定年後の人生に花咲かせよう!

明日を生きるために きょう1日を大切にする 青春を忘れない

命を考える

2023年11月30日 | 政治

 すべての悩みや原因は「自分」「他人」「社会」の3つから生まれ、人生はどの様に向き合うかで劇的に変わると思われます。あす12月1日は「いのちの日」で、「心の健康」に対する正しい理解、普及・啓発をする日だと言います。

 人の体は死ぬまで鼓動を刻み込む心臓と空気を取り込む肺から動いていて、命は心臓や肺が動いていて存在しますが「いのちそのもの」ではなく、「いのちを動かすための臓器」であり、あらゆる悩みや原因によって臓器を止めてはなりません。

 平成13年に厚労省が自殺予防活動の一環として「いのちの日」を定め、精神的に追い込まれ、誰にも相談できずに1人で悩んでいる人のために、きょうから1週間、無料の相談ができる「いのちの電話」が設けられているので認識しましょう。

 自殺者の原因別で令和4年警察庁資料では、年齢によって差があるものの、全体では健康問題が45%と高く、家庭問題が17%と続き、次に経済・生活問題が16%の順で、中高年の自殺率が高く、自殺者全体の半数を占め、高齢者の男性が目立ちます。

 高齢となって、一人暮らし高齢者や高齢者夫婦のみ世帯が増加していて、衰えに伴い外出の機会が減少し、社会との関わりが乏しくなり孤立しがちです。国や地方自治体は中高年齢者に就業の機会を与えようとセミナーを実施していて、これも「いのちを守る」模索が始まっているのでしょう。

 自死とは、これから先の時間に希望を持てることができず、時間をそこで止めてしまうことです。他殺とは、これから使うことのできる他人の時間を理不尽な方法で奪い、使えなくしてしまうことです。戦争など、どの様な理由があろうとも、すべきではありません。

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大阪へ

2023年11月28日 | 旅行

 コロナ禍により、久しく開催することができなかった「建設友愛会」の親睦会が27日に、関東、中部、九州圏から14名が集まって大阪市内で行われ出席してきました。

 心斎橋・清水町会館1階が会場で、懇親会が始まるまで、大阪のシンボルストリート御堂筋のイルミネーションを見て来ました。さすがに大阪が世界に誇る美しさと規模の大きさに驚いてきました。

 会場付近のホテルで1泊し、28日は大阪メトロ御堂筋線から本町経由中央線に乗って「大阪城」を見物して、夕方 名古屋まで戻り、毎月開催の「なごや飲み会(5名)」に出席して帰宅しました。

         大阪城 天守閣

         天守閣 8階からの風景

    大阪城内 お堀の遊覧船

 いろいろな人と会えば、脳の働きが盛んになると思い、いつまでも脳の働きを元気にして「カタルシス効果」によって、認知症になるのを少しでも先送りしたいと思います。

 

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紅葉を求めて

2023年11月24日 | 旅行

 23日(勤労感謝の日)、夏の暑さから急に冷えましたから、紅葉が美しく自然を満喫できるのではないかと、岐阜県恵那市串原の標高464メートル、山のてっぺんにある「くしはら 温泉」へ行って、恵那の大自然を満喫し来ました。

 岡崎からは車で県道39号を走り・岡崎足助線から国道153号線を通り紅葉が盛んな豊田市にある「香嵐渓」を経由したのですが、当然のように観光客の車で渋滞がひどく、足助町を通過するのに30分を要しました。

 「ささゆりの湯」がある串原は、岐阜県恵那市の最南端に位置し、愛知県豊田市に隣接していて自宅から1時間半ほどで到着し、広々とした露天風呂からは眺めがよく、大自然に包まれながらお湯に入ることができます。

 温泉の泉質は、アルカリ性単準温泉でph9.72、源泉は27.3度で加温していますが、無色透明で、湯船によっては入浴剤を使っている"お茶の風呂”へも入ってきました。

