定年後の人生に花咲かせよう!

明日を生きるために きょう1日を大切にする 青春を忘れない

生涯現役で働くということは

2025年02月09日 | 仕事

 日本の経済成長を高い技能とスキルで企業を支え、組織で生き残り、キャリアアップするために、自らの経験やノウハウを自分の中に「閉じ込める」ことを選択してきた高齢者は、定年後の再雇用などで、技術・技能・スキルなど若者への継承対策がなされてきました。

     

 ところが、中小・零細企業の場合は、まず若者の確保が難しく、高年齢労働者が第一線を退いていくときの影響は、大企業のそれとは比較にならないほど大きく、経営に大きな支障が生じて来ました。

 中小企業の場合、目先の売上や利益、資金繰りに追われ、人材育成投資になると着手できていなく、一般的に人材育成投資の増加は売り上げにほぼ比例してきました。売上高の向上を目指しす中小企業は、人材育成にかかる投資は避けては通れない問題だと思うのですが・・・。

   したがって、高齢者は人材育成を担う条件で雇用すべきで、具体的には、高齢者の持つ能力、貢献度に見合った賃金額で、市場性も考えた値とし、就労意欲などを推進すべきと思うのです。

   全ての高齢者を一律処遇するのではなく、有能で貢献度の高い人と、そうではない高齢者とは区別する必要があり、無理に高齢者を一律に処することは、かえって弊害を生じさせ、経営効率を悪くすることが考えられます。

 働く高齢者にとっても、処遇等よく自覚して、後継者育成に努めなければならないと思います。

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酒の肴(さかな)

2025年02月07日 | グルメ

 温暖な冬と言われていますが日々寒空が続き、冷たい北風が吹きつけます。こんな夜は熱かんがよろしいようで、先人は『現状の「苦」を悲観せず、また楽観せず、謙虚に前向きに生きるように』を、『酒でものんで「楽」に変えるべし』と言い、教えを勝手に都合よく解釈し、台所に置いてある日本酒を温めて飲んでいます。

 こんな時、酒の肴は主に魚介類ですが、居酒屋では必ずしも魚類ばかりではなく、肉や野菜も肴と呼びます。熱かんが出てくれば、次はツマミで、八代亜紀のヒット曲『舟唄』の歌詞にもあるように、素朴な酒の肴の一つとして挙げられるのが「スルメ」です。

            

 ところが近頃は物価の上昇でスルメは高く、財布の都合で塩分が多いという理屈をつけて避けています。今は懐かしいスルメは、あの硬さでかみ切りづらく、あごが疲れるぐらいかまないと飲み込めません。したがって時間がかかり、かめばかむほどうま味が増し、満腹中枢が刺激され、スルメダイエットの効果があるとも言われてきました。

 スルメの様に、長くかみしめる人生を送るためには、スルメに代わるツマミといえば、鶏や豚の軟骨を串焼きでツマミにしています。歯が丈夫でなければなりませんが、軟骨に含まれるビタミンやミネラル、タンパク質などの栄養を含んでいて、「骨や歯の健康維持」「精神の安定」「老化防止」などの健康効果がある食材と言われています。

 理屈はそうであっても、酒を飲んでしまえば「どこ 吹く風」。何でも良くなるツマミは、可哀そうでなりません。

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過疎の地方をどうする?

2025年02月05日 | 政治

 総務省が30日発表した人口移動報告では、生活コストの高い東京都への集中し、31道府県で人の流出が前年より拡大し、名古屋市(政令指定都市)がある愛知県でも 人口減となったようです。

 高度経済成長をしていた時代の小規模農家の子どもは、生計を支えるために次男はともかく長男までも自動車関連企業で働くようになり、専業農家は減り続いて、兼業で零細農業となった農作業をしない農業協同組合員が増えました。

 特に、若年層の労働力が都市へ集中することで、地方の過疎が加速していると思います。これにより、遠くの街までへ買い物に行かねばならないなど、地域経済の活力が失われ、生活に大きな変化が起きていると思います。

 そして、核家族が進んで、各家庭で行われていた介護が、妻、嫁、娘という伝統的な女性依存型から、プロの介護員や介護施設といったシステムに変わりました。

 現在、高校へはほぼ全員が進学し、その多くが高等教育(大学教育)を受けられる時代となり、働く場所を求めて東京へと集中し、地方での労働力は男女を問わず中高年齢者の活用が求められ、地方経済を支えるのは必然です。

