定年後の人生に花咲かせよう!

明日を生きるために きょう1日を大切にする 青春を忘れない

人生の最終章

2025年02月13日 | 暮らし

 長く再就職支援を仕事としてきましたが、自説の「1人前になるには10年の経験が必要だ」と述べて、10年はとっくに過ぎても、まだまだ未熟さを感じています。

 求職者の話から、その人生を垣間見る事が度々あり、過去を幸せだったと思い出す人が多いのに驚きます。男性は職を失い、定年を迎えると社会的に孤立してしまい、精神的な病や離婚、そして自殺する原因になりやすく、中高年の男性にその傾向が強いといわれています。

 自殺の原因は、複雑な人間関係によって引き起こされ、家族や仲間から逃避する気持ちになる時、ふとしたことから行動に出るようです。

 自殺する人の約半数が無職者で占めていること、それほど仕事を持っていることが生がいにつながることだと意識しないといけません。自殺者を減らす意味でも、人生経験が豊富な高齢者は積極的に相談相手になる事に乗り出す必要があると思います。

 「死ぬ気でやれば・・・何でも出来る」と自分に言い聞かせて頑張ることがありますが、 セーフテーネットが死ぬことでは何の意味もありません。いろんな手を尽くし生きて成し遂げることに意義を感じなければなりません。

 中高年者は仕事をしていることに生がいを感じ、世の中と関わって他人から生きることを期待されていると思うべきです。高齢者も、経済的に豊かになって今は幸せな家庭生活だと、本当に思っているのでしょうか。独居生活者が増える一方、幸せな家族、幸せな家庭はどんな姿なのでしょうか。

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フレイル(健康な状態と要介護状態の中間状態)

2025年01月30日 | 暮らし

 1月24日(金)名古屋駅前の豊田通商ビル地下、「嘉文」で、長年 付き合っている飲み仲間6人で話題になったのが「フレイル」でした。

        

     写真:嘉文のホームページから借用「センチュリー豊田ビル店内」

   「フレイル」は、 高齢になるにしたがい体の機能が衰え、日常の生活に影響するようになることを言うらしいのです。感染症、脳血管の異常、認知症、腫瘍、骨粗しょう症、うつ、その他 転倒、尿失禁などの症状があるようです。

 ある程度の病を抱えながら1カ月1回の飲み会「嘉文会」に参加できることを喜び、互いの健康と新年を祝いました。全員が若い時は縁のなかった何らかの薬を飲むようになり、医師の世話になりながら年齢を重ねて来ました。

 高齢者が抱える疾患「老年症候群」に対し、安全で効果のある治療法は世界的にみてもないに等しく、高齢者の医療は現状を受け入れなければならないと思います。つまり、現状では若者と高齢者の治療法とは異なると考えるべきでしょう。

 2014年に日本老年医学会は、加齢に伴って老い衰えた状態から、何らかの介入で再び健常な状態に戻る概念を取り入れた言葉を「フレイル」とし、高齢者の体の機能・社会的な負の概念を共通の認識として取り組んでいく必要性を提唱しました。

 食事や運動、仲間との会話などでフレイルの一次、二次予防を行い、介護に関わる費用の減少が期待できるのではと、月1回の飲み会「嘉文会」もフレイルの予防になる?・・・のかも(笑い)。

 

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毒がある季節の暮らし

2025年01月24日 | 暮らし

 寒い冬はフグがもっともおいしい時期で、ちり鍋にするのが定番です。フグ(河豚)は白身魚で、淡泊ながらも上品で奥深い味わいが魅力、ほかにフグの刺身や唐揚げなどがポピュラーな食べ方があります。

 フグといえば、世界の大半の国が食べない毒魚を、私たち日本人は好んで食べます。和食では代表的な料理ですが、外国人からすれば疑問に思われることでしょう。全種類のフグに共通して言えるのが、”フグの肝は猛毒”ですが、肝を除いて食べてみれば美味しいことが分かると思います。

 1月から2月にかけて香りの強い蝋梅(ろうばい)が黄色い花を付けて、花びらが”ろう細工”のようで、透き通り一段と輝きを増します。この花の種には毒を含みますが、花やつぼみから抽出した”ろう梅油”は漢方薬として売られています。

