定年後の人生に花咲かせよう!

明日を生きるために きょう1日を大切にする 青春を忘れない

徴 兵

2022年09月30日 | 日記

   9月も最後の日となりました。朝夕の気温は下がりましたが、昼間の温度はまだまだ夏日があって、気温差から体調がついて行けず困っています。

 最近のニュースをテレビで見ていると、このところロシアでは国外への脱出を図る人が相次ぎ、隣国への車列が並ぶ映像を見ました。また航空券の価格が急騰したそうです。

 「戦争になど行きたくない」と、ロシアにもそう思って徴兵を逃れようとする人がいるのは、いつの時代も、どの国の人も思うことに変わりはないと思います。

 しかし、自国が不幸な状況に陥ったとき、戦うのか、逃げ出すのか選択をしなければならない状況下で、どちらが正しいかは、ないような気がします。

 ウクライナへの侵略を「特別軍事作戦」と称してきましたが、さすがに国民も「戦争」と気付き始め、兵士の多くが戻らぬ泥沼の戦いへと送り込まれると悟った様子です。

 

   

    徴兵制度は、一般に徴兵に適した、おおむね18歳から20~30歳代の成人男性が対象で、兵役の適格性を調査するための徴兵検査を経て、検査に合格した人が徴兵されます。徴兵制は軍隊に対する安定的な人材の確保が長期にわたって容易ですが、国民に対する負担は大きいと言えます。

 私の祖父は明治37年に日露戦争で出兵し旅順にて戦死しました。墓石にはその様子が刻まれていて、遺骨は入っていないと聞いています。

 「死ぬかもしれない戦争」に喜んで行く人はいません。双方で話し合いができないから戦争になったのです。では、なぜ話し合いが出来なくなったのか、冷静になるべきです。話し合いこそ戦争を終わらせる道しかありません。

 

 

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パソコンの日

2022年09月28日 | 日記

 「PC」は「personal computer」の略です。日本でこの言葉が使われ始めたのは、1980年代(昭和55年以降)からでしょうか。きょうは「パソコン」の日です。

 私が勤めていた建設会社は早くから給与計算など大型の電子計算機を使っていて、電算室に勤務する社員はアメリカで誕生したcobol言語を用いて、事業の基幹システムや事務処理の簡素化を行っていました。

 その頃(昭和55年頃)の私は、パソコンどころかワープロの機種さえ扱ったことがなく、労働組合の機関誌発行は「ガリ版印刷」で行っていました。

 やがて職場が千葉から名古屋へ転勤となり、人事部へ配属になって後、パソコンを扱うようになったのは1987年(昭和62年)頃からでした。

 インターネットの普及で、1990年代から簡易な通信手段としての利用が盛んになり、ツイッター、ブログ、インターネット証券取引、ネットバンキング、今や遠隔医療にまで進もうとしています。

 パソコンを用いて、私のブログは2005年12月~2022年7月までTeacupにて書き続けてきました。

 Teacupの終了で、8月からこのgooブログで再スタートさせました。

 

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彼岸 明け

2022年09月26日 | 日記

 「秋分の日」が過ぎ、きょうは彼岸 明けです。「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、猛暑や熱帯夜にはなりませんが、日中は汗ばむ残暑です。

 この先、秋の涼しい空気が流れ込むことがあっても、一時的で日本付近の上空を流れているはずの偏西風は、日本の北を流れているため、日本付近は暖かい空気に覆われやすく、来月中旬を過ぎる頃まで暖かい空気に覆われるとのこと・・・・。

 10月終わり頃になると偏西風が蛇行し、寒気が流れ込み西高東低の冬型の気圧配置が現れるようになり、残暑から一転して、木枯らしが吹くようになり、冬の訪れは早くなるようです。

 夏の間、伸びきった田んぼのアゼや土手の草刈りに追われる毎日で、世の中は3連休でしたが、軽トラックに刈払機を載せて走り、汗だくで傾斜面の草を刈っていました。

 今年は、古くなった2台目の刈払機のエンジンが故障して、修理より新品を購入した方が割安になると、販売店のベテラン店員の薦めで、ホンダのエンジン付き刈払機を買いました。

