定年後の人生に花咲かせよう!

明日を生きるために きょう1日を大切にする 青春を忘れない

令和5年は・・・

2023年12月30日 | 日記

 1年を振り返ると、新型コロナウイルスは5類になり、やれやれ一安心と思っていましたが8月に感染し、ワクチンを6回接種していたためか、症状は軽く済みました。

 2022年2月、ロシア軍がウクライナに侵攻し、長い戦いが続いています。一方、中東ではパレスチナ・ガザ地区を実効支配する武装組織ハマスがイスラエルに侵攻し、戦いが始まりました。

 ワールド・ベースボール・クラシックで日本が優勝、大谷・吉田・ダルビッシュ・村上選手らが活躍しました。5月の広島で主要7カ国首脳会議(サミット)が開催されました。

 7月から8月にわたり東海地方は晴天の猛暑日が続き、この夏は日本各地で線状降水帯による被害もでました。大河ドラマ「どうする家康」で、生誕地岡崎は盛り上がりました。

 プロ野球大谷翔平選手がアメリカ大リーグ史上初めて、満票で2回目のMVPを受賞し、ドジャーズへ総額7億ドル(約1,015億円)で移籍する契約をしました。


大みそかを明日に迎え、きょうは恒例の『私の十大ニュース・2023』を並べます。


 ・愛知県主催・中高年再就職者支援セミナーの講師を務める
    ・愛知県主催・高年齢者就職相談会での相談ブースで「就労相談」を担当する
 ・8月に新型コロナウイルスに感染、5日間自宅で療養するも軽症で済む
 ・岡崎市で統計調査員研修を受ける
 ・春・夏・秋・年末の交通 安全の街頭監視活動
 ・町内老人クラブ主催で「市職員出前講座」を企画し実施する。
 ・建設友愛会の親睦旅行会が11月、大阪で開催され参加する
 ・5月末、大有建設時代の仲間4人と熱海で泊まる
 ・さつま芋・里芋・アスパラ・ヤーコン、玉ねぎの収穫
 ・年末になって、建設会社時代の元上司・田野岡 進さん逝く


 今年も、ブログをお読みいただき、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。よいお年をお迎えください。

      岡崎・大樹寺にある「徳川家康公」の墓

コメント

年(歳)の瀬

2023年12月28日 | 日記

 年末から正月に掛けて子と孫が来るというので、普段はなれない庭の手入れを始めました。枯草や剪定(せんてい)した枝など、燃えるゴミが大量に発生し、40リットル入りビニール袋が10個ほど出ました。

 庭と言っても、日本庭園のような大きな石や池があるわけではなく、雑然と木が植えてあり、木の間には南天が自然に増え、通路には芝との間に雑草が生え、常に刈り取る必要があります。

 庭は農薬など薬剤を用いないので、雑草、昆虫や、は虫類の住み放題です。住民の趣味が「押し花」で、いろいろな花が植わっていて、中には貴重な花があるというので、枯草を取り除くには何倍もの注意を払わなければなりません。

 約200坪の敷地を1日で一気に済まそうなど無理なので、子や孫達が来る日まで、コツコツとやり、思った以上にゴミが出たのに驚きでした。

 岡崎市の焼却場は、ゴミの持ち込み100キロまでは無料でしたが、乗用車での焼却場へ持ち込みが増えて交通渋滞が発生し、一般家庭でのゴミは地域の集積場へ持ち込むよう促され、10月から焼却場へ持ち込みは10キロ200円と有料となり、市で指定された袋に詰めて出すこととしました。

 雑草や樹木の伸びがはやく、年齢とともに自分で庭の手入れが困難になりそうです。

コメント

巨額な金額と税

2023年12月26日 | 日記

 12月中旬、大谷翔平選手(エンゼルス)はメジャー6年目の今季、本塁打44本、投手で10勝、アメリカン・リーグの最優秀選手(MVP)を受賞、オフにフリーエージェントとなり、ドジャースに総額7億ドル(約1,015億円)で移籍する契約をしました。

 12月23日、山本由伸選手(オリックス)はメジャー移籍を目指し、総額3億2,500万ドル(約461億5,000万円)で、大谷翔平選手と同じチーム・ドジャースとの契約となりました。

 ちょうど10年前、田中将大投手(楽天)が、アメリカの地で活躍できるレールが敷かれニューヨーク・ヤンキース入りが発表され、161億円、日本人のメジャーリーガーとして過去では最高の契約金でした。