 また、この時期に咲くスイセンも毒成分リコリンとシュウ酸カルシウムの毒性分を含み、ニラなどと間違えて食べれば食中毒を起こします。

 毒といえば、春から夏にかけて実を付ける梅も、未成熟な実を食べると、腹の中で分解されて青酸を生じ中毒を起こします。梅は天日で干して「梅干し」にする、あるいはアルコールなどに漬ければ酵素が働き、健康を保つための整腸作用や、駆虫、止血、強心作用があります。

 毒物が生体へ影響を与えるのは、毒の種類と程度によって決まるようです。また、影響を与える毒に対して、別の物質を与えて解毒させ、医薬品として用いる場合もあります。

 美しい花やおいしい食べ物にも毒があったりします。何とか解毒の方法はないものかと・・・・。食べてしまうと、「気の毒」だけでは済まされません。

       

 

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「ハクション・・・」 風邪をひかない様に

2025年01月22日 | 暮らし

 2019年から新型コロナウイルス感染症が流行し、世界では6億人をこえたと言い、2023年には、ワクチンを接種した私へも感染して、自宅で1週間も療養した1人でした。

 味覚や臭覚が低下するとのことでしたが、その影響はありませんでした。1時的に高熱が発症して検査を受けましたが、症状は風邪をひいたかなと思われる程度でした。

 風邪の原因は9割以上がウイルスの感染らしいのです。寒冷や乾燥などが風邪の誘因らしく、温度変化などのほかに、疲労や睡眠の不足によっても風邪をひくそうです。周囲で風邪を患っている人がいれば感染し、厳寒期よりもこれから春先など、1日の気温差が激しい時期にかかりやすいこともよく知られています。

 風邪でクシャミが出れば、誰かに「うわさ」されている、1回のクシャミなら 褒められ、2回なら振られ、3回では 愛され、4回なら本物の風邪・・・・と言うらしいのです。

 いかなるうわさが立っても、それは一時的なもの「人のうわさも七十五日」で、七十五日は昔の暦で春・夏・秋・冬の季節を表し、季節が過ぎる頃には人のうわさも忘れられると言うのです。

 嫌なことや、つらいことは早く忘れて、楽しいことや嬉しいことだけを覚えておくようにしたいもの、脳天気とうわさされようとも・・・・・。時には「ハックション・・・」と、思わず出てしまうことがあっても、気にしない、気にしない・・・・・。風邪かな?と思えば何てことはないのです。幸せです、脳天気なればこそ・・・・・。

    

これ何で できている・・・ペットボトルのフタ? (岡崎城西高校にて)

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健康の維持に野菜を食べる

2025年01月20日 | 暮らし

 暑い夏が終わる9月下旬に種をまいた大根が暮れから正月にかけて大量に収穫でき、食卓をにぎわしています。厚く皮を剝いて輪切りにし“おでん”の材料に、千切りにして煮物の材料へ、ステック状に切って生で食べ、おろしてカツオ節をかけるなど、いろいろな方法で食べています。

 大根は、日本人の食卓(鍋・おでん)などには欠せない野菜となっていて、葉はビタミンAを多く含み、青汁の原料として使われ、ビタミンC,ジアスターゼを多く含み、消化酵素を持ち、血栓防止作用や解毒作用があります。

 台所に常備されている野菜は、「ジャガイモ」「キャベツ」「白菜」「大根」「玉ネギ」「ニンジン」などで、ダイエットに適した食材といえば、やはり野菜でしょう。

 なかでも「ジャガイモ」は、腹持ちの良さで、消化がゆっくり進むレジスタントスターチという成分のおかげで、血糖値の上昇を抑えてくれ、カリュウムが多く含まれ、免疫力の向上や健康な骨の維持に効果が期待できると言います。

 豚カツ定食には必ずといってよいほど千切りのキャベツが付いてきますが、キャベツにはビタミンU(キャベジン)が含まれていて、胃壁を守る働きがあり、生のキャベツとトンカツを一緒に食べると豚肉の酸化を抑えて胃もたれを防ぐと言います。

 ところがキャベツは、昨年の猛暑の影響で、愛知県をはじめ主要産地の生育が遅れ、小売価格の高騰で、1玉100円前後の品が400円を上回り、食卓から遠のくという事態です。

 料理に欠かせないのが、キャベツや白菜です。健康効果が、畑に期待できる野菜で、豊富な食物繊維があり、胃腸の働きを活発にして便秘を解消し、大腸がんの予防と治療に役立たせます。                             

 

 

 

