外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南&北京=>故郷へ

北京五輪の翌年(2009年)からの外教(外国籍教師)生活と地元での留学生との触れ合いを綴っています。

三度目の正直にて

2017年02月08日 | 日記

2月8日(水) 晴れのち曇り

広島大学文化研修5日目の今日は私が少し緊張していました。
「日本語の敬語」という授業で担当教諭が教え子の担当教授です。

昨年冬の研修では後で気付き、夏の研修ではタイミング悪くご挨拶できず。
教え子は10月入学なので、この夏に卒業します。
その前になんとか挨拶したいと思っていました。

20分ほど授業を見学できました。


使っていらした教材が中国でも人気がある漫画、作中に子供と親の敬語に
関する会話があるもので、とても分かりやすく面白い授業でした。

授業の最後の方で先生が紹介された日本の挨拶と中国の挨拶を比較した
あるエピソードに声を出して笑いそうになりました。

先生のもとにたくさんいらっしゃる中国人留学生
(教え子の話では院生はほぼ中国人だそうです)

キャンパスの中で向こうから学生が自転車に乗ってやってくる。
「先生!」と声を掛けてくるので立ち止まると、そのまま通り過ぎていく。
中国では「老子好」が先生に対する挨拶だが、彼らがそれを日本で日本語で
すると「先生」とだけ言葉を発する。
日本では「先生」と声を掛けるとその後に用件が続くので、話を聞こうとする。

そういえば、私も今は1年生が「先生」と声を掛けてくると「こんにちは」
と返して学生も同様に返してきますが、昔は「先生」に続く言葉を
待っていたことがありました。

授業が終わった後、研修担当の先生の紹介もいただいて挨拶することができました。
教え子の話では、かなり厳しい先生だそうで歯に衣着せぬ物言いをされると。
1年目は「こんな状態では卒業なんかできませんね」と幾度となく間違いを
指摘されたそうです。
私は冗談ぽく「いい先生に出会えて良かったね」と答えましたが、その成果が
昨年夏あたりから如実に表れています。
北京で受験の申し込みをしてから「会話の練習に」と食事の回数を増やしましたが
「そんなこともあったね」と笑い話にできるほど上達しました。

もし彼女のルームメイト及び後輩が続くのであれば、同じように上達するのか
楽しみです。

コメント
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