里山の移ろい

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花火

2016-08-11 15:54:32 | 日記

昨晩、ボーンボーンと花火を打ち上げる音が、

静かな暗闇をついて我が家にも聞こえてきた。

〇〇KK、恒例の花火大会らしい?

近くに住む小6の女孫も、たぶん花火見学に出かけたことであろう。

そんな想像をしながら、妻と二人でしばらく耳を澄ました。

昨年の今頃は、我が家に一泊し暗くなるのを待ちかねて花火して、

庭先を煙でいっぱいにしていた。真剣なまなざしで、線香花火の先端を見守る孫たち。

来年は、どんな時間を過ごすことになるのだろう?

 

昨年、103歳で義母が亡くなった。今年は、新盆を迎えることになる。

義母をはじめ先祖が迷うことなく我が家に届くように、と、早速高灯篭を設置した。

お盆になれば、ササ竹にスギの葉などで仏壇の前に盆棚を飾った。

ごく最近まで、といっても我が家では義父が健在であった時までのこと。

そんな風習は、もう見られなくなった。

少し寂しい気もないではないが、器用に作れる自信もない。

今できる、精いっぱいの盆棚で先祖の霊を迎えることになる。

ご先祖様も、わかってくれるであろう。

  ご先祖様を迎える準備が整った