自分セラピー

「自分を好きでいる」ことは人生を豊かにしてくれます。そこに気づかせてくれる沢山のファンタジー文学を紹介していきます

桜の古木

2016-04-07 06:48:16 | 未来創造塾
満開の桜。


本当に美しい。


純白の桜もあれば、ソメイヨシノのような薄いピンクの桜もある。


父が好きだった濃紅色の八重桜もある。


どれも美しいのだけれど、その美しさの引き立て役の大事な役割を、幹肌が担っているように思う。


特に桜の古木は、幹肌が黒ずんでいる。


その黒い幹に、柔らかく繊細な白や薄紅がとてもよく映えている。


桜の花びらだけを見て、美しい、と感じているのではない様な気がする。


光と影。


影が濃いほどに光は輝く。


光と影を別々に見るのではなく、一体として受け取る。


禅の言葉に 「 一片好風光 (いっぺんのこうふうこう) 」 と言う言葉がある。


陰と光とか、苦と楽とか、良い悪いとか、人は物事を相対的に見て判断する。


でも、これを超えたところに、つまり、一切の分別心を超えたところに、「 無心 」 が存在するという。


判断する心が迷いを生み、それを断ち切れば安心があるということか。


そろそろ、、濁った川面の目黒川も、一面に桜の花びらで装飾されてくる。


もうしばらく桜を楽しめそうだ。






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