忘己利他

書道をやっています。大切な仲間に恵まれ、ふれあい、共に楽しむために・・・

立ち止まらずに

2014-12-31 22:21:13 | 日記

「岐路」


あと数時間で今年も終わります。
この一年は、足早に通り過ぎました。
それが実感で、これと言った成果も得られず、
一年何をしていたのだろうと反省ばかりです

でも、一年が怪我なく病気なく、
つつがなく過ごすことができ、
これ以上のことはありません

このブログをご覧の皆様や、
私の周囲の皆様に、
一年間お世話になり、
御礼申し上げます

皆様の
励ましや、
ご理解や、
労わりがあったからこそ、
私が私でいられるのだと
只々感謝です。

今後共宜しくお願いいたします。

来年も皆様にとって佳い年でありますように、
お祈りします。



私にとって来年は、
とても重要な年になりそうです。
決意新たに、頑張ります。

まだまだ立ち止まってはいられません。
一生懸命に走り続けます



本日大晦日は、例年と同様におせち作りに明け暮れ、
やっと今終わって、紅白を見ています。

明日は京都の主人の実家へ行ってきます。
おせち料理をタッパに詰め込んで、
おじいちゃん、おばあちゃんとおしゃべりをしてきます。
でも、雪模様・・・
新幹線が止まらなければよいのだけれど。

年明けの書展情報

2014-12-29 00:03:29 | 書展
今年も残り3日となりました。

私は家の中の大掃除に明け暮れていますが、
普段のホッポラカシが祟って、
いくらやっても終わりません。

懐かしい写真が出てくると、見入ってしまったり、
古い手紙や書類がが出てくると、目を通していたり、
ちっとも前へ進みません。

まだまだやらなければならないことは沢山あるのですが、
明日は、一時中断(?)して、
作品制作とお正月の看板書き。

明後日は、買い物。
大晦日は、お料理。

結局、今年の大掃除も中途半端に終わりそうです。
反省。。。


さて、年明け早々の書展のご紹介を致します。

まず
1月2日(金)~8日(木)
東京松坂屋上野店(御徒町駅すぐ)で
お馴染みの「現代書道二十人展」
日本を代表する先生方の書展です。


1月4日(日)~16日(金) 4日は午後1時から 1月5日は休館
東京都美術館企画展
「TOKYO書2015 公募団体の今」
第1回展は私が出品させていただきましたが
今年で3回目。
今回は現日会から清風さんと鵬舟さんが出品されます。
1月10日にはアーティストトークもあり、詳しくは後日ご紹介します。


1月5日(月)~11日(日)
東京銀座の和光6階ホールとセントラルミュージアムにて
「現代書 新春展」
毎日書道会主催の書展です。
和光ホールは毎年伺っていて、
自分の作品作りの参考にさせていただいています。


1月7日(水)~19日(月)
六本木 新国立美術館では
「独立書展」
毎年、見ごたえのある大作が楽しみです。


横浜では、
1月8日(木)~13日(火)
桜木町ゴールデンセンターの
3階ゴールデンギャラリーと6階ギャラリーぴおにて
「第50回記念 群象書人展」
知人が出品されているので、見に行こうと思っています。




新年早々に書展をされるのは、さぞかし大変では・・・と、思いますが、
観る側は、お年玉をいただいた気分。


年明けてから、大掃除を再開しようと思いますが、
1月もやっぱりダメそうですね。




かりそめ

2014-12-25 23:07:38 | 言葉

クリスマスで
街の中は賑やかです

その賑やかさが、庶民のささやかな喜びのように感じられ、
虚しく響くのは、私の卑屈さからでしょうか


大切な人にすてきな夢や幸せをもたらしますように。

病に苦しむ人が癒えますように。

寂しい人には喜びが訪れますように



私はここ数日、納戸の片付けに精を出しています。
おかげて筋肉痛

納戸の中には、額と作品のまくり(額からはがした作品)があふれ、
収容量を超えていました。

これまでに書いた作品を捨てるのは、
命が削られるようで、
思い切りが必要なのですが、

30点~40点この度捨てました。

でも、半分以上は捨てきれず、
やはり元のとおり納戸に収容のものもあれば、
もしかして麗川会の教室の皆さんの参考にならないかしらと、
お稽古場で皆さんに差し上げようかと思います。

