9月も最後の日となりました。朝夕の気温は下がりましたが、昼間の温度はまだまだ夏日があって、気温差から体調がついて行けず困っています。
最近のニュースをテレビで見ていると、このところロシアでは国外への脱出を図る人が相次ぎ、隣国への車列が並ぶ映像を見ました。また航空券の価格が急騰したそうです。
「戦争になど行きたくない」と、ロシアにもそう思って徴兵を逃れようとする人がいるのは、いつの時代も、どの国の人も思うことに変わりはないと思います。
しかし、自国が不幸な状況に陥ったとき、戦うのか、逃げ出すのか選択をしなければならない状況下で、どちらが正しいかは、ないような気がします。
ウクライナへの侵略を「特別軍事作戦」と称してきましたが、さすがに国民も「戦争」と気付き始め、兵士の多くが戻らぬ泥沼の戦いへと送り込まれると悟った様子です。
徴兵制度は、一般に徴兵に適した、おおむね18歳から20~30歳代の成人男性が対象で、兵役の適格性を調査するための徴兵検査を経て、検査に合格した人が徴兵されます。徴兵制は軍隊に対する安定的な人材の確保が長期にわたって容易ですが、国民に対する負担は大きいと言えます。
私の祖父は明治37年に日露戦争で出兵し旅順にて戦死しました。墓石にはその様子が刻まれていて、遺骨は入っていないと聞いています。
「死ぬかもしれない戦争」に喜んで行く人はいません。双方で話し合いができないから戦争になったのです。では、なぜ話し合いが出来なくなったのか、冷静になるべきです。話し合いこそ戦争を終わらせる道しかありません。