ねこじゃらし2

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200731 作楽会 いけばな 草月流 136 アレカヤシ・胡蝶蘭・ブドウ蔓、掛け花・つるもの

2020年07月31日 | いけばな
1)掛け花
お休みだった回の花代と今日のを合わせて、3杯分の値段で、先生が「蔓」を頼んで下さった
アカヅルのセットとブドウヅルのセットがあり、ブドウヅルのほうを選びました
 
先週、私が衣類ハンガーに花をいけたのを見て、以前作楽会館用に作ってあった「鴨居かけ」を
先生が持ってきてくださった
それを使って、また衣類ハンガーに掛け花をいけることとなった
 
雑誌草月の別冊「掛け花」は読んだことあるの? 
 当時の作家さんにはもう亡くなった方も多いけれど、作品は力があってちっとも古くないわよ
 ・・・とのことで、先生の持ってきてくださった「雑誌草月別冊」を急ぎパラパラと読み始めた
アルミワイヤーの曲線にトクサの直線を合わせた作品があったので
 これをまねて、鉄の三角花留の直線に蔓の曲線を合わせてみました
真似でもいいのよ・・・と先生
作品の向かって左、花の方から見た写真です
 
後ろの壁に頼らないよう、自立してバランスを取るよう気をつけました
 
乾燥してやや硬い蔓は、輪になって届いたので、曲線が単調でした
途中、先生からのアドバイスで、蔓を湿らせて伸ばしたり曲げたりしました
 
作品の正面から見た写真です
 
水はどうしたの? 
取っ手に穴の2つあいた花器をつると鉄で固定しました
これはこれでいいんじゃない?

つるも、掛け花も、向き合ったことが無かったので
 今日は 何か、新しい体験ができました
 あと30分、テーブルで蔓をいけてみます
 
2)
蔓が下がっているので直しましょう
 
・・・と、先生に手を入れていただいてこのようになりました
この花器の形状が蔓を留めるのに適していました
 蔓をいける楽しさって・・・なんかこう・・・
  曲線が生み出すリズムというか、曲線を目で追うと生まれるリズムの楽しさかもしれません
 
 
左の床に飛び出た蔓が、チョンっと楽しいわね
ありがとうございました
 
花材:ブドウ蔓、アレカヤシ、ファレノプシス(胡蝶蘭)
花器:鉄三角花留、陶器
 
 勉強会は気が重いです
 そんなでも、前回・今回と、掛け花をやってみて、
 あたらしい体験ができたのは勉強会のおかげ・・・
 
3) 今日の花材・・・ユーカリに実 
今日は、「蔓セット」の他に「洋風混ぜ挿し」と「枯れ物」という花材が来ていました
その洋風まぜざしの中のユーカリの一枝に実が付いていました
ユーカリはオーストラリアを代表する樹木で、ユーカリノキ属の植物の総称
800種余りあるうちの大多数はオーストラリア固有
扱い方:葉の色の美しさと独特の形、伸びやかにしなる枝の線を生かす
水揚げ:水切り
出回り:周年
 
参考:監修:勅使河原宏・大場秀章,1999.現代いけばな花材事典.草月出版:p.703
 
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