ふたりの生活。

東京の下町で暮らすふたりの生活

食器洗い乾燥機が天寿をまっとうした件。

2019-12-13 | もの
私は洗った食器を拭き上げる作業が嫌いだ。

正確には 布巾が嫌いなんだと思う。

子供の頃
夕食後の食器洗いと片付けは私の仕事だった。
洗っても漂白しても匂う布巾で
洗ったばかりの食器を臭くする理由がわからなかった。
手も臭くなるし。

新しい布巾も
ほどなくして臭くなる。
今の私なら 布巾を臭くしないための努力を重ねる。

でもあのころは子供なうえに阿保だったし、
基本は〈母が管理している母の台所〉。
そのまま受け入れて 作業するしかなかった。


高校を出て働き始めたので
お給料で食器乾燥機を買った。
食器を拭かなくて済むようになったけど
水滴の形に水垢?がこびりつくようになった食器は
見て見ぬ振りをした。
母の台所だったので。


いい年になって
独立して自分の台所を持った。
食器乾燥機は信用ならなかったので導入しなかった。
不思議なことに台所の布巾は 
使い込んでも臭くならなかった。
何か工夫をしてたわけではないので
使用頻度と乾燥時間の兼ね合いの結果だと思う。

布巾は臭くないけど、
拭くのは嫌いなままだった。
子供時代の刷り込みは抜けない。
たぶん一生抜けないと思う。

  (ちなみに濡らして使う台拭きはもっと嫌いなので 古いタオルやTシャツなどをカットした布で使い捨てしてます)



ある日、
テレビで塩で洗える食器洗い乾燥機を見た。


塩で硬水イオン洗浄・軟水すすぎ!

まな板も熱風協力除菌!


なんなの!そのすごいやつ!
欲しい!

でも、一人暮らしには贅沢な気がする…
でもやっぱり
すんごく欲しい!

…と、思ってたら、
あっさり
友達が福引で当てたのを譲ってくれた。
念ずれば通じるらしい。
2004年のあたまのはなし。


で、
それから
結婚したり引っ越したり色々あっても、
常に私の食器洗いの重要なパートナーだったけど
なんだか働きが悪くなってきたなぁ…の時期が来て
騙し騙し頑張ってもらう…の限界に到達した。

もうだめだ…と諦めたのが最近。
よく頑張ってくれたと思う。



食洗機を使わなくなって、
手が以前に増して荒れるようになった。

これまでは
都度都度洗剤なしのスポンジで食器をざっくり洗い(アブラモノには洗剤使います)→食洗機内にセット→たまったらまとめて食洗機にかける
…のパターンだったけど、

今は都度都度スポンジに洗剤を含ませて洗ってるので当然だ。
ゴム手袋を使わなくては。

あと、
まな板の除菌が面倒になった。



夫は新しいのを買えばいいと言ってくれてる。
でも、
いま市場には
塩で洗えるやつがない。
買ってもいいのに買いたいものが無い!

洗剤を使わないで洗浄できるのが欲しいのだ。
だって、経済的じゃん!
香料ゼロだし!
たぶん環境にも洗剤よりは優しいよね?(未確認)


そしてそれは
賃貸住宅のせまいうちの台所に設置できなければならない。

SHARPさん、
復活させてくれないかなぁ…
品番はQW-A70 っす…
🙏


気持ちは悶々としているけど
使えないものはしょうがないので
とりあえず、  
さっき設備一式を取り外した。
いま、ベランダで干してる。
粗大ゴミに出す手配は済んでいる。
 
水切り用にカゴだけ残して
お別れする。
もしかしたら
カゴは単体使用が無理だったら
一緒に出す可能性もある。


なんか台所が広くなった。





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