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過去には情報が地下へ埋められた

2025年01月13日 | 暮らし

 1945年1月13日午前3時38分、愛知県三河湾で、震源の深さ11メートルの「直下型地震」が発生し、マグニチュウード6,8、震度5、死者2,306人、行方不明1,126人、負傷者3,866人の被害が出たそうです。きょうは、今からちょうど80年前「三河地震」の出来事でした。

 地震が発生したのは戦時中であり、政府は国民の戦意を低下させない事や、軍事工場の被害を伏せるため、厳しい報道規制が敷かれ、被害規模やその後の状況は伏され、救援活動も小規模だったようです。

 この地震が起きた前年の12月7日には“東南海地震”が発生していて、1,200人以上の死者を出し、それに比べ「はるかに小さい三河地震が発生した」と小さく報道されていたようです。当時、政府が情報を支配していたため、正確には報道されず、被災者は地震と戦争中という二重の困難な状況だったようです。

 戦時中の日本は、報道規制が敷かれ、天気予報でさえ伝わらなかったといいます。しかし、戦況は周囲の状況判断から、多くの人々は大本営発表の表向き報道とは別に、地下情報から敗戦を意識していたと言います。

 地震は地下の地殻変動で発生しますが、当時は地震情報さえも地下に伏せて、「地下」は、地面の下にあることから、転じて「表に出ない」という意味にも使われます。

 地下放送、地下経済など、情報が表面に出ない姿で伝わり、隠した内容や公的に把握されない経済活動「アングラ経済」など、現在では犯罪組織が密接に関っていることが多いと言われます。

 今は報道の自由を守るための努力がなされていますが、過去の過ちを繰り返さないためにも、私たちは情報の扱いを冷静に見つめなければなりません。

                   

       

       

            写真:名古屋駅前・ミヤコ地下街 2025年1月6日 AM9:00  撮影

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中くらいか?定年退職後の人生

2025年01月05日 | 暮らし

 「中位」と言う言葉をよく聞きますが、これほど曖昧でつかみ処がない言葉は他にありません。長さや重さの中位の表現は比較の対象が分かれば理解できますが、人の気持ちや価値観の中位は、程度が量り知れず難しいものです。

 サラリーマンの場合、多くの企業が定年制度を設けていて、生涯現役を勧めてはいるものの70歳位まで雇用されていても職場を離れてしまう人が多く、転職あるいは自営などの道を歩む人もいますがわずかです。

 私が学業を終えて社会人になった頃は「一億総中流」と言われていました。おそらく日本経済は高度成長期であって、中流とはそのことを指すのだろうと思っていました。実際に中流の定義などなく、本当かどうかは定かでなく、労働時間ばかり長くてサラリーマンの手取り収入は増えたと思いますが、これを中くらいと言うのかどうか疑わしいものでした。

 その頃は、平凡・尋常・世間並み・普通・平均的・中位、人なみな暮らし、などの言葉が流行した時代でもありました。俳人、小林一茶が「目出度さも ちう位なり おらが春」と詠んだ句があります。“ちう位”は「いい加減」の意味だともいわれ、不遇の一茶からすれば、「世の中、初春で目出度いといっても、自分にとっては どうでもいいことだ」という解釈もあるようです。

 一茶は、中途半端でやや斜めに世の中を見つめ、一般にいう「中程度」とはやや違った感情表現ではなかったかと思います。人の欲には際限がなく、一億の人々に中流あるいは中位と言い続けることで働くことに誇りを持たせ、もっともっと働けば良くなるといった経済の心理戦略だったのかもしれません。

 さて、当時と比較して現在はいかがでしょうか。あの頃、猛烈社員と言われた人々が後期高齢者となった現在、物価が上がっても年金につながりは遅く、そうかといって貧困感は少なく、定年退職後の暮らしは「中くらい」と言えるのでしょうか。

                                                       

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冬の健康管理・いい湯だね

2024年12月21日 | 暮らし

 年の暮れも迫って来ました。来週末から御用納め、新年の仕事始めが6日からの人は、年末年始は9連休です。職場でも1年間のほこりを払い、新年を迎える準備に入ると思います。1年の出来事を振り返り、気持ちを整理する「心の大掃除」もしたいと思います。

 今年の春には、不注意から転倒し胸の骨を折り、夏にはオオスズメバチに帽子の上から刺されて、救急車に初めて乗りました。夕方に屋外へ出るときは転倒しないように注意して歩く必要があります。夏に森林へ近づいたときは白い帽子を着用しなくてはいけません。

