定年後の人生に花咲かせよう!

明日を生きるために きょう1日を大切にする 青春を忘れない

スタートは挨拶から

2024年05月30日 | 仕事

 人が集まって同じ目的を持って仕事をするのが企業です。ところが毎日、朝 顔を合わせる場合、いきなり仕事の目的に関する話を始めることはまずありません。最初に互いの姿を確認した際、言葉や身 振り、あるいはその両方で互いに相手の存在を認め、言葉を交わすのが「挨拶(あいさつ)」です。

 挨拶の言葉は、「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」「さようなら」などと言いますが、挨拶は地域、集団、職業、年代などにより異なる挨拶の言葉が存在し、場合によって天候を言う場合があります。

 「きょうも暑いですね」に「夏が暑いのは当然です」などと言おうものなら、煙たがられます。言葉はTPOに応じて使い分け、それは万人に共通して興味のある話題ですから、「暑いですね」と、オーム 返しが普通です。

 これら全ての挨拶は、人間関係を構築する基本、スタートであって、忘れている人が多いのにあきれます。

 仕事が終わって別れる場合も一定の決まったやり取りが行われ、これも「挨拶」です。挨拶は人間関係を作るスタートであり基本です。ところが、再就職を支援していて最も気になるのは、子どもの頃より学んだはずの「挨拶」ができていないことが多ようです。

 再就職を目指す人に、「なぜ、前の会社退職したのですか?」と本心を尋ねると、「人間関係が悪くなって・・・」と返ってきます。もちろん、このまま面接で答えようものなら採用する企業などありません。対人関係の構築のスタートは、どの様な挨拶ができているかで、信頼関係が決まります。

 仕事を始めるにあたって挨拶は、人から信頼を得るスタートで、基本なのに忘れている人が多いのにはあきれます。

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小規模コメ農家

2024年05月28日 | 日記

 梅雨の時期に田植えが始まり、夏の炎天下で腰を曲げての長時間の作業から多く人々を解放したのが農業機械の導入でした。田植えは手作業で、長さ30センチ程の成苗でしたが、現在のような10センチ程の苗、稚苗(ちびょう)を植える田植機が登場し、農作業に大きな変化をもたらしました。

 

 一方、アメリカで開発された2・4-Dという除草剤は、ホルモン型除草剤で,広葉雑草とイネ科植物の体内で植物ホルモンなどの生理現象を制御することによって、除草作業は大きな変化をすることになりました。

 日本人の主食といわれながら、本当の意味で日本人がコメをいつでも食べられるようになったのは1965年(昭和40年)頃からです。

 農業機械の導入が進んで、田んぼでの労働時間は、1950年(昭和25年)と比較して2015年(平成27年)には10分の1にまで減少したといいます。また、カントリーエレベーター(乾燥・貯蔵施設)の登場などによってコメの生産は著しく拡大しました。

 ところが、山あいの農村では、コメ農家の人口が減少し過疎が著しく進んでいます。後継者の不足や宅地からの水の汚染などと闘いながら、懸命にコメを作りを続けている人々がいて、築き上げられた昔ながらの土地・水・緑、そして文化・環境を守っているのです。

 一方で、中国をはじめアジア諸国の急激な人口増加や、異常気象や自然災害、耕地面積の減少・食生活の構造変化などにより、世界の食料事情は危機説が再燃しているといいます。

 穀物は、需給のひっ迫と激しい価格変動の時代となり、経済戦略の商品になることが懸念されます。こうした国内外の食料事情のなかで、小規模のコメ農家の存続・支援も見直す必要ではなかと・・・・。

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大きなお世話だ

2024年05月27日 | 政治

 日本の少子化の主な原因は、非婚・晩婚・晩産・小産だと言われ、結婚しても「子どもを持てない、ゆとりのある生活がしたい、晩婚のために高齢出産を避けたい、仕事をしながら子供を預ける費用が捻出できない」などさまざまで、少子化を避ける方策は難しく、世界の人口増加を思えば、このままで良いのではないかと思うのです。

 厚生労働省によると、経済的満足度の向上から女性の就業率の上昇があげられ、したがって、仕事と子育て両立難から共働きの増加があげられ、老後の子どもへの依存度の低下があるとも・・・・・。1980年代以降は、晩婚・晩産などにより、20代の出生率が大幅に下がり、30代の出生率が上昇するという出生率の山が後に推移する動きがみられるようになったとも・・・。