 刈り始めて、刈り終わる頃には、始めに刈り終えた場所の草が伸びて、5月から9月末まで絶え間なく刈り続けるという作業があり、暑い昼の時間帯を避けて、早朝か夕方に刈ることにしています。

 10月になれば気温がグッと下がって草の成長が止まり、来年の5月まで作業を終えます。

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日本と中国

2022年09月24日 | 日記

 今年は、1972年9月29日、田中角栄、周恩来両国首相が日中共同声明に署名し、 日中の国交が正常になってから50周年の記念すべき年に当たります。平和の誓いを新たにし、次の50年、さらにその先の日中両国の未来が明るい 希望に満ちたものにしたいと思います。

 国交が回復して50年が過ぎ、尖閣諸島など古傷に触らないで友好を重ねた結果、経済的にも切っても切れない関係にまで発展しました。そして、習近平(シーチンピン)氏(69)が最高指導者になって10年が過ぎました。

 中国では、新型コロナのワクチン接種率の低さと、ワクチンの有効性が低く、医療体制が構造的に脆弱なことから、「ゼロコロナ政策」はやむを得なく、50周年記念式典どころではないようです。

 中国のゼロコロナ政策による主要都市でのロックダウン、アメリカやヨーロッパ各国では、物価上昇圧力の強まりや金利の上昇、株安による逆資産効果が消費の低下を招き、世界経済は、景気の低迷が心配され、日本も影響されそうです。

 ウクライナやロシア両国が生産する穀物や原油の供給が滞るとの不安が世界的に高まり、価格が高騰し、その波が日本にも押し寄せているのと同時に、急速に進んだ円安、輸入に頼る日本のモノの価格は、円の価値が下がれば割高になって、景気の減速が心配です。

 新型コロナで落ち込みの雇用も、最近になって戻りかけています。隣国・中国との関係を大切にしたいものです。

 

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ウクライナは

2022年09月22日 | 日記

 毎年9月21日は、国連が定めた国際 平和デー(International day of peace)で、世界中の国々や人々が平和について考え 行動する日でした。

 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まってから半年余り、この戦争はいつまで続くのでしょうか。直接戦火を交える当事者国のリーダーが互いに歩み寄る気配はなく、終わりの見えない戦いは、世界を巻き込みながら最悪のシナリオへと突き進みつつあると言われています。

 それでは国連平和維持軍の派遣はどうかといえば、ロシアによるウクライナ侵攻は悲惨で混乱した破滅的なものですが、現時点では地域紛争にとどめておきたいとの考えでは・・・・。常任理事国の中国、フランス、ロシア、英国、米国の5カ国のうち、いずれかが反対票を投じた場合、国連平和維持軍派遣の提案は否決されます。ましてロシアは当事国です。

 アメリカはロシアの行動を非難しているものの、アメリカ軍がウクライナへ入りロシア軍と直接交戦することはないと強調してきました。なぜならば、アメリカがこの紛争に介入すればグローバルな戦争を引き起こし、第3次世界大戦に発展しかねないからでしょう。

 この紛争が長引けば、ロシアに対する制裁も長引くわけで、ウクライナへ物資を寄付したり、募金したりしても、軍隊を派遣したら、ロシアが対抗して大きな戦争になって、一体どうなるのか・・・。さらに多くの人が亡くなるのではないかと心配です。

 プーチン大統領は、ウクライナ東部でロシアへの編入を求める分離独立派が実効支配する「ドネツク人民共和国」および「ルガンスク人民共和国」を国家として承認する大統領令に署名し、現行の軍隊へ予備兵を30万人も補充すると言います。非暴力と休戦はいったい、いつ 来るのでしょうか・・・。

 

 

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生きがいは?

