毎週木曜と金曜は、もう解散してしまった八軒自然科学クラブの思い出を書いています。今回は、先週(R5.8.24&25)に続いて6月の小樽キャンプについて書きます。
6月の小樽自然の村でのキャンプは、自分たちで夕食と朝食を作るのが大きな目的の一つです。もっとも、この炊事は難しくありません。何故なら、野外活動用のガスコンロあるいは固形燃料で調理するからです。
「キャンプなのに焚き火で炊事をしないの?」と思われる方がいるかもしれませんが、焚き火での炊事は恐ろしくハードルが高くなります。ドラゴンクエスト的に言えば、まだレベル1で「ひのきの棒」しか装備してない勇者が、いきなりステージボスと対戦する様なものです。あっさり返り討ちになって終わりでしょう。それでは、子供たちに「炊事って難しい」という印象を与えるだけになってしまい、何のプラスにもなりません。
別な日に書きますが、とある理由から、大半の子供たちはガスコンロや固形燃料を持っているのです。それを使って炊事をすれば、簡単に夕食も朝食も食べられます。それにより、「炊事って楽しい」という印象を与える事ができれば、この後に待っているサマーキャンプに対しても、楽しく挑戦できるってもんです。実際には、待ってるのはステージボス(しかもバラモス級)ですけどね。 (^_^;)
ここからが本題です。6月のキャンプの説明会では、「お湯を沸かして作れる食事がオススメです」と説明します。
お湯を沸かして…なので、まず思い浮かぶのはカップ麺でしょう。インスタント麺(いわゆる袋麺)もあると思います。「サトウのごはん」みたいに、お湯で温めて食べるパック御飯もあります。パック御飯を暖めてから、レトルトカレーなどを温めて食べる事もできるでしょう。その応用で、パスタを茹でてレトルトソースをかける方法もあります。挑戦しようと思ったら、かなり面白そうです。
しかし実際の子供たちは、ほとんど挑戦をしません。夕食も朝食も、カップ麺かインスタント麺という子が結構な数になります。中には、夕食はカップ麺かインスタント麺、朝食はパン…という子もいます。そう、「お湯を沸かして作れる食事がオススメです」なので、別にお湯を沸かさなくても叱られる事はありません。だから、パンを持ってきて超簡単に済ませる子が出てくる訳です。
この様な子供たちの姿を見ると、「子供って、意外と保守的…って言うか、挑戦しようとしないもんだなぁ」って感じます。
…と言う事で、この最終段落まで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。今日または明日、皆様が良い一日を過ごせるよう願ってます。