定年後の人生に花咲かせよう!

明日を生きるために きょう1日を大切にする 青春を忘れない

それを言っちゃあ、おしめえよう

2024年06月29日 | 仕事

 中国歴史上の格言に、「綸言汗の如し(りんげんあせのごとし)」と言い、トップに立つ人が一度発した言葉は、汗のように元の体へ戻すことができない、つまり、取り消し訂正が困難で、軽率な発言を戒めた言葉を学んだことがあります。

 高校時代、月曜日の朝は全校集会というのがあって、校長先生のあいさつ(訓示)は、毎回ポケットから取り出した原稿を読み上げるものでした。生徒の間では「式文ではあるまいし・・・・」と必ずしも評判の良いものではありませんでした。

 しかし、校長の立場で、生徒を理解し刺激を避け、聞き手の感情を害しない言葉を選んで行われたものだと、後に担任から説明を受けたものです。

 言葉は、人を先導し恐ろしい刃物になったり、宝物になったりもします。気心の知れた夫婦や家族の間であっても同じで、心ない言葉や、言ってはダメな言葉を口に出してしまいがちです。

 かつて、フジテレビが制作・放送したテレビドラマ「男はつらいよ」の「フーテンの寅さん」の言葉を借りれば「それを言っちゃあ、おしめえよ」ですが、人間関係には「ここから踏み込んではいけない」という微妙な境界線が存在すると思うのです。

 近頃では、「ハラスメント」と称して職場で優越的な関係を背景とした、必要以上の範囲(社会通念に照らして許容される範囲)をこえた言葉で、働く人の就業環境や営業上の取引が害されるパワハラ、セクハラ、マタハラなどが話題になっています。

 人間関係を保つには「それを言っちゃあ、おしめえよ」を心することです。

      

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梅雨の時期には

2024年06月27日 | 暮らし

 この時期になると、毎年のように朝から夜中まで、シトシトと雨が降り続き、子どもの頃は外へ遊びに出たくともかなわず、「てるてるぼうず」を軒先につるしたものでした。

 今年は梅雨前線が列島の北側にあり、日本海側に降って太平洋側は蒸し暑い曇り空が続くも雨が少なく、場所によって大きな変化があるように思います。

 梅雨時期に感じる不調では、人によって異なりますが、頭痛、食欲が出ない、疲れ・けん怠感、イライラが増えて集中力の低下などが挙げられます。この時期の晴れた日には気温が上昇し、雨が降る日は一転して肌寒さを感じ、昼夜の寒暖差が大きいく、体温調節が追いつかず、不調を起こしやすい傾向にあり、生活習慣を見直し、規則正しい生活と食事を心がける必要があります。

 対処方法では、体内の余分な水分の排出をサポートするカリウム(きゅうりや大根、アボカド、バナナなどの野菜や果実類に含まれる)を意識的に摂取を心がけています。

               

 冷たいものを暴飲・暴食すると胃腸が冷えて、体調が悪化する原因となり、冷たいジュースの代わりに温かいお茶やスープを飲んだり、体を温める作用のあるショウガを料理に使ったりして、体を芯から温める工夫をしています。

 梅雨の時期は太陽の光を浴びない日が続きます。ビタミンD不足によりカルシウムの吸収量がへり、さまざまな病気のリスクが高まりやすく、免疫力が低下して風邪をひきやすくなるとか、生活習慣病のリスクが高まると言われます。骨の中のカルシウムが血液中に溶け出し、高齢者では骨粗しょう症や骨折のリスクが高まるようです。雨が降らない日は外で過ごすように心がけています。

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自動車の将来

2024年06月25日 | 暮らし

 私の住む岡崎市は、トヨタ自動車の本社がある豊田市と隣接し、自動車産業に携わる人々が多く暮らしています。そのトヨタ自動車は、燃料電池自動車(FCV)を世界に先駆けて販売しました。

 FCV車は、水素を燃料とし、空気中の酸素と反応させて電気を発生させ、モーターを回して走る車です。走行時に排ガスを全く出さないで、排出するのは水だけという、究極のクリーンエンジンを実現するものです。