 昭和16年(1941年)の今から83年前、時の日本政府が東亜共栄圏を建設するため閣議決定された文書内容に、「結婚年齢を今より3年早くする。子どもは平均5人とする。女性の就業は抑制する。独身者の税金は重くする。避妊、堕胎は禁止する」とあったようです。

 現在の日本は多様な人生が尊重され、人々の生き方、暮らし方を政府や他人が押し付けるようなことは論外で、「大きなお世話」と反発を受けるのは必至です。

           

 人口が少子・高齢となれば、現役世代の負担がどんどん大きくなり、年金制度や健康保険制度が破綻してしまうので、政府は環境を整え出生率の減少を食い止めようとするでしょうが、チョット踏みとどまってよく考えた方が良いのでは・・・・・。

 必死になって人口の抑制に取り組んで来た中国政府を見ていると、やはり、私は「人口は少なければ少ないほど良いのではないか」とも思うのです。しかし、子どもを持ちたい人が増えてくれば、それはそれで良いのかと、それ以上は「大きなお世話」と言うことでは・・・・・。

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働くこと

2024年05月25日 | 仕事

 中高年になって定年後も「働こう」と思う時、生きがいを求め「働きたい」と主体的な考えがある一方、生活のため「働かざるをえない」ということもあります。特に高齢になって、現役世代の半数以上の人が「65歳を過ぎても働きたい」と考えているようです。

 労働基準法では労働者の労働時間を1日8時間、週40時間と定めています。企業では定められた労働時間以上働いた場合、所定の賃金に上乗せして割増賃金を支払います。私が会社に入った頃、高度経済成長時の日本は毎日 遅くまで仕事をして、割増賃金が基本給の倍ぐらいあって、それを使おうにも時間がなく、預貯金が増えたことを覚えています。

 「働きたい」のか「働かざるをえない」のか、そこに「働こうという思い」は共通しているのでが、意味合いはまったく違うと思うのです。その当時、仕事は次々と現れ「働かされる」という気持ちさえ持ったものです。

   労働の対価を時間で換算することが一般的ですが、事業や業務の性質によって、「みなし労働時間制」のほかには「変形労働時間制」や「フレックスタイム制」という制度があります。

 実際の労働時間をタイムカードで管理し切れない職場は多いと思うのです。その意味では、「成果」を算定基準にすることに、一定の合理性はあると思います。しかし、問題は「成果」の達成度を誰がどう判断するか、基準を定めることが必要でしょう。

 過去には55歳で定年となり、60歳まで雇用延長があり、その後、定年は60歳、雇用延長は65歳となり、少子高齢の時代が急速に進展し人口が減少する中で、経済社会の活力を維持するため、やがて定年制度はなくなり、確実に75歳まで「働かざるをえない」時代が来ることでしょう。

 高年齢者がその能力を十分に発揮できるよう、環境の整備を行う必要があります。

写真:西尾市 「憩いの農園」にて   2024.5.24 撮影

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油断大敵

2024年05月23日 | 仕事

 警備の仕事(業務)は一般的に、何らかの事件・事故の発生を未然に防止する仕事で、「事が起きてから動くのは警察、起きる前に防ぐのが警備」と認識され、地味な仕事だと言われています。

 警備業務の分類は、施設警備(1号警備)、交通誘導警備・雑踏警備(2号警備)、輸送警備(3号警備)、身辺警備(4号警備)が一般的で、よく知られているのが街頭で目にする工事現場などで片側通行、歩行者への交通整理があります。また、現金輸送などの輸送警備、身辺警護、通称「ボディーガード」なども、よく知られています。

 19日、「イラン大統領死亡・ヘリ墜落 同乗の外相も」というニュースに、緊迫する中東情勢に「歯止めを失った」という報道がありました。最高指導者ホメイニ氏の後継者選出に、イランの指導部の動揺が始まりそうです。政治家など重要人物の身辺警備は、テロなどの他に気象情報など、入手に怠りはなかったか、プロの警備にしてはお粗末ではなかったかと・・・・。

