具体的な席替えの方法ですが、私の場合は基本的に以下の考え方で行っています。
まず、教師の関わりを必要とする子をピックアップします。その様な子は、大きく分けると「学習理解に難があり教師が支援する必要のある子(タイプA)」と「問題を抱えており教師が指導する必要のある子(タイプB)」の2種類です。
タイプAだと、ノートの書き方や計算の仕方など教師が支援しないと全く授業に参加できない子は、最前列で最も関わりやすい位置に来てもらいます。多少は自分でも学習を進められますが、壁にぶつかった時は支援しないと難しい子は、前から2番目に来てもらう事が多いです。
タイプBだと、授業中に他の子へちょっかいをかけたり、授業中に立ち歩いたりする子は、最前列で最も関わりやすい位置にきてもらいます。また、その子がちょっかいをかけにくいよう、その子が関わりにくい子や注意してくる子などで周囲を固める事も多いです。
もっとも、最近はタイプBの子の増加傾向があるので、一度に全ての子へ手厚く関わる事が難しい場合もあります。その場合は、取り敢えず最前列に来てもらいますが、私の死角になりやすい最も廊下側の席にする事もあります。また、状況によっては最後列の廊下側や窓側に来てもらう事もあります。