 もっとも、これほどの金額になると税金が大変です。日本と同様で国税(合州国税)が4割、地方税(州税+市税)が1割強、交渉を手掛けた代理人には契約金の5%程度は払わなければならず、手元に残るのは約4割強ということでしょう。

 こうなると、税金控除されるかどうか分かりませんが、日本の小学校全部へグローブを送りたくもなるというものです。 大リーグを目指した多くのプロ野球選手は「日本人」を胸に、メジャーで活躍し、恩返しをしてくれることでしょう。プロとしての厳しさは日本もアメリカも大きな違いはないと思います。ただ違うのは生活習慣と言葉の違いでしょうか・・・・・。

 かつて20年も社長を続けた人と酒席でご一緒することがあって、社長の退職金の額が話題になり、税金が約半分という大きさを知ることになりました。社員にはなかなか理解されないとボヤいておられました。

 慌ただしく変化する年の暮れ、地に足をつけて税について学び、確定申告の準備をしましょう。

コメント

令和5年の暮れは

2023年12月24日 | 日記

 岡崎市保健所から「新型コロナワクチン接種のご案内」が来て、市役所・福祉会館で接種を受け、これで7回目です。感染しないよう祈るばかりです。

 昨日の土曜日、普段は公園の清掃をしている「長寿会(老人クラブ)・グランドゴルフ愛好会」と、土曜日にグランドで野球の練習をしている「男川少年野球チーム」から、グランドを使わしてもらっているお礼をしたいとの申し出で、“一緒にゲームをして懇親会をしよう”と声がかかって、参加してきました。

 長寿会・26名、野球チーム14名、保護者10数名の合計50人余が、グランウド・ゴルフを8ホール2回行い、実に楽しい時間を過ごすことができました。

 ゲームが終了、お汁粉と、きな粉餅、肉まんなどを食べて懇親をはかりました。

コメント

年賀状

2023年12月22日 | 日記

 明治維新以降、郵便制度が確立し、郵便ハガキが発行されるようになって、年賀状が急速に広まったといいます。欧米ではクリスマスカードで新年の挨拶を済ましてしまうので、年賀状を出す習慣はないようです。

 総務省が郵便料金の値上げを審議会に諮問したと新聞報道を見ました。封書は110円、はがきは85円、消費税による値上げを除けば、封書の値上げは約30年ぶりとのこと、郵便物の取扱量は減少の一途で、およそ20年前から半減したと言います。

 スマホメールなどで、近頃はペンを持ち紙に書くことが減りました。取扱量の減少は納得です。さらに人件費や燃料費の高騰も理解でき、この事業には同情すら沸いてきます。

 永い間、年賀状だけのお付き合いとなってしまった人の家族から、喪中のハガキをもらうことがあります。「喪中」は年賀状を控えるという、当たり前の「しきたり」が行われ、故人の冥福を祈り、行動を慎み、近親者は晴れがましいことや派手な行動を控えようとします。

 年賀状の宛名を書いていると、その人との出会いや、苦楽を共にした仕事、旅行や一緒に酒を飲みに行ったこと、転居したことなど、昨日の様に思い出されます。無沙汰をしている人には、特に年賀状を出しておこうという気持ちが湧いてきます。

                                   

 年末は、何となく慌しいのですが、こんな時こそ落ち着いて物事に接したいものです。今日は冬至、「湯がき湯飲み」という習慣があり、ゆず湯に入り温かいお茶や湯を飲み、体を温めてカボチャ料理を食べ、今夜は家族や友人と楽しい雰囲気で過ごしたいものです。

 

コメント

どうする?

2023年12月20日 | 政治

 どうやら本格的な冬がやって来たようで、朝の寒さは身にしみます。暑い夏が長引いて秋を楽しむ暇がありませんでした。

 日曜日の夜はNHK大河ドラマ「どうする家康」の最終回を見るために、そそくさと用事を済ませテレビの前の人となりました。史実はともかく、乱世をどう終わらせるか、悩み抜く家康の姿を描き通し、安寧の世を後世に次ぐ役割を終えた姿を、今様なコミカルさや大胆な歴史解釈をしたドラマでした。

 ウクライナへ侵攻したロシアは、今では引くに引けない長い戦いとなって、「どうするプーチン」「どうするゼレンスキー」といったところで、今後も多くの犠牲を払っても戦いを続けるのか、それとも止めるのか、判断が注目されます。