 油断大敵といいます。比叡山延暦寺の根本中堂にある「不滅の法灯」は、“最澄”の時代から約1200年間、菜種油を差し続けて光 輝いているそうですが、1日でも油を忘れることがないよう担当の僧が教えを守り、よくよく気を配って、怠慢や慢心のなきよう伝えられているそうです。   

                             

 「不滅の法灯」では油を差し続けることこそ、厚い信仰と信頼が得られ、目立たないことですが、常に地道に謙虚に物事を続けることこそ、安全と安心が得られるものでしょう。慢心は没落に先立つと言います。また、継続は力なりとも言います。

 

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選ばれる

2024年05月21日 | 仕事

   人の一生は「選ばれる」「選ばれない」の連続なのでしょうか。この春に昇進や昇格で、このことを感じた人は多かったと思います。居酒屋での話題も、人事の話が多かったように思います。

 誰々が課長や部長になったとか、選挙に出るとか出ないとか、数え切れぬ「篩(ふるい)」が待っていて、どんなに頑張っても自分が選ばれないことや納得できないこともあるのか、酒を飲みながら互いに励ましあって・・・・そんなこともありました。

 4月の衆議院議員補欠選挙で立候補した候補者へ街頭演説で、政治団体「つばさの党」が“言論の自由だ”と暴言をはき、選挙の自由妨害行為の容疑で幹部3人が逮捕され、軽視庁は活動の実態を調べるとの報道がありました。

 選ばれるためには、「相手を攻撃する」ことは考えられます。しかし、選挙では選ぶ側も攻撃の手段や内容を考慮して選びますから、攻撃を受けたからといって、すべての力を出し切って実力が発揮できれば、いやがらせを受けても問題ではないでしょう。

 折しも、7月26日から始まるパリオリンピックは32競技、329種目の代表最終選考会が行われています。選ばれたら、それで大変なことです。選ばれると新たな競争相手が現れ、再び競争しなければならないのです・・・・・。しかし、選ばれなかったとしても絶望することはありません。次の機会に頑張ればよいのですから・・・・・。

 そうはいっても、選ばれなかったりすると悔しいものです。この世の終わりではないし、命を失うこともありません。別の「ふるい」に挑むしかないのです。

   

 社会人が別の「ふるい」に挑むとき、居酒屋の店主が出して来る「お通し(軽くつまめる小料理=席料)の種類、水準」を思い出します。その場はすでに自分が「選ばれているのだ・・・」と感じることです。

 

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米を食べる

2024年05月19日 | グルメ

 中日新聞17日の朝刊「中日春秋」に、渡部忠世さんの著書から「日本人は米食民族と呼ぶが、米食悲願民族と呼ぶのが正しい」とありました。稲作農家に育ったせいか、ご飯が大好きで、子どものころから3食すべてがコメのご飯で、現在も続けています。しかも、時折飲む酒も主に米を主原料とする日本酒です。

 ところが戦後は食糧難で、稲作農家でもコメは供出(農家が一定の価格で政府に半強制的に差し出すこと)で、主食のご飯は大麦が混ざった灰色で、白米の食事は悲願でした。それは、日本が高度経済成長する頃まで「供出米と配給米のシステム」が続いたのでした。その後1981年(昭和56年)の食糧管理法の改正で廃止されました。

 農林水産省が「2021年度食生活・ライフスタイル調査」では、米食の割合が41.1%と最も多く、次いでパン食18.7%、麺類14.1%、「その他」(おかずのみや、フルーツやお菓子主体の食事)10.3%だったとか、男女別では、男性は比較的パン食や麺類が多く、女性は米食が多い傾向にあるようです。

 「バランスの良い食事をして、運動や睡眠を十分とって健康管理をする」ことは理解しているものの、なかなか思うようになっていません。私は昔から「早食い、早やクソ、武士のタシナミ」の癖があって、早食いはしないよう医師から注意を受けていますが、これまた思うようになっていません。

 食事の際に、食物繊維の豊富な野菜を最初に食べてから主食のコメのご飯を食べると血糖値の上昇を抑える効果があるとのことですが・・・・わかっているのですが、なかなか実行できなくて・・・・。あれはダメ、これもダメ、こうすると良いなど、成人病を予防するにはストレスがたまりそうです。

