荒川土手を大橋までと思いましたが、はしょって近道をと、土手を降りて旧芝川沿いに歩き始めました。川べりにおりて、ふと見上げると見事な八重桜並木、白もある、ショウゲツかなと改めて登ってみると、他にもいろいろな品種があった
ここでは、都市農業公園でいただいた資料などからそれぞれの特徴を転記します
てっきり関山だとおもって、でもラベル欲しいなとおもってひょいとのぞいたら、歩道から見て木の後ろ、川側にプレートがあるではないですか、
ここが、川口五色桜研究路で、桜守がここをつくったことがわかりました
紅華
紅華コウカ`Koka'
大輪、紅紫、30~40枚、花弁の外側の色が濃い、八重咲き
高木、盃状
1965年、浅利政俊作出
花の形や色からこの名がつけられた
大山桜と里桜の雑種と推定されている
開花期間が長く美しい
花弁は縁が内側に巻きこむ、
雄しべはごく短い(約4mm)
小花柄は細く、下向きに垂れ下がる
似た桜: カンザン、エド系
数珠掛け桜
数珠掛け桜
福禄寿
紅豊ベニユカタ
大輪、紅紫、15~20枚、北海道松前の育種家浅利政俊が1961年に作出した
オクチョウジザクラなど4つの野生種が関わる品種
他の八重咲き大輪のサクラに先駆けて開花する
亜高木・高木、樹形は広卵形、あまり横に枝は広がらない
赤みの強い花と同時に茶色みを帯びた黄緑色の若葉が同時に展開
ピンク色で時に縁や裏面が濃く、ねじれがある。平らに開く
外側の花弁は円形・大型、長さ2cm前後
雄しべ雌しべは正常
萼片は長い卵形、先端が鋭く尖る、縁には毛
萼筒は短いつりがね形、小花柄と共に無毛
最下の苞は大型、広いくさび形、鋸歯は鋭い、大きな鱗片が幅広く、粘る
丸みのある葉は中央でもっとも幅広い、先端は急に細まりごく短い尾状
表面の主脈下部のみ有毛
開いた単鋸歯と重鋸歯が混ざる
葉柄は太く、上面の溝部分に毛、長さ20~25mm
似た桜: タカサゴ、カンザン
関山
松月ショウゲツ
旧芝川は右手下流の荒川合流てんの水門と、左前方上流の青木水門まで
満潮の時は、ゆっくり逆流したりする
全域ではないけど、場所によっては水際の遊歩道へ降りることもできる
こんな八重桜の道があったなんて、自粛の日々の散歩のおかげで知ることができました
16種類180本が植わっているという
青木橋から上流はよく歩くんだけど、この辺りは2回目だったかな
咲いているからわかった 『川口五色桜の研究路』
ちょっと検索してみたけれど、ここについての情報は乏しい
関連: 210411都市農業公園の桜
参考: 日本花名鑑④ サクラハンドブック 日本花の会・さくらずかん