エスせんブログ

ラノベ好きなB級小学校教師のエスせんが、教育中心に色々語るブログです。少しでも面白ければ「いいね」御願いします。

タブレット端末は6年生頼み・後編

2024-09-24 04:30:00 | 教育
 月・火曜は学校教育話です。今回は前回(R6.9.23)の続きで、タブレット端末に関わる話を。
 1年生の子供たちにタブレット端末の初期指導を行うのは、もう泣きたくなる程に大変…と言う話から入りました。そして、前任校での苦労話をしたのが前回までです。
 現任校では、こんな悩みを解決する強力な助っ人がいました。それが…6年生です。
 現任校のクロームブックの初期指導…6年生が1年生の教室にやってきて、マンツーマンで丁寧に指導してくれるのです。電源の入れ方も、パスワードの入力方法も、電源の切り方も教えてくれます。1年生が困っていたら、隣にいる6年生がアドバイスしてくれます。だから、担任を呼ぶ声で教室が騒々しくなる事もなく、泣き出す1年生もおらず、とっても平和な授業が過ぎていきます。
 担任は、6年生でも対応できない事があった時、応援に駆けつけるだけ。「こんなに楽してインカ帝国!」と、心の中で下らない駄洒落を言う余裕すらあります。
 当然、わずか45分間で電源の入れ方・切り方、パスワードの入力方法は、教室の1年生全員が覚えてしまいます。さすがに、パスワードはメモを見ないと覚えきれない子もいますが、それでもメモを見れば何とか入力出来ます。
 そうなると、次の授業では、更に突っ込んだ内容に取り組む事が出来ます。札幌市が行っている子供の心身チェックのアプリの使い方や、学級の掲示板の見方や学級アンケートの答え方、学習用アプリがまとめられたサイトへの入り方…などに取り組める訳です。令和6年度の場合、これら全部を45分間で扱う事が出来ました。もちろん、まだ操作に不安のある1年生はいるでしょうが、一度覚えた内容ですから、この後は復習を繰り返せば何とかなります。
 6年生、偉大なり!
 問題点は、6年生の貴重な授業時数を使ってしまう事です。この様な活動のために確保された時数はありませんから、何かの教科時数を削るしかありません。対策として、総合的な学習の時間の時数を割り当てる方法がありますが、それでも負担を掛けてしまう事は間違いありません。
 1年生担任としては助かりますが、申し訳ない気持ちになる実践です。
 …と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。

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