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恐ろしいテレビ放送

2024年05月17日 | 暮らし

 毎週日曜日、テレビ番組「ぽつんと一軒家」は、日本各地の人里から離れた場所で存在する一軒家を、衛星写真を手がかりに、その地へと出向き、どんな人がどんな暮らしをしているのかを報じています。

 視聴者にとって過疎の地での暮らしは、どの様なものか興味を持ちます。一軒家で暮らす人の多くは、農業で生計を立てた家庭で育ち、定年を迎えて故郷へ戻って、自然を楽しみながら農作物を作って暮らす人が多いようです。

 ところが14日の深夜、福島県で山あいの一軒家を狙った強盗がいて、男二人組が住人の体を縛る手口で現金を奪う事件が起きました。4月下旬以降、栃木、長野、群馬の各県で同様の被害が相次いでいるようです。

 福島県の60歳代の女性は一人暮らし、就寝中に手首などを二人組の男に縛られて顔に布をかぶせられ、「カネ、カネ」と片言でお金を要求してきたと言います。

 群馬県の70歳の男性は、就寝中に男に馬乗りされ「騒ぐな、殺すぞ」と脅され、約8万円を盗まれ、命は助かったとか・・・・。

 テレビの「ぽつんと一軒家」を見て、人里から離れた一軒家への道順や、暮らし向きまで紹介して、「何と無防備なことか・・・」と、思ったのは私だけでしょうか・・・。

 生活に必要なインフラ(電気・水道・ガス)の不足を補いながら、自然の豊かさを楽しむ過疎の一軒家を、テレビ番組で公開するには、危険が潜んでいることも報道する必要があると思います。強盗事件が起きて、興味本位だけで良いのか、改めて考えさせられました。

           

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歩く

2024年05月16日 | 日記

 ウォーキングは、病気のリスクを軽減し、心身の健康を増進する効果があると言われ、町内のウオーキングクラブに数年前から毎月第二火曜日に参加し、7000歩~8000歩を目安に歩いています。

  歩数と歩くスピードも重要で、速歩きが効果的だということですが、集団で歩くことから活動強度は一定で、効果は期待できません。本来自分に合った歩き方を見つけることが必要ですが仲間との会話も大切で、情報交換の場でもあるのです。

 参加者の多くは、日常 グループで歩くことはせず一人か夫婦でそろって、ペースを考えながら歩いていて、月に1回程度の集団活動が適当ではないかと思っています。

 歩く距離は4キロ~5キロですが、冬場は途中でトイレの場所を確保しておかなければなりません。また、平たんなコースではなく、適度な起伏がある場所も必要なことから、山の中腹にある神社などもコースに入れています。

写真:岡崎市小美町 十一面観音寺の前にて

2024年5月14日 撮影

 

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カラス

2024年05月15日 | 日記

   そろそろ田植えの時期が来て、町内の農家・地主が総出で、12日 山の中腹にあるため池からの導水路の掃除を行い、いよいよ準備が始まりました。

   10年ほど前からイノシシ、ニホンジカなどの野生鳥獣による農作物の被害を少なくするために、田畑と山の境界へ長い防護柵と4カ所の捕獲柵を設置する取組を行い、野生鳥獣肉を「ジビエ」(仏語 gibier)として利用拡大して来ました。

   江戸時代の農民も野生獣とのつきあいに苦労してきたようで、イノシシを食べるオオカミを農耕の守護神とする信仰もあったようです。しかし、オオカミは家畜や村の子どもを襲うようになり鉄砲を使ってオオカミの駆除が始まり、山犬から狂犬病に感染するなどで、明治38年(1905年)の、約120年前に絶滅してしまいました。

   鳥獣被害といえば、カラスが増えて農作物も影響を受け、大きな原因は食べ物となる生ゴミが豊富にあることや、天敵の襲来がないこと、繁殖期前につがいになる相手を探しやすいことなどがあるようです。

   カラスの天敵は、オオタカ、フクロウ、トビ、スズメバチなどですが、これらもカラスと同様に被害を及ぼす場合があります。市街地では写真の様に、つがいと思われるカラスの出現で増える一方、群れで行動するためそのフンの被害も困りものです。

         