 一方、ハマスとイスラエルの戦いも、今のところ双方が譲らず、今後も長引きそうです。多くの犠牲者を出さないようにと「人道支援」を行っているとの報道がありますが、真の人道支援は戦いを止めることではないでしょうか。

 第二次世界大戦では戦いを止めさせるためにと言って、B29爆撃機・レノラゲイに搭載した原子爆弾を広島・長崎へ投下し、多くの犠牲者を出して無条件降伏をさせたアメリカ、はたしてその行動は正しかったのか、どうしても理解できません。

 「どうする家康」では、苦難の上に大砲を大阪城へ向け放って、和議を持ち出し、それでも従わないことで焼き払ってしまうのですが、「どうするプーチン」「どうするネタニヤフ」は、互いの戦いをどう決着させるのでしょうか・・・。 

    

コメント

ジャンボ宝くじ

2023年12月18日 | 日記

 NHKのバラエテー番組「チコちゃんに叱られる」を見て、「ジャンボってなに?」から、ジャンボは、実在したオスのアフリカ象の名前から来ていて、大きな象だったことから、「巨大」を意味する言葉になったとのこと・・・・。

 巨大といえば12月9日、MBC(メジャー・リーグ・ベースボール)の大谷翔平選手がドジャーズに移籍し、契約金額が10年間で7億ドル(約1015億円。1ドル=145円換算)で、これはリーグ史上最高額とか、ジャンボ金額に驚きました。

 10年ほど前に名古屋の居酒屋で、宝くじの2等で1億円が当たった人と出会ったことがあります。確かに当たる人がいるのだと・・・・、当時、下一桁しか当たったことがない私も、それ以来何回もドリーム ジャンボ、サマー ジャンボ、年末ジャンボなどを買ったことがありましたが、毎回 同じことでした。

 宝くじは「夢」を買うことだと 思うのです。まさか、当せんを頼みに、家の新築、海外旅行を計画することはしないでしょう。「夢」はいずれ実現させたいと心の中で描いていても、不確かな事ですから、やはり夢は夢で楽しみたいものです。

 47年前(1976年)年末 ジャンボ宝くじが売り出され、売り場に客が殺到して2人が死亡したというニュースを記憶しています。他の公営ギャンブルとは違い、購入や当せん金受け取りに年齢制限がないのが特徴です。

 宝くじの当せんは「夢」であっても、現実の暮らしは可能性をみて「目標」に向け努力して成し遂げることが大切で、少なくとも目標を掲げることは必要です。

 

コメント

政党の不祥事・投票率

2023年12月16日 | 政治

 来年度予算について期日が迫る中で、「パーティー券の政治資金活動報告書・記載もれ問題」は、報告書の訂正で一件落着のようです。ドタバタと閣僚の交代などが行われ、岸田総裁任期が来年9月に迫った今、解散総選挙もあるのではと言われ、自由民主党の支持率が気になるところです。

 2021年に行われた衆議院議員総選挙の投票率は約56パーセントで、戦後で最低水準となった前回、前々回の選挙から わずかに回復する形となりましたが、これも気になるところです。

 投票率は、その選挙自体に対する支持を表し、投票率が著しく低い場合には選挙の正当性に疑問を投げかけられる場合があります。政治の正当性に疑問が生じているような場合は、投票自体をボイコットするという手段となるためです。

 1890年から、衆議院議員総選挙が始まって以来、過去で最高の投票率は93.73%でした。 北朝鮮のような独裁国家では100%に近い投票率となるようです。また棄権者に罰金が科せられるオーストラリアなどは90%をこえるようです。

 投票率の低い原因は、いろいろあると思いますが、特徴的なものとして政党数の多さによるものも一つかもしれません。調べると、自由民主党、立憲民主党、日本維新の会、公明党、共産党、れいわ新選組、教育無償化を実現する会、社会民主党、みんなでつくる党、でした。

 つまり、現有政権も政治の進め方次第で、棄権した有権者が立ち上がれば、そして野党の結束しだいでは、再び政権交代も有り得ることを心すべきだと思います。

コメント

岡崎市に住む

2023年12月14日 | 政治

 12月12日に岡崎市役所で統計調査員研修会で、私が住んでいる地元、岡崎市の『岡崎市のこれまでとこれから(市総合政策部 企画課 主事 並木 彩香さん)』の講演を聴いて、普段は知っているつもりでも「見方によってはこうなのか」と、大いに学んで来ました。