 霞んだ眼の原因は白内障と言われ、両目を手術しました。おかげでハッキリ見えるようになりました。ケガや病で落ち込んだ日もありましたが、何とか回復し普段の生活に戻りました。

 普段の作業を維持して、長く続けるには健康管理が大切と、しみじみ感じた1年でした。そして、疲労回復にはお風呂に入って、血流を良くすることが一番だと・・・。

 お風呂は良いのですが、 飲酒時、食後直ぐ、熱いお湯、浴室と更衣室の温度差、水分補給など、注意点があります。これらを注意すれば、筋肉の疲れを解き放ってくれ、血液循環が良くなり体の芯から温まります。

 とにかく、急に体を浴槽に入れると危険ですから、入浴前に心臓に遠い場所からお湯をかけて毛細血管をゆっくり拡張させ、血圧の急上昇を防ぎます。また、熱いお風呂に入ると、直後の血圧の変化が脳梗塞や心筋梗塞を起こす場合があると言います。

 何気ない温度の差でも体にもたらす効果は違ってくると言い、その日の気分や体調に合わせてお湯の温度調整をすると良いようです。

 日常生活を離れ、環境に恵まれた温泉地へ行くことで五感に刺激を与え、生命維持活動をつかさどる自律神経中枢のスイッチが入ると、長生きにつながるとか・・・・。いつかぜひ、本場の温泉へ行って入りたいものです。

         

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運勢を知る

2024年12月11日 | 暮らし

    ことわざに「当たるもハッケ、当たらぬもハッケ(占い)」があり、占いの吉凶は気にするなと言いますが、「今年の残りの運勢は?」占い師のところへ行けば金が掛りますので、パソコンのスイッチを入れ、年末までの運勢を見てみました。すると次のような結果が現われました。

  『あなたは人間関係を大切にしようという思いが強く、義理や人情を重要視しています。自己主張はあまりせず、相手の話をよく聞いています。 困った時には周りと助け合うのが当たり前だと考えています。努力家ですが孤独な環境だと耐えられなくなります。周りと助けたり励まし合ったりできる状況だと、大きな成果を出せます。』とか・・・・。

 「運がいい人」とは、どんな荒波にもまれても、その確率を下げない人で、いったんつまずいたり倒れたりしても、また立ち上がって願いを実現する人のことを言うようです。

 運がいい人には、人間関係における確固としたスタンスがあり、自分のことを嫌いだという人がいるのも当然で、自分の元を去っていく人がいるのも自然なことという精神を持っている人のことだともいうようです。

 先の見えない時代、この先、どの様になるか知りたいものです。人の外観に対する注意深い観察と、特有の話術 cold reading(事前情報が全くなくても、相手の外観に対する注意深い観察と、特有の話術によって、相手の情報をこばむことができる話術)が備わっていたいものです。

 そして、運のよい人の共通点は、ポジティブ思考の人、行動力がある人、周囲や人に流されない人、常に自分と戦っている人、常に前向きな視野を持っている人のようです。

 例え “運がいい人” の通りにならずとも、覚悟しておきたいために、運勢は知りたいものです・・・・・

                               

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ウイルスや細菌の予防

2024年12月09日 | 暮らし

 12月4日(水)、一宮市役所で再就職のための出張相談に出掛けたところ、電車の中ではマスクをする人が増えました。コロナ禍で外出を控えていた頃を思い出しました。

 11月、岡崎市内の“神谷内科医院”でインフルエンザウイルスの予防接種を、新型コロナウイルスの予防接種を“うちぼり医院”で受け、近頃はマスクを着用するのは医院内だけだと思っていましたが、電車内では急いでマスクを着けました。

 インフルエンザの予防接種では、接種を受けた後は何ともなかったのですが、コロナの場合は、注射液の入った周辺が痛い程度で、普通に暮らしました。ワクチンを接種していれば、肺炎や脳症へとつながる重症になる防止効果があるといわれ、健常な高齢者については高い確率で発病を阻止し、死亡を阻止するそうです。

 ウイルスの場合は、生物の細胞に入り、その中で細胞の機能や構造に依存して増殖するようですが、細菌は単細胞の生物で、梅毒の様に細胞分裂により増殖するとかで、全くの別物のようです。

