すべての悩みや原因は「自分」「他人」「社会」の3つから生まれ、人生はどの様に向き合うかで劇的に変わると思われます。あす12月1日は「いのちの日」で、「心の健康」に対する正しい理解、普及・啓発をする日だと言います。
人の体は死ぬまで鼓動を刻み込む心臓と空気を取り込む肺から動いていて、命は心臓や肺が動いていて存在しますが「いのちそのもの」ではなく、「いのちを動かすための臓器」であり、あらゆる悩みや原因によって臓器を止めてはなりません。
平成13年に厚労省が自殺予防活動の一環として「いのちの日」を定め、精神的に追い込まれ、誰にも相談できずに1人で悩んでいる人のために、きょうから1週間、無料の相談ができる「いのちの電話」が設けられているので認識しましょう。
自殺者の原因別で令和4年警察庁資料では、年齢によって差があるものの、全体では健康問題が45%と高く、家庭問題が17%と続き、次に経済・生活問題が16%の順で、中高年の自殺率が高く、自殺者全体の半数を占め、高齢者の男性が目立ちます。
高齢となって、一人暮らし高齢者や高齢者夫婦のみ世帯が増加していて、衰えに伴い外出の機会が減少し、社会との関わりが乏しくなり孤立しがちです。国や地方自治体は中高年齢者に就業の機会を与えようとセミナーを実施していて、これも「いのちを守る」模索が始まっているのでしょう。
自死とは、これから先の時間に希望を持てることができず、時間をそこで止めてしまうことです。他殺とは、これから使うことのできる他人の時間を理不尽な方法で奪い、使えなくしてしまうことです。戦争など、どの様な理由があろうとも、すべきではありません。