 ところが、韓国の自動車メーカー「ヒュンダイ」から「ヒョンデ」と名称を変更し、FCVの世界シェアは首位を占め、FCV車の市場をリードしています。「未来の自動車技術をかたちに」という理念によって開発されたFCVは、最新のテクノロジーを駆使した車と言われています。

    注目されるのがFCV車の燃料となる水素を供給する「水素ステーション」の普及ですが、ガソリンスタンドのように全国各地へ広がっていく途中にあるようです。

 燃料電池車(FCV)が普及するまでのワンポイントリリーフと言われたハイブリッド車(HV)、あるいは電気自動車(EV)も、今では日本の自動車各社が販売し、好調な売れ行きを見せています。

 FCV自動車は、HV自動車、EV自動車の製造から走行のトータル・エネルギーと、トータル価格を比較しなければなりませんが、環境問題や運転する人の乗り心地など、価値感をどの様に捉えるかによって、将来が決まって来ると思うのです。

           

 出典:資源エネルギー庁『エンジン車でも脱炭素?グリーンな液体燃料「合成燃料」とは』(2021年7月)

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紫陽花(アジサイ)のごとく

2024年06月23日 | 政治

 気象庁は東海地方が6月21日に「梅雨入りしたとみられる」と発表しました。平年より15日、昨年より23日遅い、統計開始以降4番目に遅い梅雨入りとなったようです。

 任期満了に伴う東京都知事選挙は、6月20日に告示され、56人が立候補し、7月7日に投開票がおこなわれるとのこと、6月19日現在の選挙人名簿登録者数は1153万3132人で、前回知事選の告示日前日に比べ約6万4000人多いそうです。

 この季節に美しく咲く「アジサイ」は、花ではなく萼(がく)だそうですが、土壌が酸性で青色、アルカリ性で赤色となり、ピンクや白もあって、日本の土壌は酸性土が多く、自然に青色が多いようです。なかには土壌に関係ない色の種類もあるようですが・・・・・。

 よく選挙が始まると、「地盤」「看板」「鞄(かばん)」と言われます。アジサイも私たちの暮らしも、土壌 作りができていないと、望む姿・好む色は出ないようです。立候補者も自分の選挙区の土壌改良?は大丈夫でしょうか。

 選挙地盤も放っておけばアジサイのごとく、賛成(酸性)ばかりで青色と思いきや、灰を撒(ま)かれてアルカリ性土壌になり、信号機の赤い色のごとく変わっていて票を失うかもしれないのです。それにしても候補者の多いこと・・・・失礼ながら費用対効果から「売名行為」で立候補している人もいるのではないかと・・・。

 地方には働ける仕事が少なく、都心へ集まる傾向は止まらず、地方で残った人の高齢年齢者は多くなる一方、まさしく東京都の議会で他人ごとのように少子化を議論している暇などないと思いますが・・・・。

 政府も東京都も『少子化と人口減少を克服する』と言いますが、これもアジサイのごとく、本格的な土壌改良材が必要ではないかと・・・・・。

           

    写真:自宅の庭で咲くアジサイ 2024年6月6日撮影

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こよみの半夏生から

2024年06月21日 | 日記

 暦の半夏生は夏至から数えて11日目を言い、今年の半夏生は(7月1日・月曜日)で、それまでに田植えを終えなければ実りが遅れ、収穫が半分になるということから、「半夏半作」といわれます。田んぼを見回りしましたが、苗がしっかり根付いて濃い緑色に変わってきました。

 昔の農家は手作業が多く、田植えが一段落するこの日を休み、ごちそうを食べて暑い夏に備えたといいます。地域によって異なるようですが、この日にタコを食べ、稲が吸盤のようにしっかり根付くことを祈り、この時期のタコは、タウリンや亜鉛が豊富に含まれ、血管障害などの生活習慣病を予防し、疲労回復や夏ばて防止効果が期待できるといいます。