2022年09月20日 | 日記

 今年も新型コロナウイルスの影響で敬老会は中止でした。感染が拡大するたび、真っ先に外出自粛を呼びかけられる高齢者は、楽しみにしていた催し物は中止で参加できず、敬老会主催者(地域の社会教育委員会)から、記念品のタオルと学区敬老者名簿が配られて、家で窮屈な時を過ごしました。

 私が住んでいる地域の高齢者状況は、学区の全人口は1万800人(男5,500人・女5,300人)、75歳以上の高齢者は1,329人(男553人・女776人)で、全人口の7.4%です。

 その中で、私が住んでいる町内は、人口659人(248世帯)で、75歳以上の高齢者は127人(19.2%)です。この数字から1世帯当り2.66人であり、学区と比べ後期高齢世帯が多いことが分ります。

 75歳以上の高齢者は現役で、フルに仕事をしている人はほとんどいません。同居する家族も少ないのが実態で、病気で通院する人は多く、特別な趣味も持っている人は少ないのが実態です。近ごろ畑では野菜を作る人が増えました。

 中高年者再就職セミナーで「人はなぜ仕事をするか」について、「基礎的内容」部分で、仕事をすることは「生きがい」につながり、健康にも良いと話しています。もちろん、趣味や孫の世話も生きがいになると思いますが・・・。

 「生きがい」が、健康を作り出すことにつながるなら、「働いたら?」と思うでしょうが、人によっては働いてお金を稼ぐことより「生きがいを作り出す方」が難しいのかもしれません。

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敬老の日に

2022年09月19日 | 日記

 大型で非常に強い台風14号は昨夜、九州の全域と中国・四国の一部が暴風域に入って、今朝、九州北部に進み、その後は進路を東に変えながら明日20日(火)にかけて日本列島を縦断すると言われています。

 きょうは「敬老の日で休日」です。現在は一般に65歳以上を「高齢者」と呼び、75歳以上を「後期高齢者」と定めていますが、この名称「後期・・・」は不人気で、他に呼び名はないものかと言われたことがありました。

 戦後、1日のうち何時間も停電し、それなりの対処方法を経験している高齢者でも、夏の猛暑で電力需要がピークに達して停電が起きたとして、まさかランプを点灯し、井戸や川の水をくみ、山の木々を燃して煮炊きをするなど、まるでキャンプをするような生活に戻るわけにはいきません。

 戦後を振り返ると1960年代後半から1970年にかけて、懸命に働いた当時のサラリーマンは、企業に対し忠誠心が強く、時間外労働は無制限に近く働き、パワーハラスメントなど問題とせず、1カ月の給料が手取りで本給の倍額など何度もあり、よくまあ“馬・人参”と言われるほど働いたものです。

 そんな人たちが敬老の祝いを受ける敬老の日で、祝日法では、特に対象年齢などを定めていませんので、何歳から祝うかはそれぞれ地方自治体が判断するようです。

 政府が働き方改革と言いますが、当時と比較すれば、現在の働き方は革命的と思われるほど大きな変わりようで、週休2日制で週40時間が曲がりなりにも定着し、男女の雇用機会が均等になり、社会保障も充実しつつあり、男子が育休を取得するのも定着しそうな時代になりました。

 働く高齢者が時代とともに増え続け、一方で同年代に先立たれて孤独や不安になりそうですが、心を穏やかにして体調を整え、可能な限り寝たきりにならぬよう、高齢社会を生き抜こうと思います。

 

                              

                   田原市・蔵王山頂(標高250メートル)から豊橋方面を望む 2022.9.9.

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食べ物の自給

2022年09月17日 | 日記

 立秋とは秋が始まる日のことです。しかし立秋にあたる8月7日頃は暑さの全盛期で、実際に「秋」を感じるには1カ月ほど後の「今でしょ!」。秋を感じ始める今は「食欲の秋」と言われるほど、食に対する意識をしてみたいと思います。

 食べ物の自給率はカロリーベースで38%と、昭和40年度(1965年度)73%と比較し、日本人の食生活が徐々に変化しました。国内で自給できるお米の消費が減り、肉類や油脂類の消費が増えたことから、全体の自給率が低下してきた大きな要因です。

 地平線まで見渡すような広大な農地で生産する外国の穀類と、狭い農地で生産する日本の小麦、大豆、とうもろこしなどは、生産コストで大差があります。

 日本産の食べ物だけで、国民全員に必要なカロリーを賄おうとすると、献立はどうなるか、農林水産省が例を示すと、夕食は「茶わん1杯の白米に、野菜炒め2皿、焼き魚1切れ」タマゴは2週間に1個程度らしいのです。

