最近 模型メーカー各社の新製品情報の記事を眺めていると 「塗装済み組み立てキット」というのが目につくようになりました。 まあ これも時代の流れと云ってしまえばそれまでですが 長年プラモに親しんできた自分としては 何とも寂しい時代になってしまったように思うのです。 なんせプラモってのは塗装仕上げまで自分でやって なんぼのモノですからね・・・。 とはいえ ベランダでタバコを吸うのもダメ・・・！ なんて平然と言われてしまう世の中ですから 自宅で塗装なんてのは ある意味 すごく贅沢な？模型ライフといえるのでしょう・・・。 そんな意味では 今の自分は恵まれている訳です。 ちなみに自分はガンプラのような色分け成型されて 未塗装でも楽しめるようなキットとは無縁だったので 良く判らない・・・・ 恐らく たとえ色分けされたパーツであっても きちんと塗り分けるのがプラモだろう？って思う事でしょう・・・。
ともあれ これも模型メーカーの苦肉の策なのでしょうが、さすがに塗装済みキットといわれると ちょっと手が伸びないですね・・・・ 塗装も製作者の個性の現れだと思いますし・・・・。
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そんな中、鉄模の世界でも同じような出来事が・・・・ ＧＭが古くから発売している 通商「板キット」シリーズに 今回 新たに着色済みキットと称したシリーズがラインナップされるらしい・・・・。 この記事を読んだ時、まさに「先祖帰りか・・・」と思わず口に出してしまいました・・・。 要は板状の車体キットを 各部ごとに着色成型してラインナップするだけの事・・・。 青色の客車は青色に・・・ぶどう色の車体は茶色で成型したランナーパーツにするだけの様子・・・。 ふ～ん、 これを未塗装で仕上げたところで 新たな需要の掘り返しになるのかは疑問ですが・・・・（笑）。 入門用としては良いかもしれないけれど あの只でさえ古い金型で成形されたパーツですから「ひけ」も目立つし せっかく完成させたところで 現在の完成品車両と並べれば その差は一目瞭然・・・・、次に手を出そうとは思わないでしょうし・・・。
これで思い出されるのが 古くは田端にあったＧＭショップの片隅で 塗装済みとされた車体キット（客車の板キット）が格安で売られていたのに 誰も見向きもしなかった・・・・という事実。 あの当時でさえ、模型仲間同士、「さすがにこれはないわぁ・・・・」と小声で云っていたものですが、あれから二十数年後・・・ 再び同じ系統の製品が出てくるとは ＧＭさんも懲りないですよねぇ・・・・。