                 写真:カラスのつがい   2024年5月13日

                        自宅前にて撮影

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肉を食す

2024年05月13日 | グルメ

    食について学び考える活動、食でつながる活動、美味しく楽しく食べる活動を「食活」と言うようで、就活、婚活、終活、に続いて健康な生活基盤を作るには大切な活動だというのです。

 栄養を意識して食事を楽しくとるためには、バランスのとれた食材を数多く(1日30品目)摂取するよう努めねばならないとか、種類を多く摂取することで病気になるリスクが減るのではないかと・・・・・素人の考えですが・・・・。

 食べ物で遠のいて行ったのが、カズノコ、マツタケ、ウナギ、クジラなど、品薄から値段が高くなった(昔は安かった)のが原因です。北海道でニシンが大量に捕れた時代、乾燥したヒトデやカズノコを田んぼへ肥料として散布したものです。今ではウソのような話ですが・・・・。

                           

 中高年齢者にとって、一番大切な栄養素はタンパク質で、主には肉や魚、卵などの動物性タンパク質、大豆や大豆加工品など、植物性タンパク質をバランスよく取り入れることが必要です。

 低カロリーを代表するのは、何といっても野菜で、食物繊維やビタミン、ミネラルもたっぷり含んだ食材です。海藻やきのこ、こんにゃくなど、これらの食品もうまく取り入れることで健康につながるといいます。

   普段 手頃で、おいしく栄養が豊富な肉類(鶏肉、豚肉、牛肉)は、焼く、煮る、蒸す、揚げるなど、調理の方法はいろいろ工夫次第で、おいしく栄養 豊富で疲労回復に役立ち、「食活」には欠かせない食材です。

                                     

 

 

 

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長生きの人生

2024年05月11日 | 暮らし

 明日、5月第二日曜日は、アメリカにならって「母の日」で、世界的にもカーネーションを贈るのが共通のようです。

 人は生まれて親が存在しているか、していないかに関係なく、学校教育を受けて卒業し、就職、結婚、そして子どもが生まれて、やがて定年を迎える人が何と多いことか・・・・。必ずしも そのような道を たどらない人もいることを忘れてはなりません。

 定年になったからと言って、人生が終わりではなく、日々の生活はその後も続き、ある日突然 死を迎えることになるわけで、恐れることも、慌てることもなく、黙々と生活を繰り返すわけで、生涯を精一杯生きて、人生が終りという「葬式の日が定年」という考え方もあります。

   この定年論であれば、この時を「待っていました!」とするために、いわゆる生涯現役の覚悟と準備をしなければなりません。何も道具を準備するのではなく、職場では来年4月から65歳の定年制が義務として行われます。これを機会に生涯現役という「心構え(覚悟)」が必要だと思うのです。

 主たる仕事を終えて平均余命20年~25年を思うとき、この長い期間を自分らしく生き抜くためには「人生 再出発論」という考え方があります。どうやらこれが良いのではないでしょうか。ならば、「Happy Retirement」でなければなりません。

 そのためには、最も大切な「生きがい」、そして「健康な体」「必要最小限のお金」が必要です。

        

         自撮り写真: 姉(95歳)と 2024年5月8日に撮影

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紙 幣

2024年05月09日 | 暮らし

 財務省と日銀は、偽造防止強化などを目的に、渋沢栄一をデザインした一万円、津田梅子をデザインした五千円札、北里柴三郎をデザインした千円札の3種類を、新たな紙幣として今年(2024年7月3日発行)から始めると発表しました。新たな紙幣で、AТМを手がけるメーカーでは、急ピッチで準備を進めていると報じられています。

 紙幣といえば、近頃、二千円札の紫式部にお目にかかりません。二千円紙幣は2000年 ( 平成 12年)より発行 開始されました。しかし2003年には製造が中止され流通が少ないようです。この札こそ自動販売機に対応せず、手に入れたとたん両替してしまい、私の手元には2枚しか残っていません。

                             

 現行の五千円札は、祝儀、香典などに使う場合は便利です。ところが、居酒屋で支払いに五千円札を出したところ、六千円の釣銭を出してきました。五千円札を一万円札と間違えて計算していたのです。このように、似たもの紙幣は支払う側も受け取る側も十分気をつけなければならず、普段財布の中は、できるだけ五千円札は両替し、使い勝手の良い千円札を入れています。

