忘己利他

書道をやっています。大切な仲間に恵まれ、ふれあい、共に楽しむために・・・

第30回書展グループ墨花 作品⑤

2022-09-01 11:08:24 | 書展


会(會)者定離

めぐり逢った人とは必ず別れなければならないという意。

「会者定離 ありとはかねて 聞きしかど
      昨日今日とは 思わざりけり 」
35歳で流刑になった親鸞聖人が、
恩師、法然上人との痛恨の別れを惜しんで詠んだ歌です。

大切な人とはいつまでも一緒にいたいですが、
この世は無常ですから、必ず別れがあります。
生きていれば再会のチャンスもありますが、
全ての人に平等に与えられた未来は死です。
大切な人との別れが必ずあることを、
覚悟しなければなりません。

しかし「昨日今日とは思わざりけり」と親鸞が歌われたように、
その時がすぐにやってくるとは・・・
私も思いませんでした。

この作品は、大切な方を失った方々に、ご覧いただきたいと思います。

第30回書展 グループ墨花④

2022-08-30 20:36:42 | 書展
一昨日コロナワクチンの4回目を接種。
3回ともモデルナで発熱したので、
今回はファイザー。
でも、やっぱり発熱しました。
倦怠感半端ないです。

グループ墨花の作品、4点目。
A4サイズの箱型の額に浮かしで入れてみました。
一番小さいですが、
一番お客様に人気があった作品です。



「無事」本紙は半紙1/4


第30回書展 グループ墨花 作品➂

2022-08-28 11:09:54 | 書展
第30回書展 グループ墨花の作品をボツボツと御覧いただいています。
お付き合いいただければ、幸いです。

今回の書展のテーマは「刹那」
刹那とは「今、この時」という意味を持つ言葉です。
刹那主義という言葉がありますが、
これは「目の前にある現実を、感覚で充実させて生きる」という意味です。



そんな短い時間ということから、テーマに沿って「一閃」と書きました。
ぴかっと目を射るように瞬間的に強く光る、という意だそうです。
短い人生、一瞬一瞬を大切にしなければと思いつつ、自分のできることは限られています。
ただ、時折でもよいから、ピカッと輝ける自分でありたいと。。。。

第30回書展 グループ墨花 作品②

2022-08-25 22:58:08 | 書展
グループ墨花が終了し、数日が経ちました。
少し疲れが出たのか、何もやる気が起こらず、
寝てばかりいたのですが、やっと今日あたりから復活しました。




「在」45×35㎝
「人間、一度しか死ぬことはできない。命は神さまからの借りものだ シェークスピアのことば」

先月、大切な友人が亡くなり、
命の大切さを思い知りました。
今、自分の命が在ることに感謝です。

第30回書展 グループ墨花 作品➀

2022-08-24 02:20:53 | 書展
「第30回書展 グループ墨花」が21日に終了しました。

コロナ禍にもかかわらず、
会期3日間で約500名のご来場をいただき、
只々感謝の日々でした。

ご来場くださった皆様には、ゆっくりお話もできず、
バタバタして失礼があったことと思います。
誠に申し訳ありません。

さてさて、作品の紹介です。



「行雲」45×63㎝
空に浮かび流れていく雲の如く、何事にも執着せずに自然のなりゆきにまかせる意。

ボンド墨、画仙紙使用

この作品は、書展のリーフレットに掲載したものです。

本日よりボツボツと作品を紹介したいと思います。
お付き合いください。