水曜は介護狂詩曲。今回は、自分の学級の子との比較で感じた話です。
よく、「歳を取ると子供に戻る」と言います。干支が一回りした還暦の言い伝えかと思っていましたが、実際に子供っぽくなると言う意味も含まれている様です。老齢になると前頭葉の働きが弱くなるため、理性による感情のコントロールが出来にくくなる…と言う事らしいです。
最近の母の様子を見ていると、この「歳を取ると子供に戻る」は、あるかもしれないな…と感じる様になりました。
例えば、リハビリの為に整形外科へ行く日の話です。
最近の母は、少し夜更かし気味なので、朝の8時を過ぎても起きられない事があります。
でも、9時30分には家を出ないと、予約している時間に間に合わない可能性があります。ですから、出来れば8時には起きてほしいところです。身支度をして、朝食を食べて、出発準備をする…年寄りですから、90分間はかかるだろうと予想しての事です。
そこで最近は、8時になったら声かけしています。それにより、無理矢理ですが、母を起こしている訳です。
この日も、8時に母を起こしました。「9時半には出発するから、朝ご飯を食べて、準備しておいてね」と言うと、「う~ん、分かったぁ」と言います。そこで私は、自分の家で朝食やら出発準備やらを進めました。
そして9時半。実家に行くと、まだ出発準備は出来ていません。それどころか、父の朝食を作っているではありませんか。「まさか、朝ご飯…まだ食べてないの?」と聞くと、「何だか、色々と遅くなっちゃって、今、作ってるんだよねぇ」…と。そして、遅くなった理由を色々と語り始めました。
そこで、ふっと頭に浮かんだのが…母に対し、とっても申し訳ないのですが…自分が担任している1年生の子供たちの姿です。何か指示を出しても、直ぐに動き出さない子…必ず学級に何人かいます。そう言う子に、「どうして早く動き出さないの?」と聞くと、まぁ、色々と言い訳を語り出します。バレバレの嘘をつく子もいます。
う~ん…何だか、母の姿と重なってしまいます。母には、申し訳ないと思いますが…。
この例ばかりでなく、母は、思い付きで行動して失敗してしまったり、楽しい事を優先して失敗したり…が、最近になって増えてきました。そして、その度に言い訳をしている事が多いです。
私の見ている1年生の子供たちは、前頭葉の働きが高学年の子より弱い様に感じます。感情に流されやすい面から、それを強く感じるのです。そして、それが原因でトラブルを発生させたり、失敗したりすると、苦し紛れの言い訳や嘘をついています。
おそらく、老齢になった母も、前頭葉の働きが弱くなったのではないでしょうか。だから、感情に流されたり、思い付きで行動したりして、トラブルや失敗が発生してしまう様に思います。
そう考えると、「歳を取ると子供に戻る」は、少なくとも我が家的には正しいと言えそうです。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。
よく、「歳を取ると子供に戻る」と言います。干支が一回りした還暦の言い伝えかと思っていましたが、実際に子供っぽくなると言う意味も含まれている様です。老齢になると前頭葉の働きが弱くなるため、理性による感情のコントロールが出来にくくなる…と言う事らしいです。
最近の母の様子を見ていると、この「歳を取ると子供に戻る」は、あるかもしれないな…と感じる様になりました。
例えば、リハビリの為に整形外科へ行く日の話です。
最近の母は、少し夜更かし気味なので、朝の8時を過ぎても起きられない事があります。
でも、9時30分には家を出ないと、予約している時間に間に合わない可能性があります。ですから、出来れば8時には起きてほしいところです。身支度をして、朝食を食べて、出発準備をする…年寄りですから、90分間はかかるだろうと予想しての事です。
そこで最近は、8時になったら声かけしています。それにより、無理矢理ですが、母を起こしている訳です。
この日も、8時に母を起こしました。「9時半には出発するから、朝ご飯を食べて、準備しておいてね」と言うと、「う~ん、分かったぁ」と言います。そこで私は、自分の家で朝食やら出発準備やらを進めました。
そして9時半。実家に行くと、まだ出発準備は出来ていません。それどころか、父の朝食を作っているではありませんか。「まさか、朝ご飯…まだ食べてないの?」と聞くと、「何だか、色々と遅くなっちゃって、今、作ってるんだよねぇ」…と。そして、遅くなった理由を色々と語り始めました。
そこで、ふっと頭に浮かんだのが…母に対し、とっても申し訳ないのですが…自分が担任している1年生の子供たちの姿です。何か指示を出しても、直ぐに動き出さない子…必ず学級に何人かいます。そう言う子に、「どうして早く動き出さないの?」と聞くと、まぁ、色々と言い訳を語り出します。バレバレの嘘をつく子もいます。
う~ん…何だか、母の姿と重なってしまいます。母には、申し訳ないと思いますが…。
この例ばかりでなく、母は、思い付きで行動して失敗してしまったり、楽しい事を優先して失敗したり…が、最近になって増えてきました。そして、その度に言い訳をしている事が多いです。
私の見ている1年生の子供たちは、前頭葉の働きが高学年の子より弱い様に感じます。感情に流されやすい面から、それを強く感じるのです。そして、それが原因でトラブルを発生させたり、失敗したりすると、苦し紛れの言い訳や嘘をついています。
おそらく、老齢になった母も、前頭葉の働きが弱くなったのではないでしょうか。だから、感情に流されたり、思い付きで行動したりして、トラブルや失敗が発生してしまう様に思います。
そう考えると、「歳を取ると子供に戻る」は、少なくとも我が家的には正しいと言えそうです。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。