さて第二場。
ここは山の手の老松から下った港町の岸壁。
ここで秘密の逢瀬をしているのが老松の時江の娘咲江と富田圭介.
相思相愛の二人の間の障害は親達の仲違い。
その為の人目を避けての切ない恋。
二人は自分達の恋を成就する為にマチを出る事を決意する。
そんな二人に理解を示したのは時江の養女美千代であった。
美千代は咲江とは小さい頃からの付き合いであり、二人の事を承知していた。
美千代は二人を激励し二人の事は秘密にすると約束する
そこへ青年部でも大型スピカーと呼び声の高い大塚君江がくる。
美千代は美代松という小料理屋を港町でやっており、君江の旦那の貞二の元にその買い出しにきたのである。
二人を庇って何気ない会話をする美千代はに君江は二人の関係を問いただす。
とぼける美千代。
そこへ貞二が食材を持って現れる。
美千代は早速日日新聞の遼子から仕入れた市議会の話をする。
貞二は橋南地区の青年部の一員として地道な活動をしていた。
自分達の地区が観光特区になるという情報を聞いた貞二は有頂天となる。
何の話か分からない君江に貞二は説明する。
「ここが観光特区になれば夢だった民宿ができる」と
二人の夢は膨らんで行くのであった。
3場へ続く。
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