エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

年寄りは薬が好き?

2024-12-25 04:30:00 | 介護狂詩曲
 水曜は介護狂詩曲。今回は、父母と薬の話です。
 令和5年、私たち夫婦の片方の父が亡くなりました。これについては過去の記事で書いたのですが、書いてなかった事で、とっても大変だった事があります。
 それは、物凄い量の薬が出てきた…と言う事です。
 市販薬ではありません。処方薬です。それが、まぁ、引き出しを開ければ入っている、別な引き出しを開ければ入っている…って感じで、あちこちから見つかるのです。「この家は忍者屋敷で、侵入者への罠として、あちこちに薬が仕掛けられているのではないか」…と思うくらい、本当に、もうあちこちから見つかります。
 しかも、それが同じ、または似た様な薬なのです。薬が出された日時を調べると、同じor似た様な薬が、同じ様な時期に出されていました。
 おそらく父は、1軒目の病院で出された薬を使っても効き目を感じなかったのでしょう。だから、2軒目に行って薬を出してもらっただと思います。そして、それでも効き目を感じなかった時は、3軒目に行って出してもらった…まぁ、「セカンドオピニオンは大切」などと言われていますから、これ自体は駄目とは言えないでしょう。
 ただ、問題は、こうやって出された薬に使われた形跡が少ない…って事です。だから、あちこちから同じor似た様な薬が出てくるのです。
 結局、家中の薬は40Lのゴミ袋にいれて捨てました。1袋が満杯になり、もう1袋の半分くらいまで薬…だったのです。本当に税金の無駄遣いで、親のした事だけに、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
 話は変わって母の話です。
 令和6年末に病院へ付き添った時、内科の先生に母は薬を出してほしいと頼みました。頭痛などに効く薬の様で、夜、寝る前に飲むと調子が良くなるから…と言うのです。とは言え、母の話は論理性も時系列もメチャメチャなので、内科の先生も私も詳細を理解できなくて困ってしまいました。
 ただ、特に症状が悪化した訳でもないのに、「調子が良くなるから」だけで薬を増やすのは危険です。内科の先生も同じ様に考えたらしく、「今回は見合わせましょう。どうしても必要なら、次回の診察の時に再度申し出てください」と話があり、この件は終わりました。
 この2つの例から分かるのは、「お年寄りは、薬をもらう事へのハードルが低いんだなぁ」…と言う事です。優遇されていて負担が少ないからと言う事もあるでしょうし、心配な事があると薬に頼りたくなると言う事もあるでしょう。これでは、医療費負担が増えるのも当然です。
 取り敢えず、自分が関われる範囲では、むやみに薬を増やす事のない様に気を付けよう…そう考えています。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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