 戦後の日本は、急激な経済成長とともに食生活は大きく変わり、外食が増え、コンビニエンスストアでの弁当やお総菜などの普及、食べ方も大きく変化しました。豊かな食生活を支えているのは、輸入された食べ物や飼料などが実態です。

 地球の温暖化に伴う食べ物の生産危機、コロナ下の国境閉鎖や紛争によるなど、「食べ物は輸入すれば良い」と、のんきに構えていられない状況ではないでしょうか。

 終戦後の食べ物のない時代を過ごしてきた世代は、荒れた畑も耕して、少しでも食べ物を作ろうという気になりかけていると思うのです。

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戦後の暮らし

2022年09月15日 | 日記

 9月に入って、町内にある瓶井神社・秋の大祭準備で公民館では「巫女(みこ)の舞」の稽古が始まり、毎夜のごとく笛や太鼓の音が聞こえるようになりました。

 朝夕めっきり涼しいのですが、昼中は30度をこす暑さで、グランドゴルフ練習も2ゲーム終了すると汗ビッショリ、水分の補給が欠かせません。

 秋の季節の花といえば菊やコスモスといったところでしょう。初秋には萩(はぎ)がよく合うといいます。古くから詩に詠まれ愛され、庭先や道端にひっそりと咲く花を見るにつけ、秋の風情を感じさせます。

 8月の終戦の日が過ぎると、マスコミから戦争や終戦の話題がめっきり少なくなり、ウクライナの「戦争」について記事・報道が目立ちます。

 太平洋戦争が終結しても、父親が戦死、あるいは空襲で家族を亡くした人が多くいて、戦後の暮らしに新たな苦難が始まった人が多かったのも事実です。

 当時、名古屋鉄道東岡崎駅前には、手足を失い白装束でアコーデオンを抱えた、傷い軍人の姿もありました。戦後の食糧難で農家へのコメ泥棒、駅前での物乞い、闇市での靴磨き、戦後復興が進む中でその実態は埋もれ、忘れ去っていきました。

 忘れ去られた食べ物は水団(すいとん)で、小麦粉に水を加えて練りあげたもので、食べやすいすい大きさにして汁に入れ煮たものでした。戦後ベ物事情の悪い時期に、簡単で、体も温まり、空腹を満たしやすいことから米の代用として食べてきました。

 現在と違ってダシもとらない、具も入らない「すいとん」はおいしくなく、当時を知る人は、「すいとん」と聞くだけで拒絶する人もいると思います。多くの食生活が代用品で締め、少量の米に麦やさつまいも、じゃがいも、かぼちゃ、野菜の葉などを混ぜ、量を増やして食べていました。

 戦争のない平和な世界を願う私たちは、戦後の苦難と闘ったその歴史を伝えることで、二度と過ちを犯してはなりません。

 

 

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運(うん)

2022年09月13日 | 日記

 「運」とは何もので、運を感じて知ろうとしたことがあります。「運」とは〝人の身の上にめぐりくる課題を支配する、あるいは人の意志を超越したはたらきをする〟のだそうですが、とても非科学的で信じられないので、存在を知ろうとしたのです。

 そして、運気の「気」は、人の心の動きや漂う雰囲気、気候変動などの自然現象、物体が持っている特有の香りや風味などを言うようです。つまり「運気」とは「(良いことも悪いことも)自分では支配できない、目に見えない大きな動きだ」というのです。

 では“運がいい”と、よく言いますが、運のいい人はさまざまな方法で自分の考えを「運のいい考え」に変えているようです。運がいい人になるには、具体的な目的をもつことが大切で、運というものは生まれつき決まっているものではなく、その人の考え方や行動の仕方でいくらでも変わるということらしいのです。

 つまり、明確な目的を持って物事に接していれば、思いもよらない偶然に見つけ出す力や、造り出す力が働き、幸運をキャッチする能力によって「運がいい」となるようです。

 では、具体的にどの様なときに「運」を感じるかといえば、「ジャンボ宝くじ」が当たらないかと考えたとしましょう。明確な目標があっても、宝くじを買わなければ、決して当たることはなく、幸運をキャッチするには当たり前のことをきちんとやっているかどうかで、買わなければ「運」は訪れないということです。