 福井県大野市を中心とした地域では「はげっしょ・さば」と言われる「焼き鯖(さば)」を・・・、讃岐地方では「うどん」を食べる習慣があるとか・・・。

 今年は既に気温30℃をこえる日もあり、半夏生に食べる習慣の料理も、「冷やしうどん」に「タコの酢の物」はいかがでしょうか・・・・。

 水辺を好む植物のハンゲショウ(半夏生)は、この季節に葉の半分が白くなり、緑の葉に白いペンキをべったり塗ったようで、「半化粧」とか別名「片白草」(かたしろぐさ)とも呼ばれ、アジサイとともに、この季節を象徴する植物です。

       

 昨日私は、左目の白内障手術を行ったため眼帯をしていて、右目で物を見ていることから、片方の目で過ごす「半眼症?」で、パソコンの前で違和感をタップリと知り、両目で見えて来たことに深く感謝しました。来週は右目もおこなうことに・・・・。

 

 

 

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豊橋空襲と父の命日

2024年06月19日 | 政治

 1945年(昭和20年)第二次世界大戦中、6月19日深夜~6月20日未明にかけて、アメリカ軍の爆撃機136機が愛知県豊橋市の市街地の上空に飛来し、約1万5千発もの「焼い弾(地面に落下するとさく裂し、大量の油脂をまき散らして四方に火災を発生させる爆弾)」が投下され、わが家を含め豊橋の市街地 約70%が焼失しました。

 戦火を潜り、命からがら生き延びた家族の戦後の生活は、両親が混乱期の状況をあまり語ろうとしなかったので、詳しい情報は知りませんでした。それでも終戦後、飛行機音がするとB29爆撃機に聞こえ、灯火管制(とうかかんせい)を思い出すと嫌っていました。

 そして毎年6月20日が来ると、戦後の苦しい生活を生き延びた父は、病に倒れ命日と重なって、忘れることはできません。父が亡くなると収入の道は断たれ、母は山林の木を売り、田畑を売却して生計を立てていました。在学中の私は奨学金を受け、アルバイトをしながら通ったものでした。

 やがて高度経済成長の時代が訪れ、戦後を忘れるほど物は豊富になり、生活物資はおカネで簡単に手に入れることができ、暮らしも随分変化しました。

 戦中・戦後の生活を知る人も少なくなり、戦争することは人々の幸せを守るため、あるいは求めるために行うとはウソで、一部の人の欲望を満たすだけで、あまたの人々を苦しめ、良い結果を得るものではありません。

                       

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カメラと写真

2024年06月17日 | 日記

 携帯電話「ガラケー」へ最初にカメラ機能を搭載したのは日本企業でした。市場で初めて発売されたのは2000年で、24年が経過して随分便利になりました。私が写真機(ヤシカ二眼レフ、6×6フィルム使用)を持ったのは小学校6年で、現像も焼き付けも随分お金がかかりました。

 やがて35ミリカメラが出回って、机を並べたクラス仲間に、日本を代表するプロ写真家「竹内敏信さん」がいた頃のことを思い出します。彼は2021年(令和3年)4月、一般財団法人竹内敏信記念財団を設立。2022年(令和4年)2月27日、 がん のため東京都内の病院で亡くなりました。 

 現在、私はこの blogやface bookへ掲載するために、小型のニコン製デジタルカメラやスマホ付きカメラを用いて、節度がなく花や風景など数多く撮っています。今やカメラ店の店先にはフイルムカメラや二眼レフカメラ、そして私が使っている小型のカメラは姿を消し、数十万円するデジタルカメラやビデオカメラが並び、世の移り変わりを感じています。

         

 今でも写真に興味があり、常設展や展示会に行くようにしています。そこで知人の写真展を紹介し、ぜひお出掛け下さい。

「椎野香代子写真展・花鏡」 場所・名古屋市西区 ノリタケの森ギャラリー第二展示室 開催日:2024年7月2日 (火) ~ 7月7日(日)10:00~18:00 最終日は16:00まで

 

 

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生涯現役の履歴書を出す

2024年06月15日 | 仕事

 今年も「改正高年齢者雇用安定法」の施行後、企業へは「定年制の廃止・引き上げ」「継続雇用の制度」など、生涯現役で働く社会への実現を目指して、中高年どころか高齢者へも就業の機会を与えようと、愛知県主催の生涯現役実現コースセミナーが始まります。

