朝、子供たちが登校してくる時間帯に合わせて、黒板にメッセージを書いておく先生…少なくない人数います。大きな行事の時なら、かなりの数の先生が黒板にメッセージを書いています。
最近の私は、この、朝の黒板メッセージを褒めて価値づけるのに使っています。
最近の構成は、まず大きめの字で檄文的なメッセージを書きます。「勇気を出して前に一歩踏み出そう」とか、「自分のことだけでなく、みんなの事を考えよう」とか、そんなメッセージを1~2行で書いています。
次に、少し小さめの字で具体的に褒めます。「○○さん、掃除の時に休まず机とイスを運んでいましたね。ありがとう」とか、「○○さん、騒いでいる人を最初に注意していましたね。ありがとう」とか、そんな感じです。こちらは、目立つように色チョークで囲み、「○月○日の素敵だった人」のようにタイトルも付けます。
早い時だと、これを書くのに必要な時間は5分です。時間がかかる時があっても、せいぜい10分で終わります。これだけ簡単な手間しかかからないのに、意外と沢山の子供たちが読んでいるので、「タイパ」的にはかなり良いと思います。
実際、それとなく登校してきた子供たちの顔を見ていると、教室に入って直ぐに黒板へ目を向けている子がいるのです。立ち止まってじっと見ている子もいれば、歩きながら見ている子もいます。直ぐには黒板へ目を向けない子でも、ランドセルを片付けた後、イスに座る時に見ている事があります。肌感覚で言えば、学級の4分の1から半分くらいの子が見ている感じでした。