四方見をいけて見ました
今月、基本花型をいけた方たちが、第3応用の3方見を学んでいるのを見て、自分もと思いました
これは、テキスト3-19『あらゆる角度からの視線を考える』になります




ここでも4種の花材がみんな見えますがナンテンのミドリの稜が多い、

こちらはすっきりと馬蹄形の花器の形が見える
・・・というつもりでした
作品を教室中央に移動して、先生が、ぐるぐるグルグルまわってご覧になって

どこから見ても平凡な感じ
ベテランならもっと目を引くようにできると思うわ
そこで、ブルースターを正面にも入れ、裏にはオリーブを足してみました

先生には通じなかったみたいです


この面が新たな正面になりました

こちらは、ローゼルの赤が向こうの斗入れて主で

ここは、オリーブの葉裏の白を入れて見ましょう




これで、3方がはっきりとそれぞれ魅せるようになった・・・ということで納得してちょうだい・・・どう?

全体が一つの作品で、どこから見てもいいようになおしたのが考え違いで
一か所正面がハッとする顔になり、他の面が明らかに違う個性を発揮できるように
難しかったです
テーマ: 3-19あらゆ角度からの視線を考える
花器: 陶器、馬蹄形
花材: オリーブ,ナンテン,ブルースターローゼル
2)
①
アフリカ西南部原産
ハイビスカスと同じ属 花後に果実を包む鮮やかな紅紫色のガクが肥大する。
この萼を乾燥させた物をハイビスカスティーの原料とするほか
ジャムその他に利用される
参考: ヤサシイエンゲイ
②
Olea europaea L.
モクセイ科 オリーブ属
野生や地中海沿岸起源の栽培型などがある複合種
果実を塩蔵、搾油に用いる。
塩蔵用、搾油用などにいくつかの品種がある
参考: 安藤敏夫・小笠原亮・長岡求,2007日本花名鑑④.アボック社:305
③
ブルースター ガガイモ科
Oxypetalum caeruleum (オクシペタルム カエルレウム)
南アメリカ北部原産
青からピンクに変わる花は集散花序で対生する葉の付け根につく
雄しべと雌しべが合体したずい柱があり、
そのまわりを5枚の鱗片からなる筒状の付属体(副花冠)が取り囲む
近年人気の出てきた輸入花のひとつ
星形に開いた花の表情を生かす
取り合わせる花材の色によってシックにも華やかにもなる
切ると出てくる白い乳液は服などにつかないように気をつけ、
ごくまれにかぶれることがあるのでいけた後は手をよく洗う
水揚げ: 水切り
出回り: 周年
参考:監修:勅使河原宏・大場秀章,1999.現代いけばな花材事典.草月出版:p.594