 最近では、スマホやカードでの支払いが増えてきて、現金を持ち歩くこともなく過ごせることから、紙幣が新しくなろうが、旧紙幣が使えようが、昔の様な関心度は低くなりました。

 とはいえ、支払いは電子決済でも済みますが、日本銀行券は信用度が高いことから、これからも持ち歩くことに変わりはありません。

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α 世代の人は

2024年05月07日 | 政治

 5月5日の中日新聞朝刊に、「総務省が4日、外国人を含む15歳未満の子どもの数が、43年連続で減って1401万人になった」と報じていました。また、「クラレ」の調査では、小学1年生に将来 就きたい職業を聞いたところ、男子の1位がスポーツ選手、2位が警察官、女子の1位はケーキ屋・パン屋、2位が芸能人・歌手・モデルだったようです。

 子どもの数は1954年の2989万人をピークに減り続け、70年間で約46.9%と、ピーク時の半分以下になったわけです。こどもが将来 就きたい職業は、50年前で、男子の1位はエンジニア、2位がプロ野球の選手、女子の1位はスチワーデス、2位がデザイナー、30年前で、男子の1位がプロ野球の選手、2位が一般サラリーマン、女子の1位が保育士・幼稚園教諭、2位が小・中・高の先生でした。

 30年前の傾向は、安定した所得を得る職業を選択していた傾向ですが、コロナ感染症が5類で扱われる昨今は、安定した所得の職業より、スポーツを楽しむ、あるいはマスコミが取り上げるドラマやアイドルの様な職業に、人気が集まったようです。

      

 子どもは生まれ育つ家庭を自分では選択できません。いわば親の所得や都合で将来までが制約される状況は許されるものではないと思います。国の活力をそぐことにもつながりかねず、公的教育支出のあり方を見直すなど、学力と経済力を直結させない公教育の実現が求められます。

 2022年の世界の公的教育支出・教育費の対GDP比率 国際比較統計・ランキングで、日本は3.46%、179カ国中121位でした。日本の公的な教育費(小・中・高)の支出は、諸外国と比較して まあまあでも、義務教育の前段階(幼児)から高等教育(大学)まで、多くの親が子どもの教育に差別化を図ろうと経済力を駆使しているのが実態で、背景に日本の公的な教育支出の貧弱さがあるような気がするのです。

 高等教育(大学進学)へは本人の能力や意欲、努力といった要因が大きいとはいえ、家庭の経済状況次第です。お金がなければ望むべくもなく、早い段階で学ぶことから降りてしまう可能性があるということです。これでは将来の日本を背負う人材が生まれることにつながらないと思うのです。

 

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こどもの日

2024年05月05日 | 暮らし

 祝日と日曜が重なる振替休日を含め、4月27日土曜日から5月6日の月曜日まで連続して11日間の休みをする人もあると言います。連休でなければ行えない旅行などを計画して、今は頑張っている最中のことでしょう。

 こどもの頃の時間の長さと、年齢を重ねた今の時間の長さは同じはずなのに、全く違う感覚で、1日、いや1カ月、そして1年が早く過ぎていきます。

 きょうは「こどもの日」、伸び盛りの命を祝う日は風薫る新緑の季節で、コイのぼりを飾るのは、流れが速くて強い川でも元気に泳ぎ、滝をものぼってしまうコイ、こどもたちが元気に、たくましく大きく育つことを願う意味が込められています。

 私のこどもの頃は、戦後 直ぐだったこともあって、日本中が貧し生活を送っていました。いや、そうでない家庭もあったかもしれませんが、少なくとも私が知る限りでは・・・・。

 テレビもなければゲーム機など ありませんでしたから、遊びには工夫があり、竹馬を作って乗る、空き缶を蹴って「かくれんぼ」、山菜を採りに野山を歩くなど、屋外の遊びが主流でした。

 こどもの死亡率が高かった昔は、七歳までは神様の預かりものとされていたようで、「子宝」といって、子 授け神社、子宝温泉、子宝祭りなどがあるように、「お供えものを授かる」という意味から「子供」と表現されていたようです。 

 「子育ては親がするもの」から、こどもは みんなで育てるという「社会全体の意識の向上」が必要です。

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