 岡崎市の人口は約38万5千人で、名古屋市233万2千人、豊田市42万2千人に次いで3番目、一宮市38万人、豊橋市37万2千人の順でした。

 岡崎市は人口の65歳以上が約24%、15歳~64歳が約61%、15歳未満が約14%で、2025年には65歳以上が約31%、15歳~64歳が約56%、15歳未満が約13%と推計されるとか・・・・。

 製造業の売上(収入)金額で愛知県は全国で第1位、中でも豊田市が群を抜き、次いで名古屋市、安城市、岡崎市の順で岡崎は第4位です。優良企業が集積し、経済をリードしています。

 興味をひいたのは通勤時間の比較で、東京都は片道44.5分、大阪府は36.9分、岡崎市は28.6分と、東京に比べ岡崎市は年間約130時間、生涯では約206日短いという計算で、この長い日数分を「得をした気分」になりました。

 物価について“うるち米”で比較すると、東京23区が2,288円に対して、大阪は2,158円、岡崎市は2,011円と、小売物価で差があり、住まいでは1住宅当たりの延べ面積で東京都は65.9㎡、大阪府は76.98㎡、岡崎市は101.7㎡、1カ月あたりの家賃・間代は東京都では約8万に対して大阪に並んで岡崎では約5万5千円と、価格面だけを捉えれば安く暮らせるというものです。

 もちろん、暮らし向きの比較は、何に価値を感じて生活するかによって異なりますが、政治、経済、隣人との相性・人柄など、岡崎市は総じて住みやすい土地柄と言えるのではないでしょうか。

     徳川家康が生まれた岡崎城の天守閣

コメント

無償労働

2023年12月12日 | 仕事

 先日、名古屋でのセミナー会場へ向かうため、朝のラッシュ時に名鉄電車に乗ったところ、毎日 電車で通勤していた頃と比較し、女性の通勤客が増えていて 時代の変化を強く感じました。

 総務省の資料では、現役世代と言われる女性のうち「収入を得るために働いている人の割合」は、平成になっての20年間は50%~60%でほぼ横ばいに推移し、その後は右肩 上となって70%と、10人に7人は収入を得るために何らかの仕事に就いているようです。

 そして、「仕事と子育ての両立が難しい」「同じ仕事をしているのに なぜ男性よりも給料が安いの?」、「フルタイムで仕事をしたいのに 希望する保育園がいっぱいで・・・」などなど、課題も多くあるようです。

  過去には専業主婦が多く、一般にアンペイドワーク「無償労働」と訳され、育児や家事、介護などの家事労働や、自営業・農作業などへ、無償で行う家族労働が多く、経済学の対象とはならず、GDP(国内総生産)にも含まれなかったようです。

 アンペイドワークは、ボランティアなどが含まれ、労働の対価として賃金を得る家庭外での仕事(ペイドワーク)とは区分され、現在では、割合が下がっていると考えられます。

 日本では、アンペイドワークを就労でも余暇でもなく、貨幣価値としては成り立たないけれども、お互い人として存在するためには絶対必要で不可欠な労働と思う必要があります。

     高齢社会となり、老夫婦の家で行う介護が増えました。誰しも、やがて来る道となれば、「今から対策を」と、考えるのは私だけではないでしょう。介護や看護は、自宅で家族が担うか、施設であっても任せ切りという訳にもいかないのがアンペイドワークでしょう。

    働く女性が増えたことにより、男性も含め介護や看護をする人の家事、育児、社会活動などアンペイドワークの負担を軽減し、明るく健康で働きやすく暮らせるような対策が求められ、この部分を誰が支援するかでしょう。

コメント

定年退職者へ伝えたいこと

2023年12月10日 | 仕事

 中高年者への再就職支援セミナーで、どの会場へも定年退職した人が何人も来ていて、定年退職者の再就職について考えさせられています。

 定年退職し再雇用を薦められても、元部下の下で働くのは抵抗があって、他社に就職するか、あるいはリスクを覚悟で全く異なる仕事か、それとも仕事から離れてしまう人かです。

