ねこじゃらし2

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220219 作楽会 いけばな 草月流 161 モモと枝物

2022年02月19日 | いけばな
まん延防止で外出を控えていますが、2月のお稽古今日一回は出席しました
3回分の花代で、季節の行事の花モモと何かでとお願いして、先生がレンギョウとキバデマリを注文しておいてくださいました
 
草もの花物のチューリップやスイートピー、ナノハナも春を感じさせますが
やはり木、枝物の花も春ならではだとおもいます
そして、枝物をたっぷりいけられるのは2回休んじゃって3回分の花代を使えるから
 
他の生徒さんも、ケイオウザクラ、オカメザクラ、雲竜柳、など
先生のホワイトボードの挨拶文も「春の枝物を楽しんで」でした

花材: モモ,キバデマリ,レンギョウ
花器: プラスチック
テーマ: 色 茶色・黄緑・黄色・桃色
 
生命力が強く、今の小さな葉が展開して、小さな蕾が咲く、いい樹なんだというお話、先生の思いの入ったキバデマリを入れてくださった
・・・のに、ばさばさ切ってしまって、意図がわからない、賛成できない
何をやりたかったの? 
家に帰ってどういけるのか知らないけど
 
意識したのは色と線と塊でした
やがてきれいに展開するかもしれないけど、いま、ここで、いけるとしたら、生き生きとしたワカミドリ色をあつめて、四方に細かく広がり伸びる枝張りの面白さを逆さにして前面に集めて、これがいいと思いました
 
だったら、モモも高さを揃えて切りそろえるべき、人工的なものと自然調がまじっている、枝の樹皮も綺麗ではない
 
予習では、レンギョウはためが効かない、だから枝ぶりはそのままで、モモとキバデマリはためられる
しかし、レンギョウはそれほどきれいではなかった
自分としては、桃の花の線が右から左下へ、それを受ける茶色の茎の切り口が左から右下へ、それを受けて黄緑のラインが右から左下へ、レンギョウはは背景・・・としたのだけど
 
分解して構成する、線・色・塊をいける
見る人(先生)に伝わる作品にはなりませんでした
 
それも良い経験
次、重点措置が解除されたら、3月19日、一か月後
 
持ち帰った花材は大切にしよう
ありがとうございました
 
今日の花材

モモ Prunus persica (L.) Batsch バラ科
一重のモモが来ました。ぽろぽろ落ちちゃうのが桃の難点。以前、瞬間接着剤で付けちゃった人がいました、木の花は高価ですから、気持ちはすごいわかる
水揚げ: 水切り、割る
出回り: 2~3月
扱い方: ためて好みの形も作れるが直線的な枝を素直にいけても特徴がいきる
 


キバデマリ → アメリカテマリシモツケの園芸品種ルテウス
Physocarpus opulifolius 
水揚げ: 水切り
出回り: 2~3月
扱い方: 柔らかい葉は落ちやすく傷つくと黒ずむ、樹皮も剥がれて落ちやすい、扱いは丁寧に 
 
 

レンギョウ Forsythia suspensa (Thunb.) Vahl モクセイ科
水揚げ: 水切り、割る
出回り: 1~3月
扱い方: ためはきかない。春の黄色の花木のなかでもひときわ鮮やか、それだけでいけても引き立ち、他と組み合わせてさらに強調される。
 
参考・引用: 現代いけばな花材辞典 p.181.676.774
 
 
今日は、「グリーンセンターのタケの花」といただき物の「キクイモ」を持参しました。こういうのって「今日の一品」の習性だな、しみついていたんだなと思い当って苦笑い。


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