 運がいい、悪いというけれど、運がいい人は地道な努力を重ねていたりするもので、普段の行いや積み重ねのその先に、好ましい「運」がついてくるものだと思いました。

 

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面接の顔

2022年09月11日 | 日記

 明日は豊橋で「愛知県主催の中高年者再就職セミナー」が行われ、講師を務めます。ほんの一部を紹介しましょう。

 「人は見かけによらない」と言いますが、「人は見かけによる」のが面接試験です。「・・・・よらない」のは入社後の話で、「見かけ・・・・」で採用を判断する方が多いのです。つまり、善し悪しは確率の問題で、短時間には見抜けないことがあり、採用担当は相当な訓練が求められます。

 訓練と言えば、当然のことながら採用される側も準備が大切で、普段の自分を出すためには訓練が必要でしょう。何もせずに面接を受けて「見かけ」を出せずに不採用という、最悪な事態は避けねばなりません。

 面接試験で一般的に聞かれることは相場が決まっていて、応募の理由、前の会社を退職した理由、自分の長所、短所、自己PRなどで、売り込むのは技術や能力ではなく、人物そのものなのです。

 採用担当者の言葉巧みな質問に、ついつい引っかかってしまう事が、よくあることです。気を付けなければならないのは、疑いの心や敵対心が強いと思われることや、協調性がない人だと判断された場合、採用になりません。

 例えば、「給料はいくらほしいのですか?」という質問は、おカネの額を尋ねると同時に、この人は給料をどの様に考えているかを質問しているのであって、質問者の本当の狙いを読めなければ、合格には至りません。

 面接は、一般的に見た瞬間の「第一印象」で決まると言います。話す内容よりも、話し方、つまり顔の表情や声の質、大きさの方なのです。私の経験では、話す言葉の内容は約10%程度に過ぎなく、いかに話す態度が大切かでしょう。

 ハロー効果をうまく使いましょう。採用する方にも思い込みがあり、色や形や大きさ、匂い、しぐさ、クセ、歩く姿など、他人は(私も)瞬間に感じるイメージが出来上がっているもので、ほぼ思い込みで判断してしまうものです。

 短時間で採否を判断しますので、採用後「人は見かけによらない」こともあるのです。

 

”中秋の名月” 2022年9月10日 22時00分 岡崎市で撮影

 

 

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重陽の節句

2022年09月09日 | 日記

 このところ夜中から雨が降り、朝 起きると曇り空で、やがて雲間から太陽が出ているのに雨が降り出すなど、1日のうち「雨・曇り・晴れ」の、おかしな日が続きます。日記を書いている人は、1日の天気をどう表現しているのでしょうか。

 きょう9月9日は、古代中国から伝わった重陽(ちょうよう)の節句です。「五節句(七草の節句・桃の節句・端午の節句・七夕の節句・重陽の節句)の一つで、平安時代から江戸時代ごろまで、五節句の中でも最後の節句として、盛んに祝われていたようです。

 「9」の数字は、奇数で陽の数であって、陽数の9が重なることから「重陽」と呼ばれ、陽の極が2つ重なることから、たいへんめでたい日とされ、邪気を払い長寿を願って、菊の花をかざったり、酒を酌み交わして祝ったりしていたようです。

 当然のことですが、晴れた日の“日没時刻”は、春から夏への変化より、夏から秋への変化の方が大きいことから、「秋の日は つるべ 落とし」と日暮れ時は強く感じます。1年が過ぎるのも速く感じるのはこの頃で、年齢を重ねると、ロクに仕事もせぬうちに“ああ!1日が去って行く”と思います。

 「重陽の節句」には欠かせない旬を迎える“栗ご飯”や“焼きナス”の料理はいかがでしょう。また、食用菊の花びらを、杯(さかずき)に浮かべて日本酒を飲むなど風流ではないかと・・・。

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台風シーズン

2022年09月07日 | 日記

 二十四節気の「立春」から数えて210日目を、昔から台風襲来の時期として恐れられてきました。今年も大型で強い台風11号が九州北部から日本海へ向けて北上し、西日本各地に影響を及ぼし、連日非常に不安定な天候が続きました。