 再就職するためには「履歴書」の作成が求められ、一生のうち履歴書を何十枚も書くことはないと思います。氏名は本名を書くことが基本ですが、ペンネームや芸名を加える場合もあります。連絡先は重要で、電話・携帯電話・メールアドレスは書いておきたいものです。住所は必須で、何カ月も住所が不定ですと、免許証の更新や銀行口座がない場合、就職は相当困難を極めます。

 志望動機の欄や主な経験・達成事項、セールスポイントの記入欄には、ありきたりの表現を避け、ぜひとも今までの長い経験など、自分なりの表現で、他の人に差をつける履歴書として、採用担当者の心をつかみ、入社意欲を伝える必要があります。

 履歴書は、採用者に第一印象を与えることになり、決め手となる大切な書類です。一般的にA3サイズの用紙を二つ折りで使用します。それ以外のサイズを使用すると採用側の取り扱いに支障をきたすことを忘れてはいけません。

 まァ、そうは言っても採用されることが目的で、要は採用側に能力を強くアピールすることが大切で内容次第です。履歴書に特別な規則はないのですから、生涯現役実現コースセミナーで硬いことを言う必要がないのかもしれません。

           

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人口移入を考えるべきでは?

2024年06月14日 | 政治

 10年ほど前に「日本崩壊か」という見だしで始まる私のブログがありました。厚生労働省の統計で、1人の女性が生涯に産む子どもの数が1・43と発表され、東京都は1・13で、このままでは都市も地域も消滅するのではないかと・・・・・。

 ところが今年6月5日、厚生労働省が2023年の「人口動態統計」では1.20となり、東京は0.99で、全国で初めて1を割り込み、8年連続で過去 最低になったそうです。

 晩婚の傾向は変わらず、第1子出生時の母親の平均年齢は31.0歳、一方、死亡数は約158万人で人口減少にも歯止めがかからないといいます。人口の減少によって行政サービスが破綻し、自治体が消滅する危機が迫っているのでは・・・・・。

 労働力人口の減少がさらに加速し、生産性上昇率が低迷している現状を放置すれば、日本経済全体でプラス成長を続けることは困難になり、男性の育児参加などを訴えていますが、その程度の環境整備では追いつかず、地方の高齢 化、いや日本中の高齢 化は待ってくれません。

 地方でできる産業を作り出すべきで、特に農業や漁業の人口の減少は食糧問題に直結し、インドや東南アジアからの人口移入を考え直すべきですし、地方への産業移転もさらに加速すべきです。

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これで良いのか報道は?

2024年06月12日 | 政治

 毎日 めまぐるしく変化するニュースや情報の中で私たちは暮らし、最近では自民党内のパーテー券販売額のキックバックが裏金と称して問題となり、政治資金規正法の改正になる報道が多かった様に思います。一方、スポーツについては大相撲、野球、サッカーや、パリ・オリンピックに向けた選考会など、ファンが好みそうな内容に合わせた報道が多かった様に思います。

 先日、飲み仲間の何人かと話す機会があって感じたのですが、時事問題になると考え方や意見はほぼ同じで、「同じテレビニュースや新聞報道」を見ているなと思ったのです。つまり、報道されている内容は、取り上げ方や表現は多少異なっても、各社とも打ち合わせしたかのように類似しているのです。

 これでは、読者や視聴者に選択の余地がありません。一歩間違えば国民の多数を誘導し、一方的な考え方で洗脳できてしまうのではないかと危惧するのです。具体的には、国民の声と称し政党や議員を動かす事さえ可能で、特殊な機関誌の役割を持った報道を除いて、報道各社には幅広い情報を望みたいし、私たちに選択の余地を与えてほしいと思います。

 報道機関はニュースになれば何でもよく、政治資金問題を発端に政権交代をさせようとする、新鮮らしき情報のみを探し出して伝え、視聴率を狙う報道に“少々ウンザリ”する日が続きました。

                                                 

