私がライトノベルを読んでいると言うと、露骨に嫌そうな(あるいは馬鹿にした)表情をする方がいます。「いい歳したおじさんが、何を馬鹿なものを読んでいるんだ」という事なのでしょうが、こちらからすると「いい歳をした方が、心の声を表情で出しているのはダメダメですね」と思います。と同時に、「まぁ、漫画が市民権を得るまでに長い月日がかかったから、ライトノベルも我慢するしかないか」とも思います。
ライトノベルの良さは、何と言っても「気軽に読めるものが多い」という事です。
私の好きな「なろう系ライトノベル」の場合、御都合主義的な勧善懲悪の物語が展開される事が多いです。主人公がピンチになったとしても、ほとんどの場合は簡単に解決します。主人公どころか、準主役級の登場人物でも死んだり大ケガしたりする事は滅多にありません。だから、気軽に、安心して読む事ができます。
ここまでのブログで述べたように、B級教師である私は毎日が悪戦苦闘の連続です。仕事中は集中力を高め、全力で取り組まないと成果が上がりません。だから、帰宅する頃はへろへろの抜け殻です。
そんな状態で難しい本を読むのは、ますます疲れるだけです。もっと気軽に読めるものがいい…そこでライトノベルです。
ところで、先程述べたライトノベルの特徴…何かに似てると思いませんか。…そう、「暴れん坊将軍」や「水戸黄門」などに代表されるテレビ時代劇です。登場する善良な人たちがピンチになっても、将軍様や黄門様が登場して、悪人どもは必ずやっつけられます。気軽に、安心して視聴できる…それがテレビ時代劇でした。
今、テレビ時代劇はなかなか視聴できなくなりました。それが残念だな…と思う方に、私はライトノベルをオススメします。
ちなみに、入門編として最適…と私が考えるのが、『くまクマ熊ベアー』です。文庫版も出ているので、値段も割と安いですよ。