 退職日は誕生日の翌日とするところもあり、必ずしも一斉ではありません。再就職するには新卒と違って4月採用ばかりではなく、これまた一斉ではありません。

 つまり、一般的に再就職に大量採用は少なく、ポスト穴埋めや人材補充というチャンスに恵まれなければ採用はありません。

 高条件(本人にとって都合の良い条件)の企業ほど、市場に出回っていなく、ハローワークへ通ってもなかなか見つけることができない人もいます。

 そこで登場するのが「潜在求人」つまり「コネ」探しです。いや、コネ つくりです。コネには保証人のような力が働いて、海のものとも山のものとも分からない人を採用する企業側にとっては「安心感」を与えるのです。

 定年退職者にとってはコネ つくりも実力で、高条件の公募へ入りたければコネつくりから始めなければ競争には勝てません。自分を売るには、物品の営業活動と何ら変わらないのです。

 企業によっては、公募が出て直ぐ問い合わせると、即座に「ありがとうございます、既に決まりました」と、どうやらコネで採用する人を募集前から決めていたようで、何らかの理由で公募したのです。

 定年退職者の人に聞けば、ハローワークで検索しても自分が望む仕事で65歳以上の求人は「まったくない」と言います。ところが愛知県では、65歳以上の有効求人倍率は0.6もあり、決してゼロではなく、再就職できる可能性はあるのです。
 
 日本では、コネで再就職が決まることが多いのも事実です。ただ、一般社会からコネで就職が決定すると「フェアではない」と反感を持たれ、セミナーでこの手法を話せないのも事実です。

コメント

人間の欲望

2023年12月08日 | 政治

 きょう12月8日は、1941年(昭和16年)に海軍無線電信所から送信された「ニイタカヤマノボレ1208」の暗号電報によって太平洋戦争が勃発した日です。その後3年6カ月に及ぶ戦争が続き、多くの犠牲者を出し、広島・長崎の原爆投下後に終戦となりました。

 歴史の上で、戦争の裏側では人間の欲望が渦を巻いていて、私たち人間のモチベーションをかき立てる最大のエネルギーは、戦争も経済活動も「欲望」が起こるキッカケとなっているようです。

 仏教語では五欲の「機縁」とでもいうのでしょうか。欲望は、睡眠欲・食欲・性欲・金欲・名誉欲の五つがあると言われ、これが限りなく度を過ぎたときに方向を見誤ってしい、それが結果的に自分と他人とを傷つける戦争とならなければよいのですが・・・・・。

 厄介なのは金欲・名誉欲で、しばしば経済活動で争いの原因となることで、「お金」や「名誉」は、人を惑わす強力な魔力を持っていて、人の弱点を突く強力な武器なのです、信念の強い人でも負けがちで、この2つの項目は、あらかじめ用意をしておけば、簡単に人の心を汚してしまいます。

 今、問題になろうとしている「キックバック」ですが、キックバックは、取引先に対して謝礼目的で支払う金銭のことで、実際のビジネスシーンでも行われていて、本来違法性はなく、日本の商習慣とも言えます。

 ところが、取引を行う間でキックバックの合意がなく、内密に行ってキックバックを不正に受領して事件に発展してしまったケースがあり、言葉に良いイメージはありません。

 はたして、政党が活動資金を集める目的のパーティー券、キックバックの扱いは是か非か・・・・・。

                                                       

コメント

日本の食文化 Ⅱ

2023年12月06日 | グルメ

 日本の季節の移ろいや自然の美しさ「和の美しさ」は、伝統的な茶道から発した懐石料理、禅寺から発した精進料理など、食する作法があり、和服、そして和菓子が付き物です。

 和菓子は、日本茶とともに愛され、薄茶、濃茶と一緒に食べられ、味覚はもちろん美的鑑賞に応え、芸術作品として期待され発達した生菓子・半生菓子・乾菓子を伝えています。

 戦後、材料が手に入らない時代のこと、工夫して物を作り出すのが職人の技と、自慢する父の和菓子は見事な出来栄えで、私には芸術品と映った幼いころの思い出があります。和菓子の素材を思い出すと、こし餡(小豆)、ぎゅうひ(もち米)、くず(葛粉)、きんとん(芋)、じょうよう(山芋)などでした。

 ご近所で最も喜ばれたのは結婚式など引き出物になる「落雁」「じょうよう饅頭」でした。私が好んで作ってもらったものに、春の「いが饅頭」「柏餅」「花見団子」、秋の「ぼたもち(おはぎ)」、そして「桜餅」「羊羹」などがありました。 