 露天風呂からは、眼下に山並みを見て、ゆっくり湯に浸りながら目を移すと、雲 一つない真っ青な空の手前に、赤に染まったモミジが、まるで火が付いたよう燃えて見え、この季節、この瞬間が長く続けば良いのにと思う美しいひと時でした。

 帰り道は香嵐渓の混雑を避けて笹戸温泉経由、東海環状自動車道へ入って東名高速道、岡崎インターで降りました。急いで帰ったのは大相撲12日目をテレビで見るためで、驚いたのは結びの1番、大関・豊昇龍を平幕・熱海富士が負かしたことでした。

               

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貧困について

2023年11月23日 | 仕事

 いよいよ11月も第四カーブを回って月末へ、きょうは勤労感謝の日です。令和5年もラストスパートに入ろうとしています。景気は円安が進み「人心が作るもの」と感じた年、残り1カ月と少しで終わろうとしていて、再就職を目指す人にとっては、年末、あるいは年度末までには何とか目的を果たしてほしいと思っています。

 1昨日、愛知県主催の「中高年者再就職支援セミナー」が刈谷市産業振興センター6階の第3会議室で開催され、午前中は再就職のための基本的な事項、午後は書類対策、面接対策など、実践的な内容で支援をしてきました。

 基本的な内容では 「なぜ再就職を目指すのか、目指さなければならないのか」を考えるとき、どうしても「人生 三大 不安(貧困・孤独・病気)」について“どの様な対策が必要なのか”から始めました。

 特に貧困率について、年間所得が127万円未満の人が2003年には14.9%、2018年は15.9%と年々高くなって、グローバルノートによれば、各国の全世代の相対的貧困率と国別順位を掲載していて、1位、南アフリカの27.7%、2位はブラジルの21.5%で、日本はランキングで12位です。

 貧困率が高くなるのは、年金収入のみで暮らす人、あるいは基礎年金のみの高齢者が増え、働きたくても受け入れる企業が少ないことや、働けない人が増えたことによると考えられます。

 受講者は、元気で働く意欲がある人が集まっています。就業の機会を一刻も早く探し出して、貧困に陥らないため、健康に留意し、再就職を果たしてほしいと思っています。

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賃上げをどうする

2023年11月21日 | 仕事

 10年前の為替相場を思い出してみると、1ドル99円で、前年と比べ20円、円安が進み、トヨタ自動車の経営者は「業績が改善すれば、従業員に還元するのは当然です」と賃上げに前向きな姿勢を示しました。

 為替相場は2020年に1ドル=105円、2021年に113円、昨年2022年と比べ2円、円安が進んで149円で、トヨタ自動車をはじめ自動車メーカーの業績が急回復しています。好調な業績を追い風に、従業員の賃金も上がるのではないかと期待が高まっていますが、私の考えを述べたいと思います。

 日本型賃金制度である退職金や一時金にも反映される「ベア」に踏み込むのか、踏み込まないのかということが注目されます。企業業績が改善すれば、ボーナスなどの一時金増額で対応するという企業の姿勢があります。

 今や、働く人の4割が非正規労働者という時代で、退職金や一時金の制度がない労働者の賃金増は、定期昇給ではなくベアという方法しかなく、岸田政権にとって経済の好循環、消費拡大につなげることができるか、正念場ではないでしょうか。

 欧米では「退職金」や「一時金」という制度がありません。もちろんアジアの国々でも聞いたことがありません。したがって退職金や一時金に相当する金額は、定期的に支払われている賃金に含まれているという考え方です。

 海外生産が進む企業の従業員(外国人)は、支払われる賃金に「退職金」や「一時金」という日本型賃金制度を取り入れている企業は少ないと思います。

 国内で日本型賃金制度をどこまで、いつまで維持するのかは、経営者と労組の駆け引き次第ということでしょう。日本型賃金制度を改めるチャンスではないかと思うのです。つまり海外の賃金制度を無視できないということでは・・・・。

       

   三重県・御在所ロープウエイにて   2017年7月29日撮影

 

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ブラック企業 Ⅱ

2023年11月19日 | 仕事

 近頃、企業経営者が記者会見し「頭を下げる姿」を、テレビ画面を通して見ることが多いことにあきれます。理由はセクハラ・パワハラなどで、セクシャル・ハラスメントの場合は、加害者側の発言や行為をセクハラだと認識していても、事業の都合でダンマリを押し通したり、報道しなかったりで、社会 問題として取り上げています。

 また、セクハラだと気が付かないで慰謝料を請求されたケース、犯罪に発展した事件などが報道されますが、セクハラがなくなる気配がないのが問題です。

 一方、パワーハラスメントは、同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの優位性を背景に、業務の適正な範囲をこえて、精神的・身体的な苦痛を与え、または職場環境を悪化させる行為です。パワハラを受けて退職する従業員は、本来なら会社都合なのですが、自己都合にされてしまう例もあるようです。

 ブラック企業とは元来、反社会的団体(暴力団など)とのつながりを持ち、違法行為を繰り返す企業を指していました。近頃は入社3年以内の離職率が高く、給料が高くなる30歳位になると退職するような労働環境に置き、消耗品と同然に使われ、体力勝負で数年後にはボロボロになって使い捨てる(退職させる)企業を言うようです。

 ブラック企業は、”売り”となるポイントがなく、「勢いがある」「アットホーム」「やりがいがある」などの抽象的な言葉で募集し、安易に求人サイトに応募してみると、結果は思ったより過酷な労働で辞めてしまうのです。

 ブラック企業は、経営者が常に抱える体質・慣習に根ざした問題もあり、強大な権限を持つ経営者であるのに、責任は末端に押し付けるなど、中小企業だけでなく責任の自覚がない大企業にもあるようです。企業が発展し続けていないのに、何度も募集を繰り返している企業は、要注意かもしれません。

         

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この季節は

2023年11月17日 | 旅行

 夏が終わって秋をパスして冬といった今の気候は、人間が引き起こしたCO2の増加による温暖化の影響があるなら、私たちが日々の暮らしの中で少しずつでも環境によい取り組みをすることを始めようではありませんか。

 地球温暖化によって平均気温が上昇すれば大気の流れが変わり、気候変動の引き金になる可能性があるといいます。

                 

 夏・秋から冬へ気候変動の大きさから、胃もたれがする、食欲がない、体がだるく疲れやすい 風邪がやたらと長引く、やる気が起こらない 顔色が悪く見える 肩がこるなど、3つ以上当てはまったら、夏?いや「秋 バテの疑い」があるようです。

 こんな時には、紅葉が美しい山々を見て、温泉でゆっくり湯治するのもよろしいかと、おいしい旬の幸を食べて、広い風呂に入ってリラックスすることは健康に良さそうです。日本人は総じて真面目な働き者と言われるので、たまには自分へのご褒美が良いのかも・・・・・。

 小美楽山会(老人クラブ)は、昨年 三河湾リゾートリンクスホテルで食事会でした。今年は今月13日に観光バスで浜松へ出かけて、「うなぎランチツアー」と称して“うな重”を食べて来ました。

 浜松市内では「花の舞」酒造へも立ち寄り、日本酒が製造される工程のビデオを見て、試飲を楽しんで来ました。また、家康が17年の間、浜松で暮らしたという浜松城公園で開催中の「どうする家康」の浜松・大河ドラマ館では、4Kシアターの大スクリーで、出演者のオリジナルな映像を見て来ました。

         

 中国から伝わった暦「二十四節気」の「立冬」は、すでに11月8日(水)に始まっていて、朝夕は寒さを感じるようになりました。この短い秋?は、身も心もますます健康になろうと、小さな旅を楽しんで来ました。

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高齢者就職相談会

2023年11月15日 | 仕事

 昨日午後から、愛知県主催、高齢者就職相談会・豊橋会場が豊橋市役所8階大会議室で、企業ブースへ採用担当者が多数参加、求職者が数多く 訪れて盛会に終えました。

 私は就労相談ブースを担当し、再就職に関する悩みや、就労条件を聞きながら、仕事の探し方などの相談を受けました。多数の参加者の中から、私のブースに訪れたのは数名で、就職先を探しに来たのですが、自らの方針に迷いがあり、「何ができる?」「何がしたいの?」と尋ねるとあいまいで、気持ちが定まっておらず、基礎から学びなおす必要があると、セミナーへの案内を行いました。

 12月1日に同じ豊橋市役所で行うセミナーは今年度2回目で、現在受講者を募集中です。さらに同じ高齢者就職相談会は12月19日(火)に実施の予定で、愛知県のホームページで見ることができます。

 愛知県の有効求人倍率が1.34と60歳未満なら1.00を上回る状況で、求職者は選択できる状況にあり、選択するのに方針が定まっていなければ、面接会へ出向いても迷うばかりではなかったかと・・・・。

 愛知県の有効求人倍率1.34といっても高齢になれば違ってくるわけで、9月の公式発表によれば、
          45歳~49歳=1.20
          50歳~54歳=1.18
          55歳~59歳=1.18
          60歳~64歳=0.80
            65歳以上=0.60

 以上のように、高齢になればなるほど求人数は減少して厳しくなり、求人へ応募しても企業側の選択は年齢制限がないというものの、スキルは求められるのが一般的で、相当の覚悟が必要です。

     

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高齢者が働く

2023年11月13日 | 仕事

 企業の定年年齢は、厚生労働省「就労条件総合調査結果の概況」(令和4年)によると、定年制を定めている企業は94.4%、一律に定年制を定めている企業は96.9%で、そのうち定年を60歳とする企業は72.3%、65歳とする企業は21.1%となっています。

 定年を迎えると雇用契約は終了となり、法律により65歳までの雇用義務が生じますが、再雇用後の労働条件は労使の自治が原則で、 継続雇用制度における労働条件については、法は特に定めていません。

 ただ、再雇用時の労働条件が従前のものと比較して、大幅に低い水準で、労働者が事実上退職を選択せざるを得ない場合、高年齢者雇用安定法の趣旨に反して、違法となり得るとされています。つまり、同じ仕事をしている場合は、年齢や雇用形態に関係なく、同じ賃金を支払う必要があります。

 中小・零細企業の場合は、まず若者の確保が難しく、高年齢労働者が第一線を退いていくときの影響は、経済成長を高い技能とスキルで企業を支え、組織で生き残り、キャリアアップするために、自らの経験やノウハウを自分の中に「閉じ込める」ことを選択してきた人が多いと思うのです。大企業のそれとは比較にならないほど大きく、経営に大きな支障が生じているようです。

 中小企業の場合、目先の売上や利益、資金繰りに追われ、人材育成投資になると着手できていないのが実情ではないでしょうか。したがって、高齢者は人材育成を担う条件で雇用を推進すべきではないかと思うのです。

 働く高齢者にとっても、処遇等よく自覚して、後継者の育成に努めなければならないと思います。

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シイタケ

2023年11月12日 | グルメ

 毎年、冬になると長さ1メートル程度に切った広葉樹を原木(ほだ木)としてシイタケ栽培をしています。今、1昨年の春に種菌を接種した ほだ木へシイタケが芽を出し、この時期に毎日収穫しています。

   一般的に、ほだ木は作業性を考え、直径10~15センチメートルの樹を利用する事が多いのですが、シイタケを販売目的で生産するわけではないので、1本の樹を余すところなく、根っこの太いところ直径20~30センチから、先端の10センチまでを使っています。

   太めのほだ木からは、形の大きなシイタケが育ち、写真のように取り遅れしまうと、傘が開いて巨大なシイタケを収穫することになる場合があります。

    日本を代表する食用キノコとしてシイタケは親しまれていて、かつては秋の味覚の代表格でしたが、通年収穫できる人工栽培が確立してきて、どの季節でも流通しています。

   日本が世界の中でも長寿国なのは、食生活にその一因があるといわれ、季節感や新鮮な素材の持ち味にこだわったヘルシーなメニューのためだとも言われているようです。

  シイタケは和食に合い、代表的なものに、すし、お吸い物、天ぷらなどの揚げ物、うどん、そばなどに用いられ、風味や歯ざわりを生かして調理されています。  また、遠火で あぶり焼き、鍋料理、すき焼き、茶わん蒸し、炒め物などにして食べています。

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ナスビ

2023年11月09日 | グルメ

 11月になっても気温25度をこす日(夏日)が続き、昼中は半そでシャツで過ごすなど、今年の気温は秋がなく、いきなり冬となりそうな気配です。

 11月に入ると、例年「ナス」を生産する農家では露地栽培の終わりをつげ、町内の畑では背丈ほど育った木を片付け始めます。商品にならないサイズが不ぞろいなナスを頂戴しましたので、さっそくカメラで撮影してみました。

       

 収穫したばかりで、紺色に輝いたナスを生のまま、軽く塩を振って食べてみました。パリッとした音を立てて 口の中で、ほんのりと甘さを感じるのは新鮮だからでしょう。

 ナスは、夏の暑さによく耐え、野菜の中では高温を好む性質があり、栽培する適温は昼は28~30度、夜は15~28度といい、10度以下では成長が止まると言われ、11月になると露地栽培の収穫を終わりとするようです。

 よい実を収穫するには、伸び始めのわき芽摘みと、夏場の水やりと追肥が重要で、栽培時期は晩春から秋まで(5~10月)で、初夢の縁起物:「一富士、二タカ、三ナスビ」とか、「秋ナスは嫁に食わすな」と言われるほどおいしい食べ物です。

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しっかり食べよう

2023年11月07日 | 日記

 きょうの午前中 、町内公民館で小美楽山会主催の「高齢者研修会・健康長寿を目指そう“100歳までしっかり食べよう”」を開催し、講師に岡崎市役所 福祉部 長寿課 予防係の「村上麻里子さん」「児玉佑希子さん(管理栄養士)」をお迎えし、会員33名が受講しました。

「健康長寿を目指すこと」は、快適な暮らしをするために「しっかり食べること」「体を動かすこと」「人と接すること」が大切なことだと学びました。

 そして、人は動物や植物を食べて生きています。毎日をはつらつと過ごすためには、さまざまな栄養を摂取ことが必要で、特に高齢者はタンパク質を毎日とるなど、エネルギーが不足すると筋肉が減り、心身の機能が衰えるとのこと・・・・。

 講師が作った栄養バランスの「食材の仕分けゲーム」は、日ごろ 無意識のうちに食べている栄養の素を、あらためて意識しました。

 動物や植物には命があります。私たちはこの生きている命を奪って、あまり意識しないで「いただいて」おり、毎日 幸せな食生活を営んでいます。食事のときに「命をいただきます」とは言いませんが、感謝することを忘れてはなりません。

 

 

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人は感情で動く

2023年11月05日 | 仕事

 就職活動で苦労する人には共通点があるような気がします。どうやら幼い時に学んでおかねばならない社会生活に大切な「人との関わり」の基礎が出来ていない気がするのです。
「落ち着いて行動する」「許可を得る」「指示に従う」「助けを求める」「NO(ダメ)を受け入れる」などの基本的な項目は、災難から自分を守ることにもつながります。

 親が子どもに使える最も強力な道具は「褒めること」です。子どもにとって褒められることで長所が伸び、欠点は補おうとし、判断力が身に付きます。

 「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」と、上杉鷹山や山本五十六が、「垂範 ・指導・試行」、「理論と感情の一致で人は動く」と名言を残しました。

 「人は感情で動く」ことを会得していなければ、就職活動も容易なことではありません。このことが幼児から成長期の教育(しつけ)に欠けていた場合、それを補える企業が、どれほどあるでしょうか。まして大人になればなるほど・・・・。

 社会に出てからの人材育成は、企業の役目とばかり押しつけても「理論と感情の一致」が不具合なら、あらゆる場面で苦労します。

 ダメな結果が出たときは、確かに悪いのは本人に責任がありますが、させたのは指導者(上司・教育者)や管理者(両親)にも責任があるわけで、結果を「ダメ」と否定するのは、指導者・管理者自身の責任を糾弾するも同じことで「自分は指導力がない」と言っているようなもの・・・ つらいものです。

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アレ「A・R・E」

2023年11月03日 | 日記

 昨夜、プロ野球の日本シリーズが第5戦・甲子園球場で行われ、阪神がオリックスに6―2で勝ち、通算3勝2敗で、明日のゲームに王手の“アレ”をすることになりました。

 阪神の岡田彰布監督の「アレ」は、「優勝」という言葉を意識しすぎないようにするためだとのこと・・・。これはスポーツ報知の新聞記事で伝えられた言葉で、野球ファンの間では実際に”アレ”を使ってツイートした人が多くいたようです。

 野球の監督やコーチは、試合中に選手へ伝えるのは言葉ではなく、多くは手や腕で行う「サイン」が多く、捕手が投手へ指示するのもサインです。明日は“アレ”をするために、どの様なゲームをするのでしょうか楽しみです。

 日本シリーズ第4戦で、オリックス中嶋聡監督が9回裏、満塁策で2回も右手4本の指を立ててサインを出した「申告敬遠(故意四球)」に、結果は阪神の劇的なサヨナラ勝利で2勝2敗のタイとなった試合でしたが、腹をくくって送り出した中嶋監督の度胸に驚きました。

 集団で行うスポーツの場合、多くは監督・コーチやチームリーダーが、腕や指で暗号を示し、攻守の指示をします。昨夜、岡田監督のインタビューでは「連日、最後の最後まで諦めないで、一番良い形で来た、京セラドームで1年の集大成をしたい」と、アレという言葉はなかったようです。

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カロリーベースの怪

2023年11月01日 | 政治

 日経新聞によれば、「農林水産省が8月7日、昨年度の食料自給率は、カロリーベースで前年度と同じ38%だった」と報道していました。日本で食べられているもののうち、38%が国内で生産されたもので、残りの62%は海外からの輸入に頼っているということです。

 ところが、カロリーベースで計算するからで、この数字でいえば「卵」は約10%ということです。しかし、どこのスーパーでも外国産の「卵」など見たことがありません。

 卵を産む鶏のエサを外国から輸入しているからで、使用する石油燃料なども計算すればそうなる数字で、私たちの口に入る農産物すべての約7割は国内で生産され、賄われていることを忘れてはなりません。

 食料を生み出す農地は、それを耕す農民のものだと決めつけて来た戦後の左翼運動があり、あふれる光と清らかな水、美しい緑がさわやかな空気を生み出す自然環境は、国民のものだという事を忘れてしまったのです。

 日本の豊かな自然と農地は、国民すべての共有財産です。そんな農地が数多く耕作しないで放置され、荒れ果てているのは心が痛みます。多額の助成金を支払って維持してきた産業も、農業の担い手が高齢者という、風前のともしびという産業に、政府はやっと目を向け始めました。

 2015年頃から朝日放送テレビで“ポツンと一軒家”なる番組も始まり、高い視聴率でスタートしたようですが、多くの若者は農業や林業に対する価値観が違って、視聴率の低下で苦戦しているようです。

 政府は、農地以外も含め、基本的な土地政策全体の見直しが必要ではないでしょうか。

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