忘己利他

書道をやっています。大切な仲間に恵まれ、ふれあい、共に楽しむために・・・

縦と横と点と

2018-11-29 23:05:46 | 書道
来年の書展に向けて、
「無」の一字をたくさん書きました。



縦画と横画と点の組み合わせ。

単調になってしまうので、
墨の色を変えたり、
いろいろな紙を使い、
筆を変えてみたり・・・





お経などに多く使われる文字で、
宗教的にも
哲学的にも
深い意味をもつ文字だけど、

とぼけた感じの作品になってしまった




順調は気分だけ

2018-11-20 21:13:44 | 書道
11月も半ばを過ぎ、肌寒くなってきました。

今年の秋は腰痛のケアもあって、
充電期間と言いつつ、
まるで筆を持たず、紙に向かわず、
硯には埃が溜まっていたり。

昨日から墨を磨り始めて、
今日はやっと重いお尻を上げて、作品制作。



久々にもかかわらず、
順調、順調。

墨の滲みもまずまず。






カスレもこんなものかしら。




書き終えて・・・
今日の成果を見直すと、
やっぱり駄作。

順調は気分だけだったみたい。

あ~~~
腰が痛いわぁ~

忘れていた夏

2018-10-19 23:53:51 | 書道
デジカメに撮りためた写真を見ていたら、
今年の夏に書いたハガキの写真がありました。

絵の描いてある
既製のハガキに書いたんだけど。

夢中で作品制作していた
今年の夏。

今はちょっと寒くなって、
歯車が狂っている。
筆を持つのが、億劫な日々。

充電期間とか言い訳しているけど、
このグータラ生活
改善して、
夏の勢いを取り戻さなければ・・・


















新面目

2018-09-22 11:29:08 | 書道
義母が亡くなってから96歳の義父を心配して
主人がしばらく京都暮らしをしていたのですが、
昨日、横浜へ帰ってきました。

主人のいない間は羽を伸ばし放題だった私ですが、
久しぶりの帰宅に安心したものの、
何となくぎこちなく、いそいそと身の回りの世話をしたり、
家事を頑張ってみたりしています。

多分一日経てば、また元のほったらかしの生活に戻るのでしょう。
夫婦がしばらく離れているのも、
再会した時に相手のことを気遣う新鮮な感覚があってよいものです。




會津八一の書「学規」です、
大正3年(1914年)、會津八一は当時教えていた私塾の学生たちが
心がけるべき規範として、「学規」を自筆で示したそうです。

一、 ふかくこの生を愛すべし
一、 かえりみて、己を知るべし
一、 学芸を以って性を養うべし
一、 日々新面目あるべし
  秋草同人(会津八一の雅号)


特に四つ目の「日々新面目あるべし」がいいですね。
日々、新たな目標を掲げて、
成長し続けなさいということだろうと思います。

書道の世界において、「臨書」というものは、
自己の基盤を作る上で必須のものですが、
頭の固い方々は、臨書は古い時代の優れた作品を規範としなければ、
臨書とは言えないと言われます。

會津八一は、昭和31年まで生きた人で、
早稲田大学の仏教美術の教授であったり、
歌人であったり、書家であるという多才な方です。

書道の長い歴史の中で、そんな新しい人の作品を手本として書くのは、
「臨書」と言えるのか?
いろいろな見解があると思うのですが、
私にとっては、會津八一が学生を思い、
そして八一自身の戒めとして書いたとされるこの「学規」に共感し、
真似をして書いてみたいと思ったのです。

左右の上にシミがある紙に書いたので、
古めかしい感じになりましたが、
これを書くことによって、
「新面目」を得たように思います。

幸せな出来事

2018-09-12 20:38:06 | 書道

「Happy」

「2018書TEN―光―」出品作品


今日はとてもHappyな日でした

なんと小学校の大好きだった友人に会えたのです。


先日開催した「2018書TEN」の案内を同窓会の幹事さんにメールでお知らせしたところ、
会場にはOさんがお越しくださり、感激の再会を果たしたのですが、

本日はまた、Nさんと再会することができ、
本当に幸せで涙が出ました。

50年離れていたけれど、
その時間を感じさせないほど、
彼女は変わらず、
優しい笑顔でした。

4時間以上もおしゃべりをして、
これからは、いつでも会えるねと
近いうちの再会を約束しました。

還暦を過ぎて、子どもの頃の友人と再会できるなんて、
こんなにステキなことがあるのです。

これまで生きてきてよかったと思いますし、
これからは、ずっと一緒に生きていこうと思います