 台風に襲われることが多いシーズンは、農家にとって重要なイネの開花期で、農作物に被害を及ぼす心配があり、油断しないように戒めるシーズンです。この時期、気象予報に頼ることもできなかった昔の人は、仏前に花を手向け、手を合わせ祈るほかなかったようです。

 現代では進歩した科学技術の恩恵に囲まれ、品種改良や気象情報を得て、台風の来るまでに収穫を終えるなど、被害を最小限に抑える工夫がなされ、安定した生産が出来る様になりました。

 それでも、昨年はこの時期に記録的な大雨に見舞われ、各地で家屋や農地、道路や河川などに被害が出ました。先人は、あらがえない自然と向き合い、自然の恵みに謙虚な気持ちで感謝して生きてきました。

 現代社会も自然の中にあることを忘れないようにし、完璧な防災対策は出来ないかもしれませんが、過去の教訓から暮らしぶりを学んで、可能な限りの減災を心がけたいものです。

 

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台風の名前

2022年09月05日 | 日記

 台風は、北太平洋の南西部に発生した熱帯性低気圧で、北上して日本や東アジアなどを襲う暴風雨で、最大風速が毎秒17.2メートル以上に発達したものを言うとのことです。

 台風の語源は諸説があるようで、台湾や中国で、激しい風のことを「大風(タイフーン)」といい、また、中国福建省あたりでは、もともと「台湾付近の風」という意味から「台風」となったようです。

 大型で非常に強い台風11号は、東シナ海をやや発達しながら北上し、次第に進路を東よりに変えて九州へ接近し、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込むため、台風から離れている地域でも太平洋側を中心にきょうから明日にかけて大気の不安定な状態が続くと言われています。

 気象庁では毎年、最も早く発生した台風を第1号と呼び、以後台風の発生順に番号をつけています。欧米では台風のような大嵐を「サイクロン」とか「ハリケーン」、「タイフーン」などと呼び、その実態は「発達した熱帯性低気圧」で、当初は地域ごとに生じる特有の気象現象だと思っていたようです。

 台風で忘れられないのは、1959年(昭和34年)9月26日(土曜日)に潮岬に上陸した台風第15号で、伊勢湾沿岸の愛知県・三重県で、死者・行方不明者の数は五千人をこえる被害が出て、特に甚大だったことから伊勢湾台風という名称が付けられました。

 台風シーズンになりました。台風に番号が付くのは納得しますが、被害状況に名前が付くような強烈な台風は来てほしくないものです。

 

 

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高齢者が増えて

2022年09月04日 | 日記

 国連の世界保健機関(WHO)の定義では、65歳以上の人のことを高齢者としています。日本では65歳から74歳までを前期高齢者、75歳以上を後期高齢者と呼び、高齢者の割合は20%にもなり、世界でも最も高い水準です。

 一般的に、高齢者の多くは第一線を退いたとはいえ、経験によって導き出される勘は衰えていなく、時として通常の技能者より優れた結果を出す人もいます。高齢になるほど結果を出す人は希少な存在となり、「古老」や「長老」と呼ばれ、特別な尊称があり、それに応えるべく日々精進しており、社会的にも一定の存在感があります。

 私が住む岡崎市の男川学区の9月に行われる「敬老の日」は、例年、75歳以上の後期高齢者を小学校の体育館に招いて“お祝の会”をしていましたが、このところコロナ感染拡大から中止が続いて来ました。

 今、気になるのは後期高齢者の体が、自由度の低下によって、デイサービスなど福祉施設の利用者が多くなり、やがて亡くなることから空き家が増え、放置されたままでいます。空き家を効率的に利用する方法や、税制の優遇措置はないものでしょうか。

 1980年後半頃までは、三世代同居世帯が約40%あり、現在に比べ多かったのですが、夫婦のみの世帯は約30%、 親と未婚の世帯が20%となり、多い核家族の現象から空き家がますます増える傾向です。

 後期高齢者の医療保険制度は確立していますが、例えば住む家の修繕など「住宅保険制度」ができれば、安心して人生最後の暮らしができると思うのです。

 

 

 

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