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うなぎ上りの物価

2024年06月10日 | 暮らし

 沖縄・奄美地方が5月21日に梅雨入りしたと気象庁は発表しましたが、平年に比べると1週間以上遅いそうです。昨日から久しぶりに雨が降りましたが、東海地方の昼中は“夏日(25℃以上)”の暑い日が続きました。特に朝から気温が「うなぎ上り」で、体調を悪くしないよう、気を付けなければなりません。

「うなぎ上り」と言えば、ウナギは他の魚と異なる特徴は、河川や湖で成長し、深海で産卵する習性があると言われ、サケなどとは真逆のようです。

 昭和30年代でしたが、田植えが終る頃の深夜、長靴に手袋をして、腰に籠(かご)をぶら下げ、カーバイトランプ(アセチレンランプ)と竹竿(たけざお)にクギ数本で作った槍(やり)のような、ウナギの捕獲用の道具を持って田んぼへ行き、水の中で白い腹をみせて休むウナギを、静かに近づき一気に突き刺して、手早く籠に入れ捕獲します。

 一晩で太くて丸い極上のウナギを3匹も捕獲したことがあり、調理方法は親から学び、捕れたウナギはよく水洗し、血液や粘膜には毒があるため、 傷口や目に入らないよう注意し、入れば化膿(かのう)し危険なのです。

 そのウナギは生息数が減り、国際自然保護連合の絶滅危惧種になりました。直ちに捕獲や取引の規制に直結しないとはいえ、ウナギを食べようとすると、値段は「うなぎ上り」で、庶民の口から遠ざかってしまいました。

 自然との共生を忘れて飽食を続けてきた事を反省し、日本人にとって健康的な食文化を永く忘れないようにするためには「うなぎ上り」も、やむを得ないことかもしれません。

                           

 

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知らないのは自分だけ

2024年06月08日 | 暮らし

 近頃、街中を歩くと随所に防犯カメラが存在します。大きなビルであれば、玄関から通路、部屋の中まで設置してあり、私たちは知らないところで常に監視の状況にあることを意識しなければなりません。

                                                                   

 自動車を運転していると、「ドライブレコーダー取り付け車」と、ステッカーがある車を見かけます。交通事故やトラブルになった時、映像や音声を記録することで、正確な状況把握ができるというものです。後方車の前方映像から一方的に、監視状況にあると言うことも意識しなければなりません。

 カメラだけではありません。IC乗車券、クレジットガード、スマホ決済など、膨大な痕跡を残しながら私たちは暮らしています。機械で人を特定する技術が進歩していて、膨大なデータの中から誰かを見つけることは可能だというのです。

                                                                    

 匿名を使えば、プライバシーが保障され、企業の不正などを公にすることができ、不当な弾圧や差別を受けることはなく正すこともあります。しかし、匿名のつもりでも、いつの間にか誰かに情報を集められ、特別な秘密ではないにしても、自分のことが知られているという時代です。

 いくら自分を「匿名」で化粧をしようにも、ネット社会では、あらゆる角度から素顔を探し出されていることを、知っておくべきでしょう。

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ウグイスの鳴き声

2024年06月06日 | 日記

 このところ毎日、庭木の中からウグイスの澄んだ鳴き声が聞こえています。春先にはぎこちない鳴き方も、近頃ではすっかり上手になり「ホー・ホケキョ」と聞こえます。

 アゼ草刈りに出掛けても、近くの山からウグイスの鳴き声が聞こえ、こちらでは「ホー・トッキョ・キョカキョク」と鳴いているのです。この時期は田に水が張られ、カエルの鳴き声も盛んに聞こえて、私には「ゲコ・ゲコ・下戸」とか「下呂(地名)・げろ・げろ」と聞こえ、鳴き声を人間の言葉にすると全く違うイメージが沸き、思わず笑えがこみ上げてきます。

 下戸は、お酒を飲めないか、飲まない人のことで、極端な人はチョッピリ飲んでも胸がバクバクするそうです。体格の大小や男女に関係がないようです。下戸の語源は諸説があり、律令制時代の階級制度で大戸・上戸・中戸・下戸が存在し、婚礼の際、各階級が飲むお酒の量がもとになっているという説です。