 和菓子とともに日本料理と呼ばれる「和食」は、コメ(穀類)を中心に・魚・野菜など栄養バランスに優れた食材が多く用いられ、寿司・天ぷら・刺身、蕎麦などは海外でもよく知られています。

 10年前の2013年12月4日、ユネスコ(国連教育科学文化機関)は、日本料理「和食」を無形文化遺産に登録すると決定しました。海外から来る観光客には、ぜひ日本の「おもてなし」による、「和食」と共に「和菓子」も添えて欲しいものです。

愛知県・ 東三河地方で作られる 春の「いがまんじゅう」

コメント

干し柿

2023年12月04日 | グルメ

 田んぼの土手の渋柿1本と、山裾へ自然に育った柿の木に、数多く実を付けたので、さっそく皮を剝いてベランダにつるし、干し柿としました。

                   

 乾燥は天日干しですので、表面がどうしても黒っぽくなってしまいます。しかし、時間が経過すると糖液が表面に染み出て白い粉を噴いてきます。成分は果糖とブドウ糖です。

 柿には甘いものと渋いものがあり、一般にスーパーなどへ売りに出ている柿は ほぼ甘い柿が多いと思います。柿の渋さの元は水溶性のタンニンで、渋を不溶性にするには炭酸ガスやアルコールを使ったりしますが、皮をむいて寒風にさらすことで、渋を抜くことができます。

 干し柿を作る専門業者は「遠赤外線乾燥」を行い干し柿にします。天日干しの黒い色ではなく柿色のまま 美しく仕上げ、おいしそうな「干し柿」が市場に出されています。

 昔のことわざに「柿が赤くなると、医者が青くなる」と言われ、柿は日本の代表的な果物で、十分熟した栄養がある柿を食べると病人が減って、医者が大いに困ったという話が伝わっています。

 果物の中で酸味を感じないのが柿の特徴で、ビタミンCがミカンの2倍も含まれていて、1個食べれば1日に必要なビタミンCが摂取できると言われ、二日酔い、利尿作用、美肌効果があるという優れものです。    

 また、柿の葉は栄養の宝庫といわれ、柿そのものよりもビタミンCが豊富で、殺菌力や止血効果、免疫力向上効果があるそうで、関西を旅すれば殺菌力を利用した「柿の葉すし」があります。この季節、大いに柿を食べ、利用して健康で暮らしたいものです。

コメント

違う人生は・・・

2023年12月02日 | 日記

 12月1日、豊橋での中高年者再就職支援セミナーを終えました。面接試験のシミュレーションを行ったところ、受講者の中には退職の理由が「親の介護」という人がいて、中高年が介護をする必要になった場合、何が問題なのか気がかりです。

 「たら・れば」といった過去の事を取り上げると、「もう一度人生を、やり直すことができたならば・・・」と、思った人は多いのではないでしょうか。どこかで間違った人生を選択したと思い、やり直しができたとしても、結果は満足いくとは限りません。人生のやり直しなど、頭の中で行うものでしょう。

 例えば、家庭の事情で実の両親に育てられなかった人、戦争や災害で家族を失った人のことなど、複雑な思いをする人がいるかもしれません。

 私の場合、戦争がなかったら、豊橋空襲がなかったら、違う人生があったとしたら、父の後を継いで豊橋市花田町稲場で、和菓子「廣田屋」の店を継いで、子供や孫に後を継がせていたと思うのです。

 姉たちも異なる人生を歩んでいたかもしれません。価値観を比較することは難しいのですが、姉の生活を見る限り、子供や孫、ひ孫まで恵まれ、今も元気に暮らしていて、「たら・れば」など、考えもしないことでしょう。

 人生には極端な分かれ道があるかもしれません。例えば、出生、進学、就職、結婚、出産、昇進・昇格、定年・再就職、事故・災害、病気、介護など、なかには避けて通れないこともあります。いったん選んで進んだ道は変えられないことや、次々と変化しなければならないことなど、死ぬまで影響することもあります。

 今までの生き方を捨てて大きくリセットすることなど、私にはできません。幸せを求めて再びやり直しの人生を送るには遅すぎます。とはいえ、人生はいくつになっても新しいことに挑戦する気構えは必要と思っています。今からの人生、日々は大切に生きようとしています。

コメント