物心ついたころには我が家には
大小二本のグユミの木があった。
昔は自給自足が当たり前だった
のでどの家庭でも果樹類は大事
に育てられていた。大きい実の
なるグユミの木は、美味だった
のですぐに無くなった。小さい
実のなる方は、それより二週間
ほど後に色づいた。大きいのよ
り甘味が少なく酸味が強く、食
べ残しは多分野鳥のエサになっ
たと思う。今はもう草木に負け
て、目立たず実を付けている。
「七十年ボクを育てたグユミの木」
「大小のグユミそれぞれ味がある」
「有り余る分は鳥にもわけてやる」
「グユミ食べると爺ちゃんを思い出す」
本日の歩数 9,484歩
(大きい実は約三センチ)
(小さい実は約一センチ)