 さらに、高度成長時代に整備されたインフラも、メンテナンスが追い付かず、地方では各地で道路が陥没して、上下水道管やガス管の切断で住民の生活を脅かしています。地方の創生は人口の数にみあったインフラでよく、まずはメンテナンスから始めなければ・・・。

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目は口ほどにものを言い(目の表情や動きは人の心や考えを表現します)

2025年02月03日 | 日記

 二十四節気での暦を調整するために、2021~2057年の期間では、4年ごとに節分の日が2月2日、今年はきょう午後11時10分が「立春」です。来月は学業を終えて卒業する人たちが、一斉に社会人となって巣立っていきます。

 新たな職場で、人間関係を構築するには第一印象も大切で、「目は口ほどにものを言う」とよく言いますが、目は心の窓、または心の鏡とも言います。就職の面接試験でも指導を受けたと思いますが、最も大切な事は、相手の目を見て話す事であり、相手の眼鏡にかなうことと、自らも目を肥やし、目が利かねばなりません。

 昨年夏には、両目の白内障手術と、左目の硝子体手術を受け、今まで毎日のごとく中国から風に乗って来る「黄沙」が目の前を飛んでいるような状態から、術後はスッキリ見えるようになり、まるで生まれ変わって別世界へ来た様な変化に驚きました。

          

 目に関しての言葉に、「目が肥える」「目がない」「目から鼻へ抜ける」「目星をつける」「目をかける」「目を丸くする」「目を凝らす」「目もくれない」」「目を細める」「めじろ押し」など、数多くあります。

 また、「目を疑う」「目を奪う」「目の毒」「目を盗む」「目に余る」「目の上のこぶ」「目をむく」「目から入って耳から抜ける」など、あまり良いことには使わない言葉もあります。

 「目には目を、歯には歯を」という言葉もありますが、ハンムラビ法典にあって、「やられたらやり返せ」というよりは「罪を犯したら同じことが自分に返ってくる」との教えのようです。

 本物を見分ける「目利き」は、相手の真意・真実や偽りを見分けることにあります。しかし、姿を目で見ることができないネット・ウイルスの正体やコロナ・ウイルス、インフルエンザ・ウイルスには困ります。それでも手を尽くせば「目途がつく」ものです。

 

 

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この道25年の就職支援活動

2025年02月01日 | 仕事

 再就職支援の業務に携わって今年で25年目を迎えます。この間、「アウトプレースメント」や「新卒の就職支援」、住所を失った人、いわゆる「ホームレスになった人の就職支援」、近年では「中高年者の再就職支援」など、この仕事の性質や奥深さ、意義や手法のレベルを知るようになりました。

 一般的に、中高年齢者の転職(職種を変えること、または職場を変えること)は、本人と求める企業先とのキャップが大きいと考えるのが普通です。転職回数が多いと、そのギャップは想像以上に大きいと思います。転職回数が多ければ多いほど求職者は経歴を「売り」にしては?と励ましています。

 止むを得ない事情で転職する場合は、今までの職歴や実績はもちろん、細かい仕事経験が問われます。20才代のように体力で業務を乗り切ることも難しくなりますし、リスクが取れない状況も増えます。今まで勤めていた企業の賃金額を意識していては、正直その賃金額を据え置いて雇える企業など少なく、就職してからの実力次第ということでしょう。

 転職する必要があるのなら、その理由を明確にしていなければなりません。今まで勤めていた職場で何が不満なのか、多少 仕事に対して不満を持っていたとしても、家族がいてローンも抱えていたなら、今の仕事を続けることを選ぶのが世の常ではないでしょうか。

 中高年者の転職者を受け入れるということは、企業の価値に見合うこれまで以上の成果と実績を期待されていることを理解すべきで、年齢とともにギャップは大きくなっていきます。つまり、自分には「何ができて」「何ができないか」「何がしたいのか」「何がしたくないのか」が明確でなければなりません。

 自分の都合だけで仕事を押し切ろうとすると、ミスマッチにつながっていきます。職場では自分に何が求められているのか、ただ与えられた仕事をこなすスタンスで転職や再就職を目指しても、企業側からすればそんな中高年齢者をわざわざ雇う必要などないのです。

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