 下呂は、何といっても温泉にひたって、湯から出て初め1杯のビールが何とも言えなくうまいのです。残念ですが、下戸の人には理解できない おいしさです。

 お酒を飲みながら歌う「カラオケ」は、ウグイスの様にはいきません。どちらかといえばカエルに近く、それでも歌えばストレスが発散できるといいますから、聞く方は、さぞストレス蓄積することでしょう。

 やはり、お酒を飲みながら歌を聴くのはプロに限ります。大きな会場でのクラシック音楽会となると、飲食付きというわけにはいきません。

写真:ウグイス「日本の野鳥識別図鑑」から借用

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勝者はほんの一握り

2024年06月05日 | 暮らし

 陸上競技の100メートル走で10秒を切ることは、スプリンターにとって大きな目標で、10年前、福島市での第97回日本陸上競技選手権大会は、雨降る中でしたが、10秒0台を記録した桐生祥秀選手に、夢の9秒台を達成することに注目が集まりました。結果は、追い風0・6メートル、10秒22で初優勝でした。その後、彼は2017年に100メートル走の公認記録では日本人史上初・アジア出身選手史上2人目の9秒台を記録したことは素晴らしい快挙でした。

 爽やかに走りきる100メートル走、正々堂々、スポーツを表す言葉は数多くありますが、勝敗にこだわる競技の場合、これほど残酷な世界があるのを経験するのと、しないのでは格段の差を感じます。

 競技スポーツの世界は勝者・敗者が生まれます。世の中で絶対評価の成績表が存在する昨今、能力の差、自らの力を明確に教えてくれるのは競技スポーツでしょう。

 負けた場合、しばらく気持ちの整理がつかないのですが、敗者の経験がない人は、自分の実力を知ることができません。負けのすべてを受け止め、自分をいかにコントロールするか、また前を向いて気持ちを立て直すことができるかなど、ながい人生の中で大いに意義があることだと思うのです。

 負けた経験が勝つ喜びを倍加させ、自分に対し誇りを持つようになり、相手の気持ちを理解しようとします。勝者はほんの一握りで、結果は敗者の方が数多く、その経験は今後の人生で決してマイナスにはならないと私は思います。

                

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梅は梅干と梅酒へ

2024年06月04日 | 日記

 畑の梅の木に青い実が生って、収穫の時期を迎えました。梅の実には「神様」がいるといわれ、堅い種子を割ると出てくる核を「仁」とよび、梅をこよなく愛し、梅を詠んだ短歌で知られる学問の神様、菅原道真公にちなみ「天ジン様」とも呼ばれています。

   

「生の青梅を食べてはいけない」 梅の実が十分育たないうち、つまり熟していない梅を食べれば、胃中の酸で加水分解され猛毒となり青酸中毒を起こします。「天神様がいるので種を食べてはいけない」と、先人は安全な食べ物となるよう、梅干しや梅酒などにして、漬けることで経験的に安全を身につけ、戒め、健康食品として伝えてきました。

 梅の実は、熟せば果肉の毒性はなくなり、漬けることで毒性はほぼ消失し、仁にはある程度毒が残るそうですが、食べても人体にはほとんど影響がないといわれます。

 いろみ始めた梅を用いて塩漬けした実は、夏の盛りを迎える頃、土用干して梅干しを作って「梅干しの入り三角形のおむすび」は、抗菌作用で食中毒の予防も期待でき、酸味の主成分、クエン酸は疲労回復に役立ち、頼りになる健康食品です。食欲増進にもなります。

 一方、青梅を氷砂糖と35度の焼酎またはブランデーを用いてガラス瓶につけ漬け込み、2年~数年物の梅酒を作って、チビリ、チビリと晩酌で楽しんでいます。手間 暇をかけてこそ、梅の健康食品ができあがり、一家の健康を守る「神様」が食卓に現れるのです。

   

    写真:令和2年(2020年)5月30日に漬け込んだ梅ブランデーと、左は水道水

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