昨夜、私は早々と寝床についた。
「ま」さんは風呂敷残業で 夜通し 一人で頑張っていたらしい。
4時半という信じられないほどの早起きをした私と入れ替えで眠りについた。
ある意味、すれ違い夫婦なのである。
小さな溝を埋めようとしてか
「ま」さんは寝室に向かうまでの短い時間、
お気に入りのカクレクマノミ柄のパンツ一丁で
奇妙な自作の歌と共に くにくにと手足腰を回転させ謎のダンスを披露し続けた。
ひきこもった天照大神だって きっと 天岩戸から顔を出すにぎやかさだ。
踊る「ま」さんを見ながら
もしかしたら夫には エンターテイナーとしても特別の才能があるのかもしれない・・・などと
おめでたい期待を抱いてしまった。
録画しなかったことを とても後悔している。