ふたりの生活。

東京の下町で暮らすふたりの生活

太王四神記。

2008-08-16 | 

「ま」さんはすっかり<太王四神記>にハマっていて、

見逃さないように録画予約をしてるのに 開始時間が近づくと 

TVの前で姿勢を正し待機する。

迫力ある戦闘シーンの映像に感嘆し、

感動的場面では涙をぽろぽろ流し 鼻水をすする。

キャラクターではスジニちゃんがお気に入りのようで 

そのうちどこかからストラップでも入手してくるのではないかと 私はおそれている。

 

で、今までは 毎週末のTV放映で満足していたのだが

ストーリーの盛り上がりにつれて 

『もう待てない!』な 心境になったらしい。

 

レンタル屋さんでDVDを借りてきた。

 

<24>や<HEROES>の時もそうだったように

見終えた後、続きが戻っているのではないかと期待し、服を着て出直し、

無いと 打ちひしがれて帰宅するの繰り返し。

(もっとも私も同様であったが)

 

そして やっとの思いでたどり着いた最終巻。

どう決着がつくのかとワクワクドキドキしながら鑑賞。

 

 

・・・・

「ま」さんと私は かつてなく落胆し しばし重い空気が部屋に充満した。

まるで 上等なブドウの最後の一粒が腐っていたときのような悲しい気持。

 

登場人物たちがどうなるのかが きちんと描かれていないし

主人公の思いもよく伝わらない。

それまでは<最高のドラマ>だったのに

宙ぶらりんな結末が なんともやりきれない。

 

まれにみる消化不良。

エンディングの映像を見ながら 『そんなのどうでもいいから ちゃんと最後まで描けよ。。。』と 悪態をついてしまった私。

 

それでも「ま」さんは諦めなかった。

最終話を見直し、納得の足がかりを求め続けた。

リモコンを握りしめ 同じシーンを幾度も再生。

画面をにらみつけ 深く思索し 答えを捜そうと努力する。

しばらく先の分の情熱まで注ぎ込まんばかりの姿に 私は感動すら覚えた。

 

が、徒労に終わった・・・

 

意外に粘り強い夫の一面を発見したが やっぱり 

そんなことはどうでもいいから それなりの最終回が見たかったと また思った。