ねこじゃらし2

いけばな、いきもの、食べ物、音楽、散歩を楽しむ ねこじゃらし

220121 新宿御苑 1/5 早咲きの桜ツマカンザクラ,ギンヨウヒマラヤ 他

2022年01月21日 | 植物・園芸など
前回は、思いがけず雪景色を楽しんだ新宿御苑
今日はいけばな教室の前に、いそいでのぞいてきました
気になっていた桜と温室の多肉の名前を確かめるのが目的
 

日本庭園の「薩摩寒桜」2か所に植わっています 上野池近くの木はほんの数輪が開花
そんなはずはないと、捜し歩いて、楽羽亭の側で見つけました、こちらは1分咲き

萼筒は短い釣鐘形で、萼は幅があり長めで先は鈍く尖る

一分咲き、まだ葉は展開していません、これからまだまだ楽しめそう
満開は2~3月、見事だろうなと思います
低く枝を張った大木です
一重、淡い紅色、花弁は縁にフリルがある
 
サツマカンザクラ 薩摩寒桜
Cerasus ‘Satsuma-kanzakura’
カンヒザクラとヤマザクラの交雑種である寒桜の一品種と思われます
 
日本花の会のサクラ図鑑やサクラハンドブックには載ってない
上野公園や都市農業公園にもない
どういった由来のサクラなのかしら
このはなさくや館の薩摩寒桜の写真とちょっと違う感じもします
花期も早いです、葉が展開していないし
 
 
他に2種のサクラが見られました、1月上旬と同じです

コブクザクラ 小福桜Cerasus ‘kobuku-zakura’
 
写真はありませんが
ジュウガツザクラCerasus subhirtella (Miq.) Masam. et S.Suzuki 'Autumnalis'
そして、みどころ情報をみるとカワズザクラも咲き始めたみたいです
 
 


楽羽亭ちかくの大木 写真が鮮明でないので冬芽の特徴はわからないけど
モクレン、コブシより冬芽が大きい
ハクモクレン
Magnolia denudata Desr.
マグノリア デヌダタ
モクレン科 モクレン属
 
風景式庭園の大木、ヒマラヤスギと、その隣のギンヨウヒマラヤ
似ているところがある

名前の通り灰色がかった葉、短枝についた葉はカラマツの様に見える

長枝にはらせん状に葉がついている

ここにあるのは雪の日に気が付きました 枝振りはバラバラしていて全体に灰色っぽい
ギンヨウヒマラヤ アトラスシーダーの品種
Cedrus atlantica ‘glauca’
ケドルス
マツ科 ヒマラヤスギ属
アトラススギの分布は北アフリカ,アトラス山脈
 

こちらはヒマラヤスギ、ギンヨウヒマラヤに比べると葉が密で枝が下がり気味、葉色が濃い

同じように短枝の葉は詰まっていてカラマツの様

同じように長枝にはらせん状に葉がついている

ふと下を見るとたくさんの雄花の痕

きっとあるはずと木の周りをぐるぐる回って探すと、目の高さに見られる枝がありました

雄花は短枝の先につくんだ、昨年小石川植物園で白い雌花を見たのはですね
 
ヒマヤラスギ
Cedrus deodara (Roxb.) G.Don
ケドルス デオダラ
マツ科 ヒマラヤスギ属


遠目で振り返ってみる、同じヒマラヤスギ属の右がヒマラヤスギ、左の数本がギンヨウヒマラヤ
 
ヒマラヤスギ属は北アフリカからアジアの山岳地帯に分布する雌雄同種の常緑高木。4種が知られる。もう一種レバノンスギが新宿門近くにあるから、園内で3種(アトラススギはその1品種のギンヨウヒマラヤだけど)が見れるってことになる。実を結ぶのに2年はかかる。
雄花と雌花、開花の季節など・・・宿題
 
 
関連:② 家に帰ってから、新宿御苑の「季節のみどころ」をみてみたら
カワヅザクラも咲き始めていたみたいです
 
まん延防止重点措置が解けたら、また来てみよう
今日から新宿御苑は1時間あたり入園者を2,000人にしています
休園になったわけじゃないけど、自粛
1ヶ月先?そのまた先?そのころは 苑内、どんな花が見られるだろう、楽しみ楽しみ


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