月・火曜は学校教育話です。今回は、低学年で鍛えたい認知機能の向上に効果がある…かもしれないゲームを紹介します。
まぁ、紹介すると言っても、令和6年5月27日に「諺カードで『ビンゴ』」と言う題名で既にブログで書いています。今回は、それを別な視点から取り上げるって訳です。
諺カードの実践自体は、5月27日のブログを読んでいただきたいと思います。「くもん」さんの諺カードを使い、フラッシュカード的に読ませると言う実践です。
ただ、この方法だけだと諺の意味が十分に伝わらないので、以下の様なルールでゲームをする事があります。
①基本的には通常と同じ。
表面を見せて諺の前半を教師が読み、後半を子供たちが言う。
②事前に意味を伝えた諺が出た場合、子供たちは「ビンゴ」と言う。
実際には、こんな感じです。
教師「次は、良い事はサッサとやりましょう…と言う諺の時にビンゴです」
子供「はーい」
教師「(諺カードを見せながら)急がば」
子供「回れ」
教師「(同じく)餅は」
子供「餅や」
教師「(同じく)善は」
子供「ビンゴ!」
諺カードの実践自体は、5月27日のブログを読んでいただきたいと思います。「くもん」さんの諺カードを使い、フラッシュカード的に読ませると言う実践です。
ただ、この方法だけだと諺の意味が十分に伝わらないので、以下の様なルールでゲームをする事があります。
①基本的には通常と同じ。
表面を見せて諺の前半を教師が読み、後半を子供たちが言う。
②事前に意味を伝えた諺が出た場合、子供たちは「ビンゴ」と言う。
実際には、こんな感じです。
教師「次は、良い事はサッサとやりましょう…と言う諺の時にビンゴです」
子供「はーい」
教師「(諺カードを見せながら)急がば」
子供「回れ」
教師「(同じく)餅は」
子供「餅や」
教師「(同じく)善は」
子供「ビンゴ!」
元々、このゲームは諺を読ませるだけだと、活動が単調になるので、それを防ぐ目的で考えました。
ところが、このゲームを始めて気付いたのですが、教師の言葉を聞いていないと、ビンゴかどうかを判断する事ができません。ここ数年の低学年(特に1年生)では、「話が聞けない」と言う問題があるのですが、このゲームは取り敢えず「話を聞く」事を鍛える事に繋がりそうだ…そう感じました。
その後、宮口幸治先生の「コグトレ」関連の本を読み直している時、もしかすると、認知機能の5要素(記憶、言語理解、注意、知覚、推論・判断)を鍛える事にも役立つかも…と感じました。
このゲームでは、「事前に意味を頭に入れる」→「聞いた諺の一部から諺の全体を考える」→「その諺と事前に聞いた意味が合っているか検討する」→「合っていたら『ビンゴ』と言う」と言う流れになっています。劇的な改善には繋がらないかもしれませんが、認知機能の向上に少しは役立ちそうな感じがしたのです。
令和6年度の実践は、まだ始まって3ヶ月くらいです。この後、認知機能の面で向上が見られないか…注意深く見ていきたいと思っています。
ところで、令和6年7月3~5日のブログに対し、「いいね」などを幾つもいただきました。こんなに毎日いただけて、とても有り難い気持ちです。どうも、ありがとうございました。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。