方が確実でしょ。
それに何冊かの本を読み比べる事で相違点や別の観点も浮かんでくるし。
そういう点で”以前”は、いくつもの類似本が一つの事で出されていたりして役に立ったんだけど、出版不況の現在、地味な事を本にするところも少なくなってきて、コツコツと地味に仕事をするライターも減ってきたようで、この先心配だなと思う。
様々な視点から書かれた本が出揃ったところで、では読んでみようかと思う時には本はなし、の状況が今後も増えてくるんだろう。
こういうのって自分だけじゃなくて、後年の資料集めをする人にとっては非常に困った事になる。
図書館もよほど大きなところに行かないとちょっとした本が揃えられているわけでもないし、コツコツと収集していかなければ必要な事が調べられないとなるとシロートの手にはおえないんだよなぁ。
シロートだけど、ちょっとした事に興味を持ち、調べてみようと思う事もあるじゃないですか。
そういう事って特別な事でもないし、できない事でもないのは巷に古本が出回っているからなんだよね。
でも本っていうのは寿命があって、1980年ぐらいより前の本は、もうあまり手に入らなくなってきてるんだよ。
あるところにはあるけど、簡単には手に取れない。
というわけで、70年代以前の事に興味を持つのなら今のうちなんだろうね。
コツコツと集めていくしかないんだろうね。



安浦町の街並み 5
神奈川県横須賀市安浦町3丁目,三春町1丁目
撮影 2015年9月5日 土曜日 13時15分
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする