1昨日、NHK朝のニュース番組で、「ゴミを廃棄される際に回収して、微生物の力でエタノールを抽出する技術を開発した」と報じていました。
どうやら開発は、積水化学工業が中心のグループで、エタノールをエチレンに、そしてプラスチック(ポリオレフィン)に変換して、プラスチックを消費財として活用し、その商品が利用され廃棄される際に回収し、再びエタノールの製造プラントに戻して何度も繰り返すことで「資源循環型のシステムを構築すること」だと言います。
ゴミは負の価値として埋め立てなどへ捨てられてきました。現在は、一部が分別回収されて金属やペットボトルなどリサイクルし、燃えるゴミは石油燃料を使って燃やし、温水や発電などに利用はされています。
建設廃材などで多く発生するコンクリートやアスファルトなどの道路廃材は、古くから再生材としてリサイクルされて利用が進んできました。工事現場から出る段階では負の価値であり、再生されれば価値を生み、市場価格で販売・購入することに変わりました。
家庭からの生ゴミなど燃えるゴミは、廃棄する段階では負の価値で地方自治体の税負担で処理していますが、再生が可能で利益を生む状態になれば、自治体ではなく民間事業者が行う時代になるかもしれません。