 消毒の効果は、どの程度かと調べると、手に付着している病原性のある微生物を、害のない程度まで減らすことができ、程度により高・中・低水準に分かれているとのことです。人の体は、体内の細菌と共存しながら生きているわけで、せめて手の「消毒」や、人混みでのマスク着用は実行しようと思います。

             

 

 

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里芋(さといも)の栽培と食べ方

2024年11月13日 | 暮らし

 里芋の栽培は比較的容易で、水田などの水分量の多い場所で、日当たりが良く、温暖なところが栽培に適します。雨水などが たまりやすい畑の隅などでも良く、水分さえ切らさなければプランターでも栽培できます。親イモに寄り添うように、子イモ、孫イモとたくさんのイモができ、実に楽しいものです。

                               

 9月から11月にかけて収穫する里芋は今が一番食べごろで、特に美味しい時季だと思います。里芋を洗って皮ごと、電子レンジ用容器に入れ、約10分間加熱して、皮を剥き、里芋をすり鉢で擦って、粘りが出たら「麺つゆ」を加えて混ぜ合わせるだけで、「里芋とろろ汁」の出来上がりです。

 熱い「ご飯」にかけて食べるのも良く、「そば」や「きし麺」にかけると美味しくいただけます。そのとき、韓国のり、わさび などがあれば、なお一層美味しくいただけます。「磯辺 揚げ」に用いるのも良いようです。

 里芋を加熱して塩、みそ などを付けるだけで食べるのも美味しく、岡崎の名産「八丁味噌」を用いた田楽は、その手軽さから江戸時代の庶民の食べ物として人気を博したようです。

 里芋は熱帯のアジアが原産地で、日本へは縄文時代から伝わって来たようです。20年ほど前ですが、パラオで主食のタロイモを食べたときは、まさに里芋の祖先だと思いました。

 でんぷんを主成分に、低カロリー、食物繊維が豊富、消化促進、免疫力向上の嬉しい食材です。豆腐・コンニャク・タコ・ちくわ・大根などと一緒に里芋を串に刺し、八丁味噌・砂糖などで味付けた独特のミソタレを用い、関西の「おでん」や、関東の「関東煮」とも違った「みそ煮 おでん」は、酒のツマミに最高です。

 チョットいっぱい飲んだあとの、仕上げは「里芋とろろ」といきたいところです・・・・。

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食べ物を粗末にするテレビ番組

2024年11月03日 | 暮らし

 11月2日の夕方、雨の1日で農作業ができずに気晴らしにテレビのスイッチを押すと、19時からのテレビ愛知「愛知 すごいぞ、うまいぞ 千原ジュニア」、「第7弾・常滑スピードめし」と称して、演者がランニングを続けながら飲食店を回り、次々と料理を食べ続けるという番組を見てしまいました。

 食材を粗雑に取り扱ったテレビのバラエティ番組など、過去に何度も見たことがあります。それを不道徳とする視聴者からの苦情に備え、演者の食べ残した料理を、番組のスタッフが横で即座に食べ、次の店へ走るというものでした。

 テレビ番組で料理を紹介する際に、“食べ残していないか”と心配する場面を数多く見ます。“料理や食材を無駄に捨てずに食べました”と、テロップで「スタッフがおいしくいただきました」など、表示されることもあるとか・・・。

 たしかに食べ残さずに放送されているのでしょうが、地震や集中豪雨などで避難生活を余儀なくしている人や、食べることが不自由な人のことを、番組の制作者は考えているのでしょうか。

 このような番組を見て“不道徳だ”と言っても、見る人がいるから放映され、視聴率が上がるというものでしょう・・・ニワトリが先か、タマゴが先かのように・・・。

                     

                      徳川家康公の像  ”困ったものです”

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倫理の欠如・闇バイト

2024年10月30日 | 暮らし

 高収入を装ってSNSな人を人を募集し、「軽い気持」で犯罪を始めさせ、個人の身分証や実家の情報などを提供させるなど、組織から辞められない手口を用い、オレオレ詐欺、住宅や店舗などに押し入る強盗事件が頻繁に報道され、昨今の倫理の欠如、闇バイトを社会問題、とりわけ貧困問題との関連で考えていく必要があるように思います。

 非道徳的な行為をモラルの欠如、あるいはモラルがないと言いますが、近頃 増えたと思います。戦後、先進的文化人と言われたヨーロッパやアメリカ人の「個人主義」を学びましたが、実はキリスト教の「神の教えに反する個人主義」は許されなかったのです。日本憲法で「信教の自由」を定めたものですから、気が付かないうちに誤った「個人主義」を受け入れてしまったようです。

 イギリスでは宗教の時間とともに「人格的 社会的 健康教育の時間」として倫理と社会で生きるスキルの学習を行っているとか。つまり、私たちが「個人主義は何でもあり」と、「神の教え」を省いて、「無制限の個人主義」として学んでしまい、先進的な思想だと思い込んでしまったようで、道徳や倫理観が欠落した子どもや孫が増えても当然だったかもしれません。

 学校の給食費を払わない親が「個人の自由だと思います」とか、宿題や掃除当番をしない子どもなど、身勝手な自由、個人主義が報道される度に、したい放題、やりたい放題に「歯止め」が必要です。私立高校では「宗教」の教科が道徳教育を兼ね、県立高校でも公民科の倫理授業を行っているところがあるようです。                    

 道徳教育が求められ2018年(平成30年)の学習指導要領の改正で特別な教科として位置付けられ、本格的に始まったのがその翌年2019年からで、遅きに失して「手遅れ感」があります。

                                  

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第三の居場所

2024年09月21日 | 暮らし

 定年退職すれば、毎日定期的に行く所がなくなる人が、職場に代わる場所を「第三の居場所」だと言うのです。わが家(第一の居場所)でもなく、職場(第二の居場所)でもない場所をサードプレイスとも言うようです。

 集まった人たちへ、さまざまなサービスを提供することで、収益を上げている事業があり、例えば、喫茶店、居酒屋、サウナ、銭湯、美容院、マージャン荘など・・・・・・。

                                                   

 サードプレイスは、自身にとって居心地の良い「第三の居場所」を獲得することで、緩やかに人とのつながりを求める「くつろぎの場」として、他人と関わる・関わらないに限らず、生活の中の選択肢が増え、新しいコミュニティを得る機会にもなります。

 他者との交わりを含むサードプレイスに身を置けば、新しい出会いがあり、それによって視野が広がったり新たな関心事に出会ったりと視野を広げることにもつながります。

 最近では、XやFacebookといったSNSもサード プレイスのような役割を果たしていると言います。オンラインによるコミュニティなどは、「バーチャルサードプレイス」とも呼ばれ、現代社会ならでは「第三の居場所」の概念だと言えます。

 定年で退職した人が、収入を得る仕事へ復帰した場合、サードプレイスと言えるかどうかは分りませんが、自身にとって心身ともに健康で居心地が良い場所であれば、あてはまるのかもしれません。

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9月中旬には「中秋の名月」

2024年09月04日 | 暮らし

 台風10号が熱帯低気圧となって、昨今の朝夕は涼しくなってきましたが、昼中は30度を超す夏日が続き、体調管理が大切な時期となりました。

 「中秋の名月」は、旧暦(太陰太陽暦)8月15日の夜に見える月のことで、今年は9月17日、晴れた夜空にしたいものです。中秋は9月の中旬から10月初旬に迎えることが多いのですが、新月から満月までの期間は一定ではなく、その日が満月とは限りません。

 『月々に 月 見る月は多けれど 月 見る月は この月の月(詠み人しらず)』「一年中、お月様を愛でる月はありますが、名月を愛でる月と言えば、今月の このお月様ですね」と、言う意味でしょうか、「中秋の名月」を見事に表現した句だと思います。

 月を愛でると言えば、1955年に発表され、「月がとっても青いから・・・」は、歌手 菅原都々子さんの大ヒット歌謡曲で、「遠回りしてかえろ・・・」と、終戦後、物のない時代に、立ち上がろうとする若い人たちの息吹を感じる恋の歌だったように思います。

 その昔、日本の貴族の間では、直接月を見るのではなく船などに乗り、池や湖の水面に揺れる月を眺め、あるいはお酒の杯に浮かべた月を楽しみながら宴を開いていたようです。この風習は平安時代に中国から日本へ伝わり、貴族たちが月見の宴を催すようになったようで、庶民の間にまで浸透したのは、江戸時代のことだとか・・・。

 毎日、時間に追われて暮らしている人にとって、大切な人と月を浮かべた杯を傾けながら語らう、憩いのひとときがあっても良いのでは・・・・「月 見る月は この月の月」です。

 月を見て、風流な夜を過ごしたいものです・・・・。

       

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