でも、昔書いた作品なので、
駄作ばかりですが・・・
麗川会の皆さんが、貰っていただけると幸いです。

年明けのお稽古場に、少しずつ運びます。




これは、額に入った作品ですが、
かなり前の作品です。
「ゆめか うつつか まぼろしか この世のことは かりそめぞ」


「かりそめ」
私たちの日常、私たちの生活、私たちの存在は、
宇宙全体の天文学的な時間の流れからは、
ほんの微々たるもので、
ほんの一時的なもの、「かりそめ」過ぎません。
幸せであろうが、不幸であろうが、
そんなことは虚しく、些細なことなのかもしれません。

でも、一度きりの短い人生です。
幸せになる、なれる努力をしていきたいと思います。
人生、諦めないで
全ての人に希望をもってもらいたいと
願っています。

全ての人に
メリークリスマス










冬至

2014-12-22 21:29:06 | 日記


12月にしては、寒すぎる。
例年年明けから着込むダウンコートが
今年は早くも大活躍です。

今日は冬至。
日の暮れるのが早すぎるので、
一目散に買い物に出かけ

かぼちゃとゆずと・・・

今晩のおかずは
牡蠣鍋に柚と大根おろしを薬味に添えて、
それとかぼちゃの煮物

12月初旬、食あたりを起こして、
それ以来、胃腸(イチョウ)の調子がよろしくなく、
今年はお誘いいただく忘年会も
遠慮させていただいている。

私が飲み会のお誘いを断るなんて・・・
そんなことは、珍しい。
やっぱり、年のせいかしら・・・

でも、昨日のバースディは、
夜中に酎ハイ片手に
一人パーティー。

イチョウといえば
数日前、歩道の落ち葉を
近所の皆さんがせっせと掃除をされていた。

我が家の玄関前のふきだまりに
たまっている落ち葉も、
赤茶けてきた。



早く掃除をしなければ・・・

今月末締切の作品は、まだできていないけれど、
ちょっと一休みして、
明日から大掃除
頑張るぞ







風信雲書

2014-12-18 22:07:03 | 教室
クリスマスのイルミネーションが街のあちらこちらを飾り、
華やいだ景色に心沸き立ちます。
例年以上に寒い12月。
雪國には、厳しい寒波がおしよせ、
少しでも被害が少なくとお祈りしています。

ご紹介が遅くなりましたが、麗川会の教室で、
10月の課題として、「風信帖」の冒頭を書きました。

風信帖は、空海の書の最高傑作で、
空海が最澄に宛てた尺牘3通の総称です。
風信帖(1通目)、忽披帖(2通目)、忽恵帖(3通目)の3通を1巻にまとめたもので、
その1通目の書き出しの句に因んで「風信帖」という名前があります。

風信雲書、(自天翔臨)・・・風の(ような)便り、(たなびく)雲の様な美しい筆跡が天より舞い降りた
そんな素敵な書き出し、空海のロマンが伝わります。

ボリュームのあるふくよかな温かみのある線質、
潤渇の変化が巧みで、
文字は右へ傾き踏ん張っています。
行書と草書が混じり、線の繋がりは勿論、
気脈を繋げて書く事が大きなポイントです。



その秀作をご紹介します。

貞翠さんの作品です。
生き生きとした筆勢から、自信に満ちた伸びやかな筆の動きが観てとれます。
以前、書展に風信帖を出品した経験も生きていますが、
当時よりも一段と進歩が見えます。



紫陽さんの作品です。
紙面に対する文字の大きさと配置がよく、さすが熟練者。
滲みの強い紙を使い、空海の重厚な線を存分に表現していると思います。



千鳳さんの作品です。
落ち着きのある作品。一筆一筆堅実で筆法が確実。
かと言って固まらず、明るさを兼ね備えている。
最後の「書」を小さくし、作品への心憎い配慮がみえます。
内なる力をまだまだ蓄えている作品です。


この「風信帖」は、あまりにも有名な作品で、書を学ぶものならば誰もが書かなげればならないものです。
でも、改めて書いてみると、やっぱり難しいと実感しました

麗川会の1月のお稽古予定

上大岡教室   1/10(土)  1/17(土)  1/31(土)
杉田教室    1/11(日)  1/17(土)  1/25(日)  1/31(土)
阪東橋教室   1/15(木)  1/29(木)
杉田(夜間)